らんま1/2が、アニメブームの火付け役!?

らんま1/2が、アニメブームの火付け役!?

 

今やアニメは日本を代表する文化になりコンテンツになっているが、今のアニメのスタイルを築き、いわゆる萌えアニメの出発点になったのは、約30年も前に放送された『らんま1/2』ではないだろうかと勝手に思っている(笑)。

さらに『らんま1/2』は、今でこそ普通だが、声優人気に火をつけた代表作と言える。そして、「キャラソン」と言われる、アニメのキャラが歌を歌うというのも、らんまが走りである。(何を隠そう、当時2枚程持っていました。)

「キャラソン」も魅力ですが、OP、EDも名曲揃い!当時の人気アイドルを起用し、今なら間違い無く「アニソン」をマーケットにくいっぱぐれしないくらいにはなったでしょう(笑)

それでは、『らんま1/2』を紹介していきます!

らんま1/2 ストーリー

ざっくり言うと?

水をかぶると女になっちゃう男と許嫁を巡るドタバタラブコメ

じっくりストーリー

らんま1/2ってどんなアニメ?

原作は少年サンデーに掲載され、作者は巨匠・高橋留美子さん。うる星やつらを始め、めぞん一刻、犬夜叉、境界のRINNEなど、現在59歳にして、ドタバタラブコメの巨匠である。

大まかなストーリーは、主人公の早乙女乱馬が、父の玄馬と中国の呪泉郷という所で修行して、日本に帰り許嫁の天道あかねに会い、家族共々同居するところから始まる。

タイトルの「1/2」とは何か?

乱馬は呪泉郷で修行をした際、水をかぶると女になる呪いにかかってしまった。だから、『らんま1/2』という。ちなみに、父の玄馬は水をかぶると「パンダ」になる。他にも、ライバルや脇役で、豚、猫、アヒルになるキャラも登場して、乱馬とあかねの恋路を邪魔してくれる(笑)それがらんまの面白いところなんですね。

一応、早乙女親子は格闘家として修行を積み、天道家は空手道場を開いているので、ストーリーに格闘が描かれる。

アニメも、最初は『らんま1/2』で始まったが、18話で終了し、すぐ後に『らんま1/2熱闘編』として続編が始まり、より格闘要素が強くなり、こちらは143話続いた。
ギャグと、ちょいエロ、そこそこ格闘、青春恋愛という要素があり、大きな感動はないかもしれないが、アニメ界に与えた影響は非常に大きいと感じている。

 

らんま1/2の魅力

今では考えられない超豪華な人気声優の共演

高橋留美子作品は、どの作品も、印象に残るキャラが多く、個人的にはストーリーの魅力というより、キャラの魅力が強い作品ではないかと思っている。キャラの魅力の一つには、やはり声優の力が大きい。

らんまに出ている主要キャラの声優は、今やほとんど主役級の声優に成長している。
男乱馬は山口勝平さん(高橋留美子原作アニメでおなじみww)。他にはウソップ(ワンピース)や、青年コナン、トンボ(魔女の宅急便)など担当している。

女らんまは林原めぐみさん。綾波レイ(エヴァンゲリオン)や灰原哀(コナン)などを担当していて、既に当時の女性声優では人気No.1だったといえる。(らんまの二人(一人?)がコナンで共演していた!!)

何を隠そう、私が初めて好きになったアニメの女子キャラは、女らんまだった(笑)声が可愛いのはもちろん、体だけ女になってしまうので、胸の膨らみ(結構巨乳)や、所構わずおっぱいを放り出してしまう所が、子供ながらに目が離せませんでした(笑)

ようするにただのエロガキでした…(恥)

他にも、あかねは『タッチ』の浅倉南を担当した日高のりこさん、あかねの姉、なびき役はコナンを担当している高山みなみさん、乱馬のライバルで、豚のPちゃん(良牙)役は若き山寺宏一さんも、脇役で出演している。大御所の永井一郎さんも出演していたり、今からしたらあり得ないキャスティングになっていて、なんと贅沢なアニメだろうとも思う。(永井さんが担当した「八宝斎」というジジィの「オォ!スゥイートォーゥ」は名言であるww)

さらに、タッチの上杉達也を担当した三ツ矢雄二さんも東風先生役で出演しているので、『タッチ』の主役2人がさりげなく『らんま』でも共演している。

そして、この度2017年11月16日に、久遠寺右京役を演じた「鶴ひろみさん」がお亡くなりになりました。登場する女性キャラの中でも人気の高いキャラでしたが、鶴ひろみの声によってさらに人気が高くなったのではないでしょうか?

