『Re:ゼロから始める異世界生活』2期 後半クールスタート記念!前半クールまとめ

『Re:ゼロから始める異世界生活』2期 後半クールスタート記念!前半クールまとめ

 

いよいよ本日、Re:ゼロから始める異世界生活』2期の後半クールが再開します!

本当は、1期から振り返り、『リゼロ』の魅力を存分に語るコラムを配信しようと思っていました。しかし、私にとって、最も思い入れのある作品の一つであり、中途半端にはしたくないので、せめて、2期前半クールを振り返って、後半クールに臨む内容のコラムにしたいと思います。

2期に関しては各話、考察や感想をnoteにて特集コラムを配信しています。詳しくは、そちらを読んでいただければと思います。

https://note.com/joker369max/m/ma9d30744a6e2

今回は、各話のあらすじから、後半クールへの流れがわかるようにしていきたいと思います。

 

26話「それぞれの誓い」

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魔女教の大罪司教・怠惰担当ペテルギウス・ロマネコンティを討ち倒したスバルは、爆発する魔石からエミリアを救う。そして、先に避難しているラムやアーラム村の人々を追い、「聖域」に向かう。そこでスバルは、エミリアにこれまでのことを話し、レムのことも話すと、「レムって、誰のこと?」という呪いの言葉を聞くことに。

レムは、新たに現れた魔女教の大罪司教、強欲担当レグニス・コルニアスと、暴食担当:ライ・バテンカイトスに襲われてしまった。そして、暴食の権能により、その名と記憶を奪われてしまった。それにより、白鯨に襲われた時のように、レムの存在はいなかったことになってしまった。同行していたクルシュも、名は食われていなかったものの、記憶を食われてしまった。

眠り姫と化したレムを見たスバルは、レムを取り戻す為に、即座に自害し死に戻る。しかし、セーブポイントは更新され、死に戻った場所は、「聖域」に向かう竜車の中。レムを取り戻すことはできなかった。

残酷な現実を突きつけられたスバルは、レムを取り戻す覚悟を決め、次なる戦いに挑む。

26話にて、第三章は終幕。

新たな魔女教の脅威。そして、スバルをヒーローとして、本当の意味でゼロから異世界生活を始める

 

27話「次なる場所」

https://note.com/joker369max/n/n7ab86e26300b

スバル一行は、名前を記憶を奪われたレムを、ロズワール邸へと連れ帰る。屋敷にいたのは、ギザ歯をした、先輩メイドのフレデリカと、新米メイドとして働くペトラだった。

ベアトリスの正体が、「大精霊」だということがわかり、「魔女因子」といった意味深な発言もあり、四章における、重要なキャラであることが伺える。

スバルの質問に、ベアトリスは答えることなく、スバルが望む答えは「聖域」にあると言い、聖域へと向かう。

見送るフレデリカは、「ガーフィールに気をつけて」という言葉と共に、送り出した。

オットーが「聖域」があるクレマルディの迷い森に差し掛かると、フレデリカから渡された青い魔石が光だし、スバルとエミリアは離れ離れに。遺跡らしい所にスバルが入ると、突然晴れた草原に転送される。

目の前にいたのは「強欲の魔女・エキドナ」だった。

ついに登場した、エキドナさん。坂本真綾さんが担当していますが、虹見式でも、坂本真綾さんは「ジョーカー」と呼んでいるキャラを担当することが多く、坂本真綾さんが担当する時点で、重要キャラであることは間違いないですが、かなりのハマり役であると思います。それは、前半クールの終盤で証明されることになりますが、それは後ほど。

 

28話「待ちかねた再会」

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スバルは、魔女の茶会に招待された。

1期では、魔女といえば「嫉妬の魔女サテラ」のことを指しましたが、2期では、サテラ以外の魔女であるエキドナが登場し、その口から、他の魔女5人の名前が呼ばれる。

スバルは、戸惑いこそすれ、差し出されたお茶を飲んでくつろぐが、エキドナがいる空間は、エキドナが作り出した世界であり、差し出されたお茶も、エキドナの体液のようなもの。通称ドナ茶を飲んだことで、スバルは、エキドナと繋がる事となる。

