『鬼滅の刃 無限列車編』快進撃!日本映画興行収入、上位5作がアニメ作品に!

『鬼滅の刃』快進撃!日本映画興行収入、上位5作がアニメ作品に!

 

劇場版『鬼滅の刃ー無限列車編ー』の興行収入が204億円となり、日本映画としては現時点で第3位となっています!

公開からまだ1ヶ月も経っておらず、最速で100億円突破、200億円突破という、規格外の快進撃となっております。

日本一の映画は、宮崎駿監督作品の『千と千尋の神隠し』で、興行収入は308億円。第2位の『君の名は。』は、250億円です。『君の名は。』も、公開してからは社会現象となり、監督の新海誠の名が世界に轟いたと言えます。映画の効果もあって、ヒロインの三葉役の声優を務めた上白石萌音さんは、その後ドラマでも大活躍するようになり、日本を代表する女優にもなりました。

ジブリ作品や、『君の名は。』については、以前コラムにも取り上げましたが、日本を代表する映画の裏には、もう一人、語らずにはいられない人物がいます。

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それは、「神木隆之介」その人である。


『君の名は。』の主人公、くんを演じ、『千と千尋』では、若干8歳の時に、湯婆婆の子供、を演じました。

子役から活躍している神木くんの魅力を語る必要はないかもしれませんが、日本映画の上位作品には、神木くんが関わっているのです!

個人的に一番好きな役は、戸田恵梨香さん主演のSPECで演じた「一十一」役です。

「一十一」・・・読めますか?(笑)

「にのまえじゅういち」と読みます。登場人物でも最強格のキャラなんですが、その正体は、主人公当麻紗綾の実の弟、陽太という役でした。

ニノマエは、時を止める(厳密に言えば、自分の時間の流れを早くする)能力の持ち主で、決めポーズの指パッチンはSPECがブームとなった我が家では一時期、お決まりのポーズでした(笑)


SPECは、私を含めてコアファンが多く、劇場化されました。それも3本も!SPも他に3本放送されるシリーズとなりました。

決して、視聴率や興行収入が特筆しているわけではないですが、堤幸彦監督による、「量子力学」を描いているドラマとして、虹見式としてもオススメの作品です。堤監督らしい、コミカルな笑いと、はっちゃけた演技をした戸田恵梨香さんは、女優として一枚も二枚も大きくしたのではないでしょうか。個人的には、戸田恵梨香史上、『SPEC』の時が一番好きです。


そして、肝心の神木くんは、初めての悪役ということで、可愛らしい子役から脱却し、俳優としての立場を確立したと思っています。

「日本映画に神木隆之介あり」

と言えるのではないかと思いますが、そんな「神木天下」と言えるような日本映画界に、風穴を開けているのが、『鬼滅の刃』です。

 

『鬼滅の刃』大成功の秘訣

予想を遥かに超える大ヒット

『鬼滅の刃』は、2019年にテレビアニメ化され、ご存じの通り、老若男女を問わず世界中を巻き込む社会現象を巻き起こしました。「虹見式アワード2019」でも、堂々の第1位にも輝きました。

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そして、放送が終了すると同時に、続編である「無限列車編」の劇場公開が発表されました。ファンにとっては、名シリーズであるこのエピソードが一本の映画として観られることは、喜ばしいことだったと思いますが、「続きは劇場で!」というお決まりのやり方に、少なからず嫌気がさした方もいるのではないでしょうか?

テレビアニメは、単行本約6巻分が描かれましたが、「無限列車編」は、2巻分程しか描かれておらず、現在8巻あたりまでしか描かれていません。既に原作は完結しており、単行本は22巻まで出ているので、物語としては、まだまだ続きがあるし、折り返してもいません。

そんな、物語の途中を映画化しても、ファンしかついて来られず、新たなファンも付かずに、興行としては失敗するのではないか…?と当初は思われていたのではないでしょうか。さらには、映画化を発表した後、原作は完結。しかも、コロナ禍の影響もあり、公開は予定よりも延期され、ソーシャルディスタンスでの鑑賞もあり、劇場映画にとっては間違いなく逆風だったと言えるでしょう。

しかし、蓋を開けてみれば、予想を遥かに超える人気で、興行収入は現在第3位にもなり、この調子で行けば、日本一位の記録を塗り替えるだろうと思われます。

映画公開前に、誰がここまでのスーパーヒットを予想していたでしょうか?