右京・CV.鶴ひろみ※久遠寺右京(CV.鶴ひろみ)

他にも、井上喜久子さん、関俊彦さん、千葉繁さん等、アニメファンなら誰もが知っているであろう錚々たるメンバーが声優として出演している。

『らんま1/2熱闘編』の第2期EDの『乱馬ダ☆RANMA』という曲に、主要キャラが登場するので気になった人はコチラ↓をチェック♪

 

逆に言えば、らんまが成功したからこそ、今の声優の地位があるのは過言かもしれないが(笑)、ただそれくらい、今に通じるスタイルを確立したアニメではないだろうか。何事も人気作品の続編は、年齢やギャラの面でも難しい所はあるが、らんま程の同じキャストが集まるのが難しいものもないだろう。

このように、今ではありえないようなキャスティングで、個性豊かなキャラを演じてらんまの世界をが生まれましたが、『らんま1/2』の魅力は何よりもキャラの魅力に尽きると思っています。

ちなみに、『らんま』並の豪華な声優陣で有名なアニメといえば、現在映画の実写化で大好評の『銀魂』が、まさに平成の『らんま1/2』だと言えるかもしれません。

今回の特集は『らんま1/2』なので、『銀魂』に関してはまた別のコラムで述べたいと思いますが、『銀魂』の面白さや人気の原因の大きな一つは、これまた豪華声優陣で、原作人気を更に押し上げ、実写映画にもつながったものだと思います。

らんま1/2で私の好きなキャラはこの人!

魅力的なキャラの多い『らんま1/2』の中でも個人的に好きなキャラを紹介します。

シャンプー(CV.佐久間レイ)

中国での乱馬の許嫁的存在で、日本にまで追っかけてくる女の子。最初は乱馬を殺しにくるのだが、シャンプーエピソードが終わると、デレに全振りする。一途で料理もできて、綺麗で色気もあって、いつもチャイナ服。はっきり言って最高なのです。

水に濡れると猫になるのだが、らんまは猫が苦手なので、いい雰囲気になることもあるのだが、あかねが妬いて水をぶっかけたり、ハプニングで水に濡れて、イチイチうまくいかないようにはなっている(笑)また、シャンプーもキャラソンを出していて、当時CDを持っていました。『猫飯店メニューソング』という曲で、クセになる曲です。やっぱ声が可愛いからかな(笑)

(見たい方はコチラ↓でどうぞ♪)

あかねは、基本ツンデレという王道ヒロインで、シャンプーは言わばセカンドポジションのキャラ。大概のストーリーとしては、王道ヒロインと引っ付くのだが、実際にいいと思うのは、実はセカンドポジキャラの方なのではないか?と感じてしまう。(_単に私が好きなタイプがそういうキャラなだけかもしれないがww)

ちなみに、らんまを追っかけてきたシャンプーを追っかけてくる「ムース」という、水に濡れるとアヒルになる男も来ているのだが、らんま、あかねを巡って、何角関係やねん!?というくらいハチャメチャな人間関係であるものの、ライトに見られるのはまさに高橋留美子マジックでしょう(笑)というか、二人を巡る奴らは、豚や猫やアヒルになったり変態しかいないからでしょうか(笑)

九能帯刀(CV.鈴置洋孝)

一応、らんまとは恋のライバルでもあり、学校の先輩で剣道部の主将。元々天道あかねが好きな、バカで真面目でナルシストなお金持ち。らんまが現れてから、女らんまに惚れてしまい、「おさげの女」と呼び続けるのだが、個人的な、らんまに残る名セリフベスト3の一つ。ちなみ他の二つは、「ムコ殿」(おばば)と「オォ!スゥイートォーゥ」(八宝斎)次点で「パフォ」(乱馬の父、玄馬)

九能帯刀には妹がいて、通称「黒バラの小太刀」と言い、妹は男の乱馬を好きになり、兄弟で両方の乱馬を好きになるという、面倒臭い兄弟(笑)

小太刀は、キャラソング『バレンタインに黒バラを』という曲を出していて、(当時CDを持っていましたww)これが中々良い曲なんです(笑)(Youtubeには無かったので紹介できず残念です…)

お金持ちで育ちが良いので、言葉使いは金持ちっぽいのだが、相当ワガママで、高飛車なので、惚れる相手ではない(笑)

Pちゃん(CV.山寺宏一)

あと、なりたいキャラは、絶対「Pちゃん!」なぜなら、都合の良い時だけ水をかぶって子ブタになり、あかねに可愛がられまくって甘えられるから。お風呂にも連れて行ってもらえるのだが、お湯をかぶると元に戻ってしまうため、お湯だけに気をつければ、ハーレムなのは間違いない。うらやましい。

 

 

らんま1/2 乱馬の必殺技!?

バトル作品などでは、やはり必殺技があるのだが、『らんま1/2』も格闘作品でもあるので、必殺技があるのだが、有名なのは2つ。

一つは乱馬の必殺技
「火中天津甘栗拳」

これは、ちゃんと習得する回もあって、ずっと使われる代表の技なのだが、どういう技かというと、栗を作るために熱した石に拳を打ち込み、火傷しない速さで抜く、といういたってシンプルなパンチ。ただ、相当早い(笑)高速連続パンチ。

もう一つは、良牙の必殺技
「爆砕点穴」

これは、岩のツボを押すことで、爆破するように粉砕してしまうという技。ある意味、北斗真拳の岩版みたいなもの。(ジャンプとサンデーの違いがあるので、タブーではあるが…)

一応バトル作品ではあるので、こう言ったギャグ要素の入った必殺技もある。当時、真似しようとしたものです。

ちなみに、作中で一番強いのは、圧倒的に八宝斎というエロジジイ。並んで、おばば。なぜかジジババが最強という(笑)しかも二人とも超絶チビ。2頭身くらい。

 

らんま1/2の実写版には新垣結衣(ガッキー)が!!

『らんま1/2』は、2011年に実写化もされていて、なんと、ヒロインを演じたのは今をときめくガッキー(新垣結衣)!!ガッキーにとっても、一番好きなアニメだったそうで、それだけでもらんま1/2の魅力が上がりそうですね(笑)

それだけでも見る価値はありそうだが、豪華キャストでSPドラマとして放送された。乱馬役は賀来賢人で、女らんまは夏菜が演じているが、ガッキー人気にあやかって、また再放送を期待(笑)

 

らんま1/2のリバイバルはあるのか!?

高橋留美子原作のアニメは、今NHKで「境界のRINNE」が放送されている。

良くも悪くも高橋留美子作品っぽさが出ていて、ゆるく気楽に見られる作品ではないかと思うが、今らんまを観たとしても、古さは感じないのではないかと思う。

最近は「おそ松くん」が「おそ松さん」としてリバイバルしたり、続編ブームな所があるので、もしかしたら、らんまもリバイバルしたりしないかなと秘かに期待している。「らんま1/3」みたいな(笑)男乱馬と女らんまにオネェランマ(笑)

ただ、残念ながら人気キャラの「右京」を演じていた「鶴ひろみさん」がお亡くなりになってしまい、続編やリバイバルが決まって右京が登場しても、もうあの声が聞くことはできない。追悼の意も兼ねて、再放送してほしいなと密かに願っています。

らんまの原作は少年サンデーだが、サンデーは、タッチのあだち充など、大御所作家を育て大事にしている感がある。

ジャンプ系のように爆発的に人気が出たり売上が上がらないくても、確実な固定ファンが付きやすいように思うし、そういう戦略なんだろうと推測する。逆にジャンプは、アンケート至上主義で、人気のない作品は、どんどん淘汰されていく。その点、サンデーは、長編漫画が多い。(もっとも、ジャンプの方が長く続く作品があるが。)

今後、サンデー作品としては、『タッチ』や『メジャー』等をお送りする予定です!

 

らんま1/2 まとめ

まとめとして、正直感動した印象に残っているエピソードはあまりないものの、『らんま1/2』全体を通して、自分の中に残っている。ストーリーで残るというより、キャラの印象で残っている。

今見ても古臭くない。これこそ高橋留美子マジックか!?

今でも面白く、今のトップ声優の若い頃の作品を見るのでも価値はあります。

今回は、まず自分のアニメ生活が始まった作品をお送りしました!

 



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5件のコメント

アニメブームというのは70年代後半から80年代初頭に起こった、子ども向けの『テレビまんが』をティーン以降の層も「いくつになっても見てていい、好きだと言っていい」というムーブメントを差す言葉です。らんまを火付け役というのは一番好きな戦国武将は山口多聞と言っているようなものですよ?ご自身の体験以外にも目を向けて見ては。

Ultraさん、コメントありがとうございます!
もちろん、「らんま1/2」だけがアニメブームの火付け役ではないことは重々承知しております(^^)アニメ全てを見ているわけではなく、あくまで独断と偏見に基づいた、誠に勝手なコラムなので、らんまのコラムに限らず、好き勝手言わせていただいております(笑)
当サイト初期のとても拙いコラムを見ていただき、コメントまでしていただいて、ありがとうございます!!

糞探偵カナンさん、コメントありがとうございます!
なぜか今頃らんまのコラムでコメントが盛り上がっているのを、面白く感じています(笑)
糞探偵カナンさんとは仲良くなれそうですね(笑)
実は最近、AbemaTVにハマっていて(笑)、『らんま1/2』も放送されて久々に観ていたところなんですよ!シャンプーも登場していて、やっぱり可愛いし、全然古く感じないのは、やはり現代アニメを確立したから何でしょうね!

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