知識欲の権化である魔女を前に、異世界からやってきたスバルにとっては、事の重大さがわかっておらず、重要な情報よりもエミリアとの再会を優先する。

茶会のことは忘れるようにして戻されるスバル。遺跡を出ると、そこにいたのはガーフィールだった。オットーやパトラッシュ、エミリアのおかげもあって、ことなきを得て、やっとのことラムやロズワールと再会する。

ロズワールからは、「聖域」やエキドナのことについて語られる。「聖域」は、強欲の魔女エキドナの最期の場所であり、ロズワール家は代々、その「聖域」の管理をしていた。色々怪しげなロズワールですが、エキドナと関連性を匂わせます。

当のロズワールは、包帯グルグル巻きのミイラ状態。それは、墓所の試練に挑んだからだと。「聖域」は、亜人の集落でもあり、エミリアのような混血は、「聖域」からは出られない。出るには、墓所の試練に挑み、「聖域」を解放すること。その資格があるのは、混血の亜人。資格の無い者が挑めば、ロズワールのように・・・。

資格を持つエミリアは、墓所の試練に挑むことに。

意を決して遺跡に入り墓所に挑むが、入った途端、倒れてしまう。異常を感じたスバルは、エミリアを助けようと遺跡に入る。すると、

「まずは己の過去と向き合え」

という声が聞こえ、スバルは墓所の試練を受けることに。

そこに現れたのは、スバルの父親だった。

混血ではないのに、なぜスバルが試練に挑むことができたのか?後でわかることですが、ドナ茶を飲んだことで、資格が与えられたんだとか。

 

29話「親子」

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己の過去と向き合う、墓所の試練。現れたのは、スバルの父・賢一と、母・菜穂子だった。豪快な父に、のんびり屋で天然な母。ツンツン頭は父親譲り、ツリ目は母親譲りだった。

異世界に来る前の世界。そこにあったのは、引きこもっていた日常だった。

いつものように過ごそうとする中で、時折襲う頭痛。それは、スバルが停滞を望んだ時に起こるものだった。

スバルを連れ出す父との会話。スバルの向き合うべき試練は、父へのコンプレックスだった。優秀すぎる父を持つことで聞こえてくる呪いの言葉。

「やっぱり、あの人の子だな」

スバルは、のし掛かる期待に耐えかねて、不登校になった。頑張っても頑張っても、それは自分の手柄ではなく、父親が優秀だから。それでは、どんなに頑張っても報われません。仕方ないで済ましていたのかもしれませんが、試練によって、向き合わざるを得なくなります。立ち向かうことができたのは、忘れていた異世界でのこと。思いを寄せるエミリアの存在と、自分を愛してくれているレムの存在のおかげだった。

不登校だったスバルが、学校へ行こうとすると、母親が買い物ついでにとついてきて、今度は母親との会話。

そこで知った、母親の深い愛。ちゃんと昴のことを見ていて、誰よりも昴のことをわかっていることを知った。親として、何かしてあげたいけど、ダメになってしまう。意外と、子供を変えられるのは親ではなく他の誰か、ということですね。ついつい何かしたくなってしまうし、どうにかしたくなるものですが、親として愛しているからこそ、堪えられることが、とても凄い事だと思います。

父にも母にも、もう会うことはできないと感じていたスバルは、父には別れを、母には、あの日言えなかった「行ってきます」を伝えることができた。

そして、たどり着いた教室にいたのは、制服姿のエキドナだった。

突然の神回!!もう、涙なしでは見られない感動回でした。ずっと謎だったスバルの親が出てきて、なぜスバルが不登校だったのかがわかりました、スバルは本来、コミュ力が高く、運動部に入っていなくても、握力が70キロ、投球の速さは120kmと、並以上の身体能力です。(サッカー部だった私MAXは高校時代、握力55キロ、投球速度115キロくらいでした。)

なのに、なぜ不登校なのだろうかと思っていたのですが、それが明らかになりました。

この回は、親子のあり方や、子供が背負う呪縛を描いていたように思います。そして、過去と向き合うこと、受け入れることが、とても重要なのだと実感する回でした。

 

30話「踏み出した一歩」

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第一の試練をクリアしたスバル。エキドナが作り出した虚構の世界であっても、自分の思いを伝えられたことに、感謝するスバル。エキドナにとってスバルは、興味深い存在となっていく。

目が覚めたスバルの前には、うなされているエミリアが。慌てて起こすが、取り乱しひとまず休むことに。

今後のことを話し合うスバルたち。新たに現れたのは、ロリババアことリューズ・ビルマ。試練を受けずに「聖域」から出る方法を考えるが、混血が聖域の結界から出ようとすると、魂の抜け殻のようになってしまう。やはり、試練を受けるしかない。スバルはそれを、エミリアがやるべきだと考えているが、その後も、試練に挑むも苦しむ姿しか見られない。

そこで、ロズワールと話をする。

元々怪しい雰囲気のロズワールですが、話をすればするほど、怪しさが増していきます。スバルのことを、協力者ではなく「共犯者」と呼び、スバルの秘密にも気づいているかのような口ぶり。エミリアやスバルを追い込むような策略は、まさに「ジョーカーゲーム」というもの。わかっていても、逃れることのできないのが、「ジョーカーゲーム」です。

ジョーカー・ゲーム 観ればあなたの価値観を変えてしまう異作!

まだまだロズワールの真意は底を見せませんが、その後の展開は、驚愕の嵐です・・・。

話し合いの結果、エミリアに試練挑んでもらい、スバルはアーラム村の人たちを引き連れて屋敷に戻ることに。フレデリカとベアトリスの問題を抱えながら。

屋敷に着くと、異常な光景が。出迎えるはずのフレデリカやペトラもいない。屋敷の中の部屋は全て相手おり、夕日で真っ赤に染まっている。急いでレムの元に行こうとすると、スバルを凶刃が襲う。エルザが現れた。

神回の後に待っていたのは、地獄に突き落とすような展開でした・・・。ロズワールのジョーカーゲーム。さらには、一章以来の登場となるエルザ。四章に入って、最初の死に戻り。まさに、四章の絶望の始まりと言える回です。

まだまだ四章の全景が見えてこず、解決の糸口が見えてこない、迷宮に入りました(^^;

タイトルの「踏み出した一歩」とは、「迷宮に」という枕詞が必要ですね・・・。

 

31話「少女の福音」

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エルザに殺され、死に戻った先は、第一の試練を終えた後。セーブポイントは更新されて、2回目ループのスタート。苦しむエミリアを知るスバルは、気をつけてエミリアを起こす。

前回同様、話し合いが行われるが、エミリアも参加する。そして、スバルが第一の試練をクリアしたことを伝え、自分が試練に挑もうとすると、ガーフィールは猛反対し、エミリアは自信を失くす。試練はエミリアに託すしかなく、屋敷が気になるスバルは、ラムを連れて、パトラッシュと共に屋敷へ戻る。

そこで、名と記憶を奪われたレムと、ラムが再会。ラムがレムを覚えているはずはないが、困惑するラムだった。フレデリカと「聖域」について話をしていると、ペトラを人質にとって、再びエルザが現れる。フレデリカの獣化、ラムとスバルの魔法によってなんとか逃げ出すも、新たな魔獣が現れる。スバルはペトラを連れてレムの元へ向かうが、攻撃に巻き込まれ、至る所をたらい回し

に飛ばされる。意識を取り戻すと、ペトラは腕だけになってした。絶望するスバルの前に現れたエルザ。フレデリカも、ラムもやられてしまった。せめて、レムだけは手にかけさせまいと、レムの部屋に入ると、そこにいたのはベアトリス。

死ぬはずだったのに。もう、ラムもペトラもフレデリカも取り戻せないのに、ベアトリスに助けられたスバルは、

「どうして助けた!ベアトリスー!!」

と叫ぶのだった。

stループよりも早く屋敷に戻ったはずなのに、現れたエルザ。さらに、魔獣も増えていて、絶望は大きなものとなった。まともに戦っては勝てないし、その準備に時間も足りない。そして、死に戻るはずだったところを、助けられたことは、スバルにとっては取り返しのつかないことになりかねない。もし、ラムやペトラを失った状態でセーブポイントが更新されてしまったら?

レムを取り戻せなかったことが、スバルにとってのトラウマであり、「死に戻り」という呪いの恐ろしさを感じていた。だからこその、「どうして助けた!ベアトリスー!!」という言葉に集約されるのでしょう。

助けたはずのベアトリスは、キョトンでしたね・・・。

 

32話「ユージン」

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助けたことで、感謝こそされど、文句を言われて困惑するベアトリス。スバルが気になったのは、ベアトリスが持っている本。それは、ペテルギウスが持っていた「福音書」とそっくりなもの。ベアトリスは、書かれていることに従って動いていたのだという。ベアトリスの全ては本に書かれていることであり、お母様の為だと。

その時、魔法で守られているはずの禁書庫に、エルザがやってくる。スバルは、ベアトリスを庇い、エルザに殺されてしまった。

3rdループは、1stループをなぞって行動し、事の顛末を図るスバル。順調にイベントをこなし、ロズワールと話しに行こうとすると、ガーフィールに連れ出されてしまう。そこにいたのは、白い服のリューズさん。

話をする中で、自分が試練を受けると提案すると、突然ガーフィールに拘束され、監禁されてしまう。それは、死に戻ったことで濃くなった魔女の瘴気から、スバルを魔女教徒だと疑っていたからだった。

口を縛られ、舌を噛み切ることもできないスバルは、死ぬに死ねない。そもそも、自殺するのは、並の覚悟ではできない。途方に暮れていると、そこに現れたのはオットーだった。

まさかの出来事に、なぜ助けに来たかを聞くと、オットーは当然のように言う。

「ユージンを助けようとするのは、そんなにおかしいことですかねぇ?」

オットーは、もうスバルの友達だった。エミリアを助けるために共に風と一体となって、道無き道を駆けたり、共に聖域に来たり。オットーにとっては短い時間でも、スバルにとっては様々な経験をした。そのスバルの友情が、オットーにも伝わっていたのでしょう。

オットーがスバルを連れ出した先にいたのは、ラムだった。

オットーがスバルを助けに来られたのは、言霊の加護を持っていたことと、ラムの千里眼のおかげだった。見張っているガーフィールから逃げながら、危険を冒してまでスバルを助けました。

「親子」と言う神回から、絶望へと叩き落とし、今度は「ユージン」と言う友情の感動回。感情を揺さぶられて、心がクタクタですね(^^;

 

33話「命の価値」

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助けられたスバルは、ロズワールの元へと向かう。ベアトリスのことを確認しなければならなかった。

ベアトリスは魔女教徒なのか?

その答えは「否」だった。ベアトリスが持っていたのは、福音書という模造品などではなく、この世に2冊しかない『叡智の書』だった。ロズワールは、スバルに2つのことを言う。

「ロズワールは質問をしろと言っていた」
「自分がその人だ」

と伝えること。

スバルは、ロズワールに「お前は俺たちの敵じゃないよな?」と確認すると、「君たちは私の味方だよ」と答えるが、「私は君の味方だよ」と答えないあたりが、ロズワールの怪しさを増した。

ベアトリスのことが気になるスバルは、急いで屋敷へと向かうと、立ちはだかるガーフィール。野獣化して遅いかかろうとするガーフィールの迫力に推されたスバルは、死を覚悟して歩み寄ると、ユージンのオットーがスバルを庇う。ガーフィールの攻撃で、オットーの体は真っ二つに。スバルの身を案じるパトラッシュが、スバルを投げ飛ばすと、青い輝石が光りだし、転送される。

そこは、監禁されていた場所だった。目が覚めて外に出ると、一面雪景色。嫌な予感がし、集落に戻っても、誰もいない。ロズワールもいなかった。途方に暮れて歩いていると、一匹のウサギが。可愛い姿とは裏腹に、その正体は魔獣で、無数のウサギがスバルに群がり、スバルは食い殺されてしまった。まさに、閲覧注意のトラウマレベルの殺戮だった。

4thループ。死に戻った先で、スバルは狂乱状態になるが、再びエキドナの茶会に招かれることに。「知識欲の権化」であるエキドナの茶会に招かれるには、「なぜ?」と強く問いかけることが必要だった。

茶会に招かれたことで、落ち着きを取り戻したスバルは、エキドナに「死に戻り」のことを明かす。秘密を明かせば、心臓をギュッとされるか、エミリアのように殺しかねない。しかし、エキドナの精神世界では、何事も起こらない。どころか、エキドナは「死に戻り」のことを知っていた。

異世界に来て、誰にも打ち明けられなかった秘密を話すことができ、自分の苦しみを知ってくれていたエキドナの存在は、大きな救いとなるのだった。

3rdループは、ほぼ前に進みませんでしたが、今回は屋敷ではなく「聖域」で死にました。それも、魔獣によって。つまり、屋敷にはエルザ、聖域には魔獣(それとガーフィール)という、絶望が待ち受けていることがわかりました。そして、エキドナと再会し、スバルにとっては、ある意味において唯一の存在となった。

四章攻略は一歩も進んではいませんが、友人(オットー)や恩人(エキドナ)の存在によって、立ち向かう支えを得たと言えるでしょう。

 

34話「らぶらぶらぶらぶらぶらぶゆー」

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エキドナとの2度目の茶会。スバルの一つ目の疑問は、「死に戻りの回数制限」だった。「おそらくない」というのがエキドナの答え。一安心ではあるが、取り戻せないこともあることもある。だからこそ、セーブポイントが更新される前に、望む運命を手にするために、「死に戻り」し続けると決意した。

次の質問は、ウサギの魔獣のこと。可愛く見えて、三大魔獣の一つ「多兎」だった。三章で打ち倒した「白鯨」。そして、まだ出てきてはいない「黒蛇」。そんな三大魔獣の一つが「聖域」を襲う。結局、墓所の試練から逃げることはできず、ゆっくりしていたら、屋敷はエルザに襲われてしまう。エキドナは、三大魔獣の生みの親、暴食の魔女ダフネに会わせると言う。

しかし、現れたのは、傲慢の魔女・テュフォンだった。傲慢の権能によって、腕をもがれたスバルの元に、入れ替わるように現れたのは、憤怒の魔女・ミネルヴァ。突然スバルを殴ると、腕は元通り。そして、いよいよダフネの登場。アイアンメイデンのような魔獣に乗って現れた。魔獣について切り出すと、何の躊躇もなく、ヒントを言う。スバルにとっては、魔獣を生み出した身勝手な理由に、白鯨と同じく、「俺が多兎を滅ぼす」と啖呵を切る。

またエキドナに入れ替わると、試練について話す。おそらく、エミリアは時間内に試練を攻略できない。やはりスバルが試練に挑むしかないと。退室の時間が迫り、エキドナはお土産を用意する。スバルの手に巻かれた、ペトラの贈り物であるハンカチに手を触れる。

茶会から戻ると、いるはずのエミリアがいない。墓所の外に出ると、辺りは黒い影に飲まれていく。そこに現れたのは、嫉妬の魔女サテラだった。

「愛してる」と何度も言い続けながらスバルに近寄ってくる。スバルも影に飲み込まれそうになると、ガーフィールに助けられる。サテラと距離を取ると、サテラはどこかへ行ってしまう。それは、屋敷の方向だった。

一方ロズワールは、影に埋もれて行く中、福音書のような本を胸に取り、「次は間違えないようにね。ナツキ・スバル」と言い、影に飲み込まれてしまった。

4thループは、2度目の茶会から始まり、新たな魔女の登場。そして、突然のサテラの登場。一つ謎が解ければ、新たな謎が生まれる。怒涛の展開に、一度見るだけでは理解できません(^^;

それに、時間軸で言えば、ほぼ一瞬の出来事ですが、よくもまぁこんなに次々と試練を与えられるものです。これが、『リゼロ』の魅力の一つだと言えますね。

 

35話「地獄なら知っている」

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サテラを止めに向かう、スバルとガーフィール。リューズさんの複製体を使いながら、魔獣化して戦うガーフィールだったが、サテラの前には手も足も出ずに殺されてしまう。

依然「愛してる」と言い続けるサテラに、嫌気が差すスバル。「まだエキドナの方が愛せる」と言い放つと、スバルはサテラに飲み込まれてしまう。死ぬと思っていたスバルだが、死ぬどころか、サテラの愛に包まれて、サテラの中で生き続けることになりそうだった。

そこで、エキドナが対価として施した、ペトラのハンカチが光だし、スバルは自らの喉に突き刺す。死の間際、サテラの泣き顔が見え、「必ずお前を救ってみせる」と呟き、墓所へと死に戻る。

5thループ、サテラと瓜二つな顔のエミリアに恐怖を抱くも、エミリアを起こす。自分以上に震えているスバルをエミリアは抱きしめ、今までにはない展開に。話し合いの後、今回はロズワールの元には向かわず、「聖域」の調査をする。向かったのは、監禁されていた場所。そこには、魔石の中に閉じ込められたリューズがいた。そこに、複数のリューズが現れる。そして、リューズの正体や、「聖域」の秘密について知ることとなる。

エキドナの目的は、命を作ることであり、「聖域」とはその実験場、リューズさんは実験体であった。そして、スバルは、リューズの複製体を指揮する「強欲の使徒」に選ばれたこと複製たいを操れたガーフィールもまた、使徒であることがわかった。しかしガーフィールは、試練には挑まない。

スバルは次に、情報収拾のために屋敷に向かう。「聖域の目」であるリューズの複製体に見られており、ガーフィールが現れるが、「死」を恐れない、「地獄なら知っている」という覚悟を持つスバルを止めることはできなかった。

「死」を前提にした3度目の屋敷では、フレデリカとペトラ、レムを村に避難させ、ベアトリスの元に向かう。ベアトリスは、スバルを待ちわびていたかのようだった。

5thループでは、「聖域」の秘密を暴くことに動き、屋敷攻略の糸口を見つけに行くというものでした。今までにはない展開で、スバルは何を知るのか。ベアトリスとの会話が気になります。

 

36話「死の味」

https://note.com/joker369max/n/n01e5884d840c?magazine_key=ma9d30744a6e2

ベアトリスと対話をするスバル。大事そうに抱える『叡智の書』を取り上げると、そこには何も書かれてはいなかった。ベアトリスは、エキドナと契約した精霊であり、「いずれ『その人』が現れる」と言われ、誰かもわからない『その人』を待ち続けていた。それが、ベアトリスにとっての生きる意味だった。

ベアトリスの願いは、殺してもらうこと。もしくは、一番にしてもらうこと。心の中に一番と二番が埋まっているスバルにとっては、無理な願い。戸惑っていると、扉渡りの魔法を破って、また現れるエルザ。屋敷の全ての扉を開けることで、金書庫に辿り着いていたのだった。

ベアトリスの本物の「シャマク」によって逃げ出し、村へ向かうと、そこには魔獣使いの少女、メィリィが待ち構えていた。二章での、魔獣騒ぎを起こした謎の少女こそが魔獣使いで、再び現れた。すでに、ペトラ達は始末されてしまい、エルザも駆けつける。

ベアトリスの魔法によってエルザを倒すも、なぜか生きており、ベアトリスは刺されてしまう。光が溢れるように、ベアトリスの命は消えかかっていく。その最中、死を待つのみのスバルを魔法で転送させる。

着いた先は、「聖域」の墓所だった。そこにいたのはエミリア。ボロボロで死にかけのスバルを見ても、心配することなく、どこかおかしい様子のエミリア。ボロボロのスバルを抱きしめ、「だぁい好き」と甘い言葉をかける。

言うはずのない言葉を聞いたスバルは、エミリアを置いて墓所を出る。雪が降りしきる中、スバルは5thループでの最後の目的を果たしに、ロズワールの元へ行く。

雪を降らせているのがロズワールなのかを聞くと、「それは私から聞いたのかね?」と聞き返す。何かを諦めたようなロズワールは、劇場するガーフィールを、ラムもろとも始末する。二人を殺したのは、スバルと話すのに邪魔だったから。

ロズワールは、スバルが何度もやり直していることを知っていた。だからこそ、このループは正解ルートではないと悟ったため、ロズワールにとっては命ですら不要なものだった。

ロズワールがすることは、『叡智の書』に書かれていることであり、「エミリアを孤立させる」為にしていた。それは、スバルにどうにかさせる為。目的のために手段を選ばないのがロズワールのやり方だった。

スバルに「やり直し」させるように迫るが、「死に戻り」であることは知らない。それがスバルにとって唯一のアドバンテージだった。もし「死に戻り」を知られていたら、容赦無くスバルを殺していることでしょう。

このループでも、多兎に襲われ、ロズワールは無抵抗のまま、食い殺される。スバルは、息も絶え絶え、墓所のエミリアの元へ向かう。

多兎にかじられ、死にそうなスバルを、エミリアは膝枕をしてキスをする。その瞬間、死の味を噛み締めながら、スバルは絶命した。

5thループは、聖域屋敷聖域と、一番動いたループだと言えますが、エルザ、多兎と言う脅威に、「エミリアの闇落ち」が加わりました。実は、スバルが知らなかっただけで、屋敷に行ったループでは、「なんで私を置いていったの!?」と闇落ちしていたのでしょうね。今や、エミリアにとって支えになっているスバルがいなくなることで、エミリアは闇落ちしてしまう。闇落ちしたエミリアは、まさに鬱ホラーそのものロズワールが「エミリアを孤立させる」為に雪を降らしていますが、スバルは現状、ロズワールの計画の下、動かざるを得ない状態だと言えます。前々からロズワールは、「君は私に似ている」と言っていましたが、「死に戻り」前提で動くスバルと、「やり直し」前提で動いているロズワールの行動原理は、確かに似ていると言えます。

未だ底が見えないロズワールの思惑ですが、輪郭が見えてきました。

 

37話「魔女たちの茶会」

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6thループ。行き詰まったスバルが頼れるのは、エキドナだけだった。どうにかエキドナを呼ぶが、突然第二の試練が始まってしまう。

「ありうべからざる今を見ろ」

スバルは、死んでもセーブポイントからやり直せる。試練で見せられたのは、自分が知る由もない、死んだ後の世界。

自分が死んだことで、悲しむ人や苦しむ人がいたこと。幾多の死に戻りを覚悟したスバルだったが、思いとどまるには十分な情報だった。

目が覚めると、目の前にいたのは、ここにはいないはずのレム。スバルに甘えさせるレムだったが、「諦めるのは簡単です」という言葉が蘇り、偽物であることを見抜く。姿を現したのは、色欲の魔女カーミラだった。カーミラに詰め寄ると、三度茶会に招かれることに。

エキドナは、スバルに「契約」を持ちかける。スバルの秘密を共有し、助けることができるエキドナの申し出に心が傾くと、「待った」をかけに他の魔女が勢ぞろいする。初出である怠惰の魔女セクメトも、横になりながら登場。

皆、エキドナの申し出を妨害しにきたが、決めるのはスバルだと、エキドナは本性を現し、スバルに語りかける。その時間はおよそ2分10秒。坂本真綾さんの一人舞台と化した。一発OKだったそうで、坂本真綾さんにしかできない芸当だと言えるでしょう。

長々と話を聞いたスバルは、思いを踏みにじられるようだった。自分の為ではなく、己の強欲を満たす為に、利用されていたのだと。目的を果たせるのなら、それもいいかもしれないと思うスバルだが、ベアトリスのことを聞くと、「ベアトリスがどのような反応をするかを知りたかっただけ」という答えに、きっぱりと契約を断った。人の思いを軽々と踏みにじるエキドナの手をとることはできなかった。

そこに、再び現れるサテラが現れて、7人の魔女が全員集合する。

6thループは、終始茶会に終わりました。エキドナの本性を見られる、坂本真綾さんの真骨頂。アニメ史に残るシーンではないでしょうか。

そして、エキドナの手を取らない判断をしたことで、四章の攻略はどうなってしまうのか。そして、精神世界にも現れたサテラは何をもたらすのか。

気になりすぎる展開で、前半クール最終回を迎えることに。

 

38話「泣きたくなる音」

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魔女たちの茶会に現れたサテラは、なおも「愛して」と言い続ける。しかし、その真意は、「私を愛して」じゃなく、「自分を愛して」だった。「死に戻り」を前提に自分を犠牲にする生き方は、辛すぎる。もっと自分を大事にしてほしいと。まともなことをいうサテラに、戸惑うスバル。自分が犠牲になることから逃げても、レムがいない。レムを犠牲にしたことが、スバルにとっての一番の傷だった。それでも、「愛してる」と言い続けるサテラを前に、どうすることもできなくなったスバルは、自らの舌を噛み切る。止めようとする魔女。傍観する魔女。どちらもスバルの思いを尊重していた。

しかし、試練で知った、両親の思いや、レムやエミリアの言葉を思い出し、「死にたくない」という本音が漏れる。

自分を犠牲にしていくことは、自らを殺すことに等しい。突き詰めれば、自分は必要ないと思ってしまうでしょう。そんな自分を愛さなければ、目的地に辿り着いたとしても、自分ではいられない。自分を愛して生きていこうと立ち上がったスバルに、エキドナは再び手を伸ばす。助けられたことには感謝しても、エキドナ以上の五欲ぶりを見せて、やはり手を取らないスバル。

去り際、サテラは「いつか必ず、私を殺しに来てね」と伝え、スバルは「必ず救ってみせる」と言い残し、茶会を後にする。

目を覚ましたスバルのほおを舐めるパトラッシュと声をかけるオットー。墓所の中にいたはずだったが、外にいた。苦しむスバルを、居ても立ってもいられなかったパトラッシュが、傷を負いながら助け出していた。それは、パトラッシュがスバルのことを好きだから。

自分を犠牲にすることが当たり前になっていたスバルは、愛されることに鈍感になっていたのだった。

再び墓所の試練に挑もうとするが、弾かれてしまう。エキドナに、契約を断った腹いせに資格を剥奪されていた。

スバルは、試練を諦め、ロズワールの元へと向かう。

今までのループでの経験を生かし、スバルとロズワールの舌戦が始まる。

墓所の試練を回避しようとするスバルに対し、今までのように、エミリアのために自分を犠牲にして「やり直し」し続けることを強いるロズワールは、スバルの「覚悟の足りなさ」を指摘する。まだ、覚悟のスタートラインにも立てていないと。ロズワールは、今回の世界を諦め、化粧を落として、スバルにさらなる追い討ちをかける。自分の目的のために、エミリアの意思を踏みにじってでも、目的を遂行させるように。

そして、覚悟を決めさせるために、驚愕の真実を明らかにする。

屋敷の襲撃を依頼したのは、ロズワール自身だった。それは、どちらか大事なものを選ばせる為。唯一以外を救わない存在にする為のことだった。思い起こせば、エミリアと出会うきっかけになったのも、ロズワールが仕組んだものでした。フェルトに徽章を盗ませ、エルザに買い取らせる。そこにスバルが介入する。おそらく、『叡智の書』に書かれていたのでしょう。

非道な行動に、「どうかしてる」と言うスバルに対し、「君はなぜまだどうかしていない?」と返すロズワール。スバルは、土下座をして許しを乞うしかなかった。しかし、ロズワールは許さない。ロズワールにとっては、ラムとスバルの存在こそが、希望なのだった。

ロズワールは言葉巧みに言うものの、嘘は言わない。その言葉の前に、スバルは逃げるように部屋を出た。行き詰まったスバルは、森を駈ける。どうすればいいか悩んでいるところに、「どうしたらいいか、教えてあげましょうか?」と、オットーが現れる。

スバルにとってオットーは、大事な友人。しかし、ガーフィールに殺されたループが傷となり、巻き込まないようにしていたのだが、オットーはそれが気に食わず、スバルを殴り飛ばした。「友達なんだから頼れ。カッコつけんな!」と。

行き詰まったスバルの前に、一縷の希望として、友達が現れたところで、前半クールは終了しました。「死に戻り」が言えない以上、オットーは知る由もないですが、レム同様、身近でスバルを見ているからこそ、オットーにとっては急に変わってしまうスバルに対し、違和感はあるのでしょう。

長月先生も、四章は一人では攻略できないし、一つ一つ地道に進めて行くしかないと述べています。前半クールで、スバルを取り巻く問題が明らかとなりました。

「聖域」にはロズワール、ガーフィール、多兎がいる。さらに、「聖域」を離れれば、エミリアが闇落ちしてしまう。また、「屋敷」には、エルザとメィリィがいる。そして、ベアトリスの解放。

どちらも救いたいのがスバル。どちらかしか選ばせないのがロズワール。

四章の本当の敵は、ロズワール、ということになるのかもしれませんね。

 

と言うわけで、『リゼロ』2期の後半クール、ロズワールの思惑をどのように攻略し、打ち破っていくのか。多兎、エルザ、ガーフィール。目先の敵ももちろんですが、オットーと共に、どのように運命に抗っていくのか。後半クールも目が離せませんね!!

 

あ、最後になりますが、明けましておめでとうございます(笑)
本年も、人生を変えるほどの感動を味わえる、神アニメを紹介して参りたいと思いますので、よろしくお願いいたします!



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