 

アニメ化による成功

私自身も、さっそく映画を鑑賞してきました。ネタバレ無しでいきますが、「泣ける」「感動する」と話題になっていた中で、原作を読んでいる私としても、展開がわかっているのに、涙が溢れそうなりました。

「いや、泣いてないんかい!?」とツッコまれそうですが、ほぼほぼ泣いてました(笑)。

私は今でも少年ジャンプを読んでいる中年ジャンパーですが(笑)、正直、当初は『鬼滅の刃』を読んでいなかったんです。「神・冨樫も絶賛している」ということは知っていたので、面白いんだろうなとは思っていましたが、原作を読み始めたのは、テレビアニメを見始めてからでした。

これは、『進撃の巨人』にも共通していて、作品は知っていたし、話題になっているのも知っていましたが、原作を読み始めたのはテレビアニメを見始めてからでした。ここ何年かの傾向として、原作時代よりもアニメ化された後に人気が出る作品は大ヒットする確率が高いのです。

その代表でもある『鬼滅の刃』と『進撃の巨人』について、後ほど述べていきたいと思います。

 

『鬼滅の刃 無限列車編』が成功した要因

『鬼滅の刃』成功の裏には、幾つも要因があります。

ufotableによる神作画

1つ目は、ufotable」による作画です。

上記でも述べましたが、『鬼滅』にしても『進撃』にしても、原作が話題になっていたことは知っていましたが、どうも読むには至りませんでした・・・
漫画は読んでいませんでしたが、どちらもアニメ化したことで観てみたら、一気に引き込まれて、アニメでは待ちきれず、原作を読むようになりました。単行本から振り返りリアルタイムに追いついたほどです(^^;

これは、何と言っても高品質の「作画」によるものだといえます。原作には原作の良さがあるのはもちろんですが、見やすさや綺麗さで言うと、作画のレベルがとても高く、アニメは観れても原作は読めない、と言う方も少なからずいるかと思います。

漫画原作は、「絵が苦手」という理由で、読めないことがあります。「神アニメ研究家」を名乗る私であっても、どうしても絵が原因で読めない作品はあります。『鬼滅』も『進撃』もそうでした。二作品をご覧になった人はわかると思いますが、とにかく戦闘シーンの圧倒的な臨場感と描写力は、動きのあるアニメならではの表現であり、制作会社やアニメーターの執念をも感じさせる圧巻の出来になっています。

ただ、アニメを観ることで、その面白さに気付くことができれば、面白いもので、原作の良さも見出せたりするんですよね。下手と言うのは失礼ですが、絵が上手くなくても、本当に面白い作品であれば、これほどまでにヒットする、ということの証明だと言えます。それに、場合によっては、絵が上手く無いからこそ、明確に表現できていなくて、コアファンにとっては様々な憶測を呼んで盛り上がる、なんてことだってあったりするし、原作の方が、絶妙な表現をしていることもあります。

『鬼滅の刃』成功の要因として、ufotableの作画は最大の要因であると言えます。

 

声優のキャスティング

2つ目は、声優のキャスティングです。

アニメのヒットの裏には、「キャラと声優がマッチしている」ということがあります。例えば、『ドラゴンボール』という名作では、孫悟空の声が、野沢雅子さん以外考えられないように、大ヒットアニメのキャラと声優は絶妙にマッチしていることが多く、声優のキャスティングは、成功には欠かせない要因の一つです。

『鬼滅』は人気声優が多く、主役の竈門炭治郎は、『東京喰種』などの主演を務めた、花江夏樹さんが演じられましたが、作者としても、中性的な声質がイメージ通りだったそうで、見事にマッチして、もう花江さん以外の炭治郎はイメージできないのではないでしょうか。


炭治郎以外にも、脇を固める下野紘さんや松岡禎丞さんは、主演を張れる人気声優ですし、ほとんど唸り声しかセリフがない、難しい役どころの禰豆子を演じた鬼頭明里さんは、見事としか言いようがありません。

他にも柱には錚々たるメンバーが演じていて、虹見式推しの花澤香菜さん、早見沙織さんはそれぞれ、恋柱の甘露寺蜜璃、蟲柱の胡蝶しのぶ役を演じています。


櫻井孝宏さんは、水柱にして、炭治郎のメンターのような立場である富岡義勇役。杉田智和さんは、岩柱の悲鳴嶼行冥役。そして、今回の「無限列車編」の顔となった、炎柱の煉獄杏寿郎役を演じた、日野聡さんは、なくてはならない声優の一人です。


そして、何と言っても、豪華敵役!!名前もない一話しか出ない鬼を演じた、緑川光さんを始め、「年号が変わっているー!!」でお馴染み、手鬼を演じた子安武人さん。炭二郎を苦しめた、矢印を扱う鬼を福山潤さん、コンビを組んだ鞠を扱う鬼を小松未可子さん。そして、「無限列車編」の目玉である猗窩座は、石田彰さんが演じています。黒幕である鬼舞辻無惨は、関俊彦さん以外に考えられません。

また、炭治郎が修行する時に現れた錆兎を梶裕貴さんが演じ、人間に味方する鬼として、珠世様を、坂本真綾さんが演じています。


虹見式としても、坂本真綾さんや櫻井孝宏さんが演じるキャラは、作品における重要なキーマンであることが多く、代わりのきかない声優だと思っていますが、とにかくまぁ贅沢ではありますが、ちゃんとキャラに合っている、というのが作品の完成度を高めていますね。

他の作品では主役を演じている声優さんでも、『鬼滅』ではちょい役だったりしますが、皆さん、喜んで撮影に参加していたそうです。確かに、これだけ人気になる作品に出演できることは、大きなステータスにもなりますよね。
錚々たる声優メンバーは、さながら、読売ジャイアンツ、ニューヨークヤンキース、バルセロナ、レアル・マドリードのようなアニメ作品と言えるかもしれませんね(笑)

 

命がけのアフレコ

声優の方々のコメントでもありましたが、撮影は命がけで臨んでいたそうです。

鬼殺隊の面々は、鬼たちと命がけの戦いをしています。戦いの最中、傷つき、苦しみながら戦っています。それは、綺麗な声では当然なく、伊之助役の松岡禎丞さんは、首を絞められて戦うシーンで、

「首を絞められているわけだから、苦しいはず。伊之助と同じように、息を吐ききった状態でアフレコしていたら、酸欠になって倒れそうになった」

とのこと。レコーディング後には過呼吸になって、周りも騒然としたんだそうですが、それほどの意気込みだったということですね。

それは、主演の花江夏樹さんも同じで、「神回」と呼ばれた19話では、「もう限界!」という状態でも演技を続け、限界を超えたことで、「ヒノカミ神楽」は神回となったのかもしれませんね。


このような、声優の命がけの演技が、『鬼滅の刃』という作品に魂を注ぎ、大きな魅力になったのです。

 

令和を代表する名曲

3つ目は、主題歌、アニソンです。

今やアニソンの女王となったLiSAさんの『紅蓮華』は、紅白にも出場することとなり、Youtubeの再生回数も1億回以上。音楽配信でもミリオンを達成しており、CMBGMなどでも、様々な場面で聴くこととなりました。以前おこなわれた、『アニソン総選挙2020』でも、並み居る名曲を押しのけ、第2位にランクインし、令和を代表するアニソンにもなりました。

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記録的ヒットはもちろんのこと、歌詞は『鬼滅』の世界観を見事に表現しており、サビにかけての盛り上がりは、楽曲としての完成度も高いのではないでしょうか。EDfrom the EDGEは、エンディングらしく、作品の持つダークな部分や、鬼に家族を殺された者の悲哀を表現し、OPEDでも陰と陽を見事に表現しているとも思います。

子供達も、「強~く~♪なれるぅ~♫」と歌ったりしていますが、アニソンが長く愛されるには、子供の頃に好きになる、ということが大きなポイントです。子供の時に覚えたことは中々忘れないですし、人生において、曲との関わりが長くなる分、長く愛されるからです。

 

「神回」に名曲あり

また、先述した19話が「神回」と呼ばれたもう一つには、「竈門炭治郎のうた」が挿入歌として流れたことにもあります。

中川奈美さんの透明感の声で歌われるこの曲は、炭治郎と禰豆子の絆を印象的に描き、「俺と禰豆子の絆は、誰にも引き裂けない!」というセリフとともに、大きな感動を呼び起こしたのではないでしょうか。とにかく、歌詞が素晴らしい。

「失っても 失っても
  生きていくしかない」

生きていれば、多くのものを手にするかと思いますが、同じように失うこともあります。失って、どんなに辛くても、生きている以上、生きていくしかない。
家族を失っても、力強く生きる炭治郎の生き様そのもので、「道楽」にも通じるものがあります。

この曲が流れるだけでも、このシーンが思い浮かぶし、炭治郎の優しさが染み渡ってくるようです。

「名シーンには名BGMありと言えますが、『鬼滅の刃』には、「紅蓮華」だけではなく、EDや挿入歌も、名曲が揃っている。これもまた、人気を博した要因の一つでしょう。

 

「虹見式」で測る、アニメの魅力

お気付きの方もいるかと思いますが、この3つの要因は、虹見式の3つの項目でもあります。

虹見式は他に、「物語」「キャラクター」「感動」という3つの要素を合わせた、合計6つの要素でできています。

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原作の状態だけでは、「物語」「キャラクター」「作画」の3つがメインとなりますが、アニメにすることで、「声優」「アニソン」が加わります。そして、ufotableによって、美しい作画とエフェクト、彩が加わり(アニソン・作画)、もともと面白かった作品に、息吹を与え(声優)、令和を代表する作品へと昇華しました。

ただ、それだけではここまでヒットすることはありません。

私は、保育カメラマンとして子供たちと接していますが、そんな子供たちは、『鬼滅の刃』が大好きなんですよ。人は死ぬし、鬼は怖いのに『鬼滅の刃』は好き。これは、「ブームだから」と言ってしまえばそれまでかもしれませんが、同じくブームを巻き起こした『進撃の巨人』は、そこまでではないんですよ(笑)。

 

『鬼滅の刃』ブームを生んだもの

作品以外にあるブームの火付け役

「無限列車編」も、R12という規制がついていますが、私が観に行った時も、家族連ればかりでした。

仮面ライダーなどでは、子供向けではあるものの、イケメン俳優を起用して、子供も親も違った楽しみがあるような戦略があったりします。

しかし、『鬼滅の刃』は、そういう戦略ではありません。

『少年ジャンプ』に掲載されているとは言え、映画もR12ですし、内容は子供向けというよりは、中学生~大人向けです。それでも、メディアを通じて大人から青少年、そして小さい子供まで巻き込むことで、ファン層を広げたと思われます。また、今年のクリスマスは「孫にプレゼントする」という名目で、おじいちゃん、おばあちゃんも否応なしに関連商品への関心が高まることでしょう(笑)

 

メディアによる相乗効果

さらには、アニメの大ヒットにより、単行本が手に入らないほどの状況になっていますが、そういった話題をしっかりキャッチして発信することで、欲求を煽り、供給が追いつかないことで、さらに需要を生むことに成功したと思われます。また、企業とのコラボによるグッズ展開も多く、どこにでも『鬼滅の刃』が目につき、ブームを印象付けていたようにも感じます。

メディアの力によって、あたかも人気があるかのように見せることはできますが、元々の本物の人気に加え、メディアブーストが加わることで、その勢いは止められなくなったと言えます。

今回の映画は、テレビシリーズの続きということで、劇場公開前に、地上波でも総集編が放送されました。テレビシリーズを観ていない方でも、映画公開をきっかけに見始めたという方も多いのではないでしょうか?

メディアにとっても、『鬼滅』を取り上げることで数字が取れるし、作品の宣伝にもなる。まさに、WIN-WINの相乗効果によるものが大きかったと言えます。

 

「鬼滅ブーム」は一過性?

「鬼滅ブーム」のきっかけになったのも、「話題についていくため」という理由があるそうです。最近では、「キメハラ(鬼滅ハラスメント)」という言葉もあります。(笑)

「鬼滅まだ見てないの?」
「乗り遅れてるよ?」

といったような押し付けがあるそうです。これは、にわかファンによるものが大きいですが、にわかファンができること自体が、ブームを象徴していると言えます。

ブームが故に、『鬼滅の刃』人気がこれからも続くのか?「紅蓮華」は未来に残るアニソンではないとか、否定的なことを言う人たちもいます。所詮はブームでしかなく、一過性のものでしかないと。

ただ、『鬼滅の刃』が、他のブームと違うのは、『鬼滅の刃』は、まだ半分も進んではおらず、原作を読み終えた私にとっても、本当に面白いのはこれからだと思っています。

 

鬼滅の刃に隠された暗号

さて、ここでちょっと、都市伝説っぽい裏解釈もしてみたいと思います。

御存じの通り、鬼滅の刃の時代背景は「大正時代」で、ちょうど今から100年程前になります。

今年はコロナパンデミックが世界中を席巻しましたが、同じように世界中に猛威を振るったスペイン風邪の流行も、ちょうど「100年前(1918~1920)」の大正時代になります。鬼滅に出てくる「鬼」は、基本的にはラスボスの鬼舞辻無惨の血を分けられたか、もしくは鬼に喰われた後に鬼化した元人間です。(これは鬼ウィルスに感染したとも言えます…モゴモゴ

鬼滅の刃は、連載が始まったのが2016年で、完結したのが2020年です。(なんと、たった4年しか連載期間がないんですね。)

そして、作者の吾峠呼世晴さんは、当初から2020年以内には作品を終わらせるつもりだったそうです。通常は人気絶頂の時に連載を終わらせるというのは、様々な大人の事情で相当難しいはずなのですが、予定通り吾峠さんは今年2020年に物語を完結したのです。まるで、同じ少年ジャンプの人気漫画「バクマン」に登場する天才漫画家「新妻エイジ」のようなカッコよさですよね!

さて、ここで面白い事実が出てきます。

連載がスタートした2016年は干支で言うと「申(さる)年」、2017年は「酉(とり)年」、2018年は「戌(いぬ)年」、2019年は「亥(いのしし)年」、今年2020年は「子(ねずみ)年」です。

サル、トリ、イヌ…と聞いて何を思い浮かべますか?…そうです、桃太郎です。桃太郎といえば「鬼退治」の話でしたよね。そして、桃太郎伝説の元になったのは、岡山県にある吉備津彦神社の「吉備津彦命」がモデルになっています。実際に「鬼ヶ島」のモデルになった島も瀬戸内海に存在していて、一説では、そこにいた渡来人の集落を平定したのが吉備津彦だとも言われています。岡山県と言えばマニアの間では有名な「サムハラ神社」の奥の院もありますね。

このように、なぜか不思議に大ヒットする作品というのは、実はその根源に「神話」「伝説」を元に構成が作られていて、そこに何らかの隠されたメッセージが込められていたり、時代背景を示しているということです。(これはストーリーテリングでは定石になっています。)また、物語には9人の「柱(はしら)」と呼ばれる達人が登場しますが、日本神話の重要な神々の数え方も「一柱(ひとはしら)」「二柱(ふたはしら)」と数えますよね。

桃太郎というのは、これまた神話(日本の言霊学)的にいうと、百(もも)太郎の暗喩です。ここでもまた「百(100)」という数字が出てきました。詳しく説明すると話が長くなるので(笑)簡単に説明しますが、「100」というのは「桁が変わる」「物事が次のステージ(階層)」に移行するという意味でもあり、古事記の神話的には「言霊百神」といって、一番最初の「天之御中主神(アメノミナカヌシ)」から始まって、100番目「素戔嗚命(スサノオ)」「完成」するという意味もあります。

面白いのが、後に出てくる「イノシシ」「ネズミ」です。…もうおわかりですね! そうです「伊之助」と「禰󠄀豆子」です。サル、トリ、イヌ、イノシシ、ネズミを連れて「鬼退治」をして、時代を次のステージに進める…というメタファーも隠されているのかもしれません。

関係ないですが、同じく大人気漫画「ワンピース」ワノ国編では、四皇カイドウが居る島も「鬼ヶ島」で、ルフィたちと共に鬼ヶ島決戦に行く光月家の跡取りは「モモの助」でしたね~~

作者の吾峠呼世晴さんは、まだ若い女性の方のようですが、初連載作品でここまで練り込んだ構成と世界観、そして大ヒットという快挙は、個人的な才能なのか、もしくは「家系」なのか、その辺はよくわかりませんが、なかなかの神話的バックボーンを持っていらっしゃるのは間違いないと思われます。

 

あれ…?そういえば9月に我が国の総理大臣になった「菅総理」は、歴代99番目の内閣総理大臣でしたね… となると、次は100代目か……

あれ??…そういえば、来年2021年は「グレートリセット…」(モゴモゴ…)

 

おっと、誰か来たようだ…(笑)

 

道楽的に考えよう!

とまあ、このように大人気となった鬼滅の刃ですが、待ち遠しい続編は、映画になるのかテレビシリーズになるのか話題にもなっています。おそらく次は、テレビシリーズになるのではないかと思いますが、必ずしも、次回作が今作を超えるかどうかはわかりません。それでも、他の映画が束になっても敵わない興行収入になることは間違いないでしょう。確実に成功が見込めるコンテンツなので、続編が劇場版になる可能性もあると思いますが、あまり調子に乗って利益重視にしてしまうと、ファンはその辺に敏感なので(笑)本当に一過性のブームになってしまう可能性もあります

何よりも、作品が一番面白く描かれてファンが喜べば、今作を超えることも可能になるかもしれません。これは言わば、「道楽思考」によるものですね。

『鬼滅の刃』がここまで大ヒットしたのは、「アニメ化」によるものと、メディアによるブーストが大きな要因だと言えます。(また先述の神話の力も隠し技に使っています)

そして、『鬼滅の刃』の快進撃によって、改めて「アニメ」の持つ価値や可能性はとても大きいと感じています。とは言え、漫画やライトノベルなどが原作となって、「アニメ化」が乱立しているのも事実です。また、苦労するのはアニメーターばかりで、報酬に見合わない仕事を強いられているのも事実です。

「量から質に変わる」ということもあるので、アニメ作品がたくさんