シュタインズゲート 大人気アニメをやっと観たので本音で語ります!(その2)

シュタインズゲート 大人気アニメをやっと観たので本音で語ります!(その2)

 

前回は、登場人物と見所について語って参りましたが、今回は、前回以上にストーリーが動いていき、前半の伏線回収から、怒涛の展開、結末を迎えます。

前回のコラムはコチラ↓

https://zero-animelife.com/steinsgate-01

 

それでは行きましょう! エル、プサイ、コングルゥ!

 

シュタインズゲートの見所

おさらい

12話にまゆしぃが殺されるという所から、一気に話が動いていきます。

電話レンジの実験が成功し、過去が変わったことで起きてしまった悲劇。この悲劇を回避しようと何度もタイムリープするも、まゆしぃが「死ぬ」結末は変わらない。それは、「世界線の収束」として、運命に決定付けられたような宿命であった。

オカリンは、何度もまゆしぃを助けられず死ぬ所を目撃するだけだった。
牧瀬紅莉栖は、たとえタイムリープして記憶をなくしても、岡部を信じると告げ、一緒にまゆしぃを助ける手伝いをするのだった。

 

第16話「不可逆のネクローシス」

ジョン=タイターとして、2036年から来たというバイト戦士・鈴羽。

2036年は、第3次世界大戦が勃発し、「SERN」が統制する世界。そこでは、牧瀬紅莉栖がタイムマシンの母として、「SERN」の協力者となっており、岡部倫太郎は「SERN」の反逆者テロリストとして有名だった。鈴羽がクリスを睨んでいたのは、そういう訳があったのだ。

そもそも鈴羽は、その未来を変える為に過去に来たのだった。「SERN」のタイムマシン開発を止める為に。「IBN5100」を岡部倫太郎に渡す為に。そして、タイムマシンを作った父に会うこと。

今の世界軸には「IBN5100」は、ラボからなくなってしまった。そこで、1975年に戻り、オカリンに渡す決断をする。しかし、鈴羽が乗ってきたタイムマシンは過去にしか行けない。それでも、岡部倫太郎と未来の為に、過去に行き、過去で生きることを決めたのだが、タイムマシンは故障してしまい、修理に2日かかる。その間に、オカリン達は鈴羽の父探しをする。目標は、何かのバッジだった。

なんとかタイムマシンは直り、過去に飛び立つ直前に、父が誰かもわかり、それは意外な人物だった。それは、鈴羽と気の合うあの人だった!?

鈴羽は過去へと飛び立っていった。どんな変化が起きるのか!しかし、何も変わっていない。そこに現れたのは大家のミスターブラウン。この日にこれを渡せとある人に頼まれたと言い、手紙を持ってきた。

それは、橋田鈴からの手紙だった。過去に行った阿万音鈴羽である。しかし、鈴羽は10年前に亡くなっていた。そして、手紙に書いてあった内容は、「絶望」だった。「私は失敗した。失敗した失敗した失敗した・・・」と何度も失敗したとそこには書いてある。

IBN5100を手に入れられなくて、未来を変えられなかった鈴羽の無念さが込められていた。しかも、亡くなったのは自殺だった。

このままでは未来は変わらない、まゆしぃが死ぬ世界軸を変え、犠牲になった鈴羽の願いを叶える為にも、鈴羽の無念を忘れてしまっても、オカリンはDメールを送り、一つのDメールを取り消した。

ミスターブラウンと鈴羽の話をしていたら、遺品のダイバージェンス管を出してくれたが、世界軸は変わっていた。そして、気がつくと、まゆしぃが死ぬはずの時間になっていたが、まゆしぃは生きていた。

この16話は、見事に希望から絶望を描いた衝撃的展開でした。鈴羽の手紙は、アニメを見ないと伝わらないので、ぜひアニメを見て絶望に浸っていただきたい(笑)

 

世界軸は変わったが、変わらなかったまゆしぃの死

新たなDメールを送り、一つのDメールを取り消したことで、8月13日の20時頃、死ぬことになっていたまゆしぃは生きていた。未来が変わったと一安心していると、翌日、まゆしぃの懐中時計が壊れる。するとまた「SERN」の襲撃に遭い、まゆしぃは殺されてしまう。

どうやら、Dメールを一つ取り消したことで、変わったことがあるのだから、Dメールを取り消せばIBN5100が手に入る世界軸に移動できるのではないか。

オカリンとクリスは、Dメールを取り消し、元の世界軸に戻るよう計画し、実行する。

そして、順番で考えると、次に取り消すDメールはフェイリスのDメールだった。

 

フェイリスのDメール

元の世界軸に戻るためにフェイリスのDメールを取り消す必要があるのだが、内容はフェイリスにもわからない。しかし、世界軸は変わってしまっているので、今のフェイリスはその内容は覚えていない。元の世界軸の話をして、まゆしぃがこのままでは死ぬことを打ち明けると、凶真(オカリン)の思考かリーディングシュタイナーがフェイリスに干渉したのか、変わる前の世界軸の記憶が思い浮かぶ。フェイリスが送ったDメールは、10年前に事故死した父が死なないようなDメールを送ったのだった。Dメールを取り消すということは、父が死ぬことを意味する。

すると、「雷ネット」と呼ばれるゲーム大会で優勝したフェイリスが、ライバルに襲われると(なぜか過激(笑))凶真はフェイリスを身を呈して守りボコボコにされるが、父が助けに来てくれた。

フェイリスにとって凶真は、自分を守ってくれた王子様になった。父が生き帰ってくれた10年間。どれだけ愛されているのかもわかり、フェイリスは幸せだった。でも、父は10年前に死んだ。その記憶もあり、この10年の記憶もある。でも、大事な友人のまゆしぃを助けるためにも、王子様のためにも、Dメールを取り消す決意をするのだった。

Dメールを送り世界軸は変わった。そこにいたのは、ネコ耳メイド姿のフェイリスだった。秋葉原の街にアニメ・メイド文化が戻った。そして、凶真との思い出も覚えているようだった。

 

ルカ子のDメール

女よりも女らしい正統派美少女。だが男だったるかは、Dメールによって女の子に生まれた。文字通り正統派美少女だったのだが、まゆしぃの為にも、未来を変える為にも、男に戻ってもらわなければならない。そもそもルカ子は、凶真が好きで女の子になったのだ。それでも、まゆしぃを助ける為に、条件をつけて、だが男に戻る決意をする。それは、凶真に1日恋人になってもらうこと。この日だけは、岡部倫太郎として、ルカ子とデートをする。

ルカ子が凶真を好きになったのは、カメラ小僧たちに絡まれているところを凶真に助けられたからだったのだが、フェイリスが元の世界軸の記憶を思い出したように、ルカ子も、だが男だった時の記憶が混在し出した。リーディングシュタイナーの影響だろうか。

ルカ子が男だろうと、女だろうと、二人の関係は変わらない。それをお互い抱えたまま、Dメールを送り、ルカ子は男に戻った。凶真とのとの思い出を覚えているかはわからないが、二人の関係はかわらなかった。

 

萌郁のDメール

萌郁は、Dメールを送って以来、皆の前には姿を現していない。オカリンだけは、まゆしぃを殺したこと、「SERN」の手先だということを知っている。

萌郁が今どこにいるかを探し出し、萌郁の家を突き止めた。しかし、萌郁は自殺していた(よぉ自殺するアニメだ・・・)

このままではどうにもならない為、オカリンはタイムリープする。

そして、萌郁の家に行くのだが、暗い部屋の片隅で、じっと携帯を見つめていて、「FB」と何度もつぶやき、「FB」と文字を入力している。

オカリンは、まゆしぃを殺した恨みもありながら、殴ってでも強引に携帯を取り上げ外に出る。「機種変更をやめさせる」Dメールを取り消すDメールを送ったのだが、何も変わらない。萌郁は、狂ったようにドアを叩き「返せ!」と叫び続けている。

どうやら、Dメールの内容は違ったようで、萌郁から聞き出すしかないが、萌郁は答えない。

萌郁は、「FB」からの指示を受けて動いていたが、もうずっとFBからは連絡はない。そして、4日後に自殺することも伝える。

萌郁にとって「FB」は、自分の居場所をくれた存在なのだが、その関係性は歪なもので、「ラウンダー募集」というメールで仕事を請け負うようになり、それだけだったのだが、自分に自信がなく孤独な萌郁には大事な依存相手だった。

 

Dメール内容を確認すると、「IBN5100を回収せよ」という内容で、取り消すDメールを送ったのだが、それでも世界軸は変わらない。萌郁を動かすには、「FB」の連絡しかない為、FBを探すことになるのだが、これも一筋縄では行かない。「IBN5100」をダシに、尾行に尾行を重ねてたどり着いた相手は、ミスターブラウンだった。またタイムリープし、オカリン、クリス、萌郁の3人でミスターブラウンを訪ね、FBの正体を探るのだが、実はミスターブラウンが「FB」だった。

場所を移し、FBは真相を話すのだが、あっさりと萌郁を殺してしまう。(これがこの世界軸で自殺を含め、萌郁が死ぬタイミングだったのかもしれない)
ミスターブラウンは、娘を守る為に「SERN」のメンバーで「FB」を演じていたのだったが、それも失敗してしまった今、ミスターブラウンは自殺するのだった。

FBの携帯から、萌郁にDメールを送り、リーディングシュタイナーが発動し、世界軸は変動した。

移動した先は、萌郁の家にいて、「IBN5100」を回収することはなくなったことになり、ついに再びIBN5100を手に入れるのだった。

 

最後のDメール

偶然世界軸を移動したオカリンの「牧瀬紅莉栖が何者に刺された」というメール。このメールを取り消すと、クリスが死んだ世界軸に移動することになる。

Dメールは、言い換えれば願いを叶えるメールにもなりうる。ルカ子は女の子になれたり、フェイリスはお父さんを生き返らせたり。それを取り消すのは、とても難しい。ある意味、やっとの思いで手に入れたものを手放さなければならないからだ。
今度は岡部が、その選択に迫られる番となった。

もはや、岡部にとって、クリスはかけがえのない存在で、クリスにとっても岡部は大切な存在になっている。幼馴染のまゆしぃを救うには、好きな人を犠牲にしなければならない。
Dメールを一つ取り消す度に、まゆしぃが死ぬ日は1日後にズレる。悩む岡部は、その時をまゆしぃと過ごし、また助けられなかった。

全てをクリスに打ち明ける。すると、自分が死んだ夢を見たという。まゆしぃも、最近怖い夢をよく見るという。リーディングシュタイナーが皆に干渉しているのか。タイムリープを繰り返しすぎて、バランスが崩れているのか。それはわからない。

クリスは、まゆしぃを助ける為にも、Dメールを送るように岡部に言う。岡部はクリスに思いを伝え、キスをする。クリスにとってはファーストキスだった。

翌日、いよいよDメールを送る瞬間、クリスがやってきて、岡部に気持ちを伝えようとするが、最後まで言う前にリーディングシュタイナーが発動する。

世界軸を移動した先には、まゆしぃが一人いて、ラボメンNo.4は誰かを聞くと、そんな人はいないと答える。つまり、計画は成功し、同時にクリスはもういないことを物語っていた。鳳凰院凶真として強がっていると、まゆしぃが女神のように、「もうそんな口調を続けなくていいんだよ。まゆしぃはもう大丈夫だから。オカリンは自分の為に泣いていいんだよ。」と優しく話す。

 

第23話「境界面上のシュタインズゲート」

全てのDメールを取り消し、元の世界線に戻ってきたオカリン。タイムトラベルがどれほど危険かを味わった岡部は、電話レンジも処分してしまう。

そして、この世界線には、過去にタイムリープして亡くなってしまった鈴羽が生きている。

2036年、第3次世界大戦によって57億人が被害に遭っている。その為には岡部の力が必要だと鈴羽は告げるが、岡部は断る。未来の57億人よりも、目の前の一人が大事なのだと。しかし、それはクリスを助けることが、57億人を助けることになる。それが未来の岡部倫太郎の計画だった。57億人には興味はないが、クリスを助ける為ならと、鈴羽が乗ってきたタイムマシンでクリスが殺される、あの日にタイムリープする。

タイムマシン

あの日、中鉢博士のタイムマシン発明成功の発表会に行った日。岡部は生きているクリスを目に、何も知らないクリスに会えるが、何も話せない。

そして、クリスが殺された場所で待っていると、クリスがやってきて、男が入ってくる。それは、中鉢博士で、クリスの父親だった。

これがクソ親父で、クリスは父と連名でタイムマシン理論を発表するつもりだったが、中鉢博士は横取りして発表しようとする。優秀すぎる娘に嫉妬し、暴行を加える所に、耐えきれなくなった岡部が乱入してクリスを守る。中鉢博士はナイフまで取り出すが岡部に防がれナイフを手放す。落ちていたドライバーで、娘にまで手をかけようとしている所に、岡部はナイフを拾い、後ろから刺そうとすると、クリスは父親を突き飛ばし、そこに岡部が飛び込びクリスを刺してしまう。岡部はクリスを守る為に、クリスを殺してしまい、クリスは父を守って自分が殺されるのだった。

タイムマシンで元いた時間に戻るのだが、中鉢博士はクリスの理論を自分のものにし、ロシアで悠々と過ごすのだった。

 

この第23話は、第1話の種明かしのような回で、わからなかったことがすべて明かされるのだが、砂嵐のムービーメールも、このタイミングなら観れるようになっていた。そこには、未来の岡部倫太郎からのメッセージだった。

クリスを救えなかったことは、実は必要な行程だったこと。それが、自分に執念を生んだことと、救えてしまうと、過去改変が起きてしまうこと。
事実を変えずに最初の自分を騙すこと。つまり、牧瀬紅莉栖は死んだと自分に思わせること。中鉢博士が持ち出した書類を処分すること。それが、最後に与えられたミッションだった。

 

最後のタイムリープ

もう一度タイムマシンに乗って、今度こそ本当に牧瀬紅莉栖を助けにいく。

中鉢博士の方は難しくはない。事実を変えれば済むばずだから。問題はクリスの方だ。しかし、岡部には秘策があった。それは、血糊だ!

クリスを気絶させて血糊をぶちまければ、ハイ、死体の完成♪という訳だ。

クリスが殺された現場に向かい準備を整えると、気付いたこと。血糊が固まってるやーん!

やべー!どーすべー!

そうこうしてる間に、クリスと中鉢博士登場。結局力づくでやるしかない?しかし血糊が使えない。なら方法はただ一つ。使うのは自分の血・・・。

岡部は中鉢博士を挑発し、ナイフを取り出した中鉢博士は岡部を刺す。中鉢博士はその場を立ち去り、2人になると、岡部はなんとか意識を保ち、クリスをスタンガンで気絶させる。岡部は自分の傷口に手を突き刺し叫びながら更に血を流し、クリスにぬり、殺害現場を偽装した。オカリンがその現場を目撃したことを確認し、岡部と鈴羽はタイムマシンで元の時間に戻るった。

戻った世界で、中鉢博士が持ち出した書類は焼けてしまい、喪失した為、ミッションの一つは達成。

元々のクリスが死ぬ世界軸とも違う、まゆしぃが死んでしまう世界線でもない、「シュタインズゲート」世界線に辿りついた世界線では、どんな力が働いているのか、ラボメン皆が勢ぞろいしていた。肝心の牧瀬紅莉栖は?

街を歩く岡部。そこでばったりと、偶然のように、必然のように、二人は出会うのだった。それが、シュタインズゲートの出した答えなのだと・・・。

 

シュタインズゲートのまとめと感想

この作品は、非常に完成度の高い内容になっています。
タイムリープモノ、パラレルワールドモノは、表現がとても難しく、辻褄を合わせるのも一苦労で、どこかに矛盾が生じるものです。

この作品の魅力は、そのほころびがほとんどない、と言えるところです。私の脳はそこまで天才ではないので(笑)、天才科学者からしたら、矛盾を感じる所はあるかもしれませんが、世界軸が変わり、戻し、変化する世界観や環境の描き方は秀逸です。

牧瀬紅莉栖が殺されたことで、ストーリーは展開していき、Dメールによって、世界線を移動することになるが、結局元の世界線に戻るわけで、結果だけ見ると、どうせ戻るんだったら、世界線を移動したことって何だったん??という感じですが、ある意味、最初の地点に一周回って戻るようなストーリー展開は、逆に難しいと思います。

展開としては、23話掛けて、1話に戻る訳なので。第1話をよくよく見ると、叫び声が聞こえて駆けつけた所に紅莉栖の殺害現場になっているのだが、その叫び声は、24話で自分の傷口に手を突っ込んだときに叫んだ岡部の声に聞こえるのです。他にも、岡部が初めて紅莉栖に会ったとき「15分くらい前に話しかけましたよね?」と言われるが、それは未来から来た岡部のことだったし、そう考えると、第1話の時点で、タイムリープしてきているのだ。

タイムマシンが出てくるの作品の場合、過去が変わったように思うが、既にそれが前提で世界は変わっているので、いわゆるタイムパラドックスによって、その世界線ではタイムリープが起きることが前提だということ。

第1話で、岡部は慌ててダルにメールを送ったら、偶然にもDメールとして過去改変が起きてしまったが、もしも送っていなかったら、死んでいたように見えたのは、タイムリープで未来からきた岡部による偽装だったので、紅莉栖は死んでいない世界線だったのかもしれません。

まぁ、物語とは、何もない所にどれだけ面白い世界・宇宙を創造するかということだと思うので、何も起きなかったら何一つ面白くもないんですが(^^;23話掛けて一周することで、過去改変が起き、世界軸を移動し、大切な人が死に、タイムリープするという、面白さが生まれた訳です。

普通の物語は、紆余曲折を経て前に進んで行くものですが、この「シュタインズゲート」は、螺旋のように上に進んで行くようなイメージです。散りばめられた伏線の回収と、広げた風呂敷をしっかりと綺麗に畳めたことは、名作に値すると思います。

ここまでは客観的な感想ですが、主観的な感想を言わせて頂くと、私にとってはトップ10には入らない作品でした。これは好みの問題なので、仕方ないです(笑)逆に、私がオススメしているコードギアスだって、人によってはトップ10に入らない人もいるでしょうし。

私にとっては、入りにくい作品ではありました。主人公がウザすぎたのと、キャラデザインが好みではなかったので、特段好きなキャラもおらず、その分思い入れも薄いのでしょう。

主人公がウザいのにも理由があって、それは劇場版で明かされるのですが、彼は理由があってウザかったのだ。それでも、ウザいには変わりないので、やっぱり好きにはなれません(笑)

 

そんな中でもいい感じのキャラが2人。

一人は阿万音鈴羽。
未来から来たバイト戦士。

まゆしぃが死んでしまう世界線で、行き詰まっていた時に、希望を乗せてタイムマシンでさらに過去に戻り、絶望を運んできた。その絶望感たるや、この物語を面白くしてくれた存在の一人です。その後はすでに亡くなったおばあちゃん扱いで、「あの鈴羽が・・・」と感傷に浸りながら見ていましたが、すべてのDメールを取り消し、シュタインズゲート世界線に入った時は、しれっと鈴羽が生きていて、「鈴羽?!」と言っている自分がいました。

阿万音鈴羽

存在としても好きになりましたが、声優が田村ゆかりさんで、この声優さんも綺麗だしいい声で、好きな声優の一人なんですよね~。キャラの存在感と、絶望を示してくれたこと、声優というところで、好きなキャラです。

田村ゆかり

 

もう一人は桐生萌郁。

閃光の指圧師(シャイニングフィンガー)と名付けられた、携帯の早打ちと、無口で人見知りなくせに、メールだとギャルっぽいのが特徴。コミュ障なのに無駄にスタイルがいい。途中まではそれほどでしたが、「FB」依存が発覚して、岡部がやってきて発狂したり、思いっきり殴られても携帯を離さない姿に、それまでの萌郁とはまったく違う一面が見られた時に、引き込まれましたね。その後は、さりげなく「FB」ことミスターブラウンのお店でバイトしてるのも良かったです。(この時のミスターブラウンがFBなのかどうかは不明)

桐生萌郁

 

改めて、私自身が面白いと思うのはキャラに魅力があること。そのキャラの声優がハマっているか。そのキャラがどう生きていくか、という所に魅力を感じるようです。

新たに気付いた重要なポイントとしては、キャラクターデザインも重要だということ。「シュタインズゲート」のマイナス要素としては、キャラデザの魅力のなさではないでしょうか。まゆしぃも可愛いけど、せっかく花澤香菜さんなのにちょっと勿体無い気もするんですよね。まゆしぃは、人間的な魅力というより、善なる存在、女神・ 天使のように描かれている。それがフワッとした印象になっているように感じます。

もう一つ、マイナス要素を挙げるなら、主題歌が微妙・・・。

アニメの魅力である「声優」「アニソン」は他のコラムでも訴えてきていますが、新たに「キャラデザ」も同じくらい重要な要素だということを発見しました。

2回に渡りお送りしてきました『シュタインズゲート』。好みに関わらず、名作に入るのは間違いないと思います。一回見ただけでは理解できなかったり、「ながら見」では、本当の面白さは掴めないかもしれません。頭を使うのが好きな方とか、単純なストーリーでは物足りない方には、ぜひご覧いただきたいと思います。

色んな感想をお持ちだと思うので、共感していただいたり、全く違う感想をお持ちの方、ぜひぜひコメントしてくださいね!

 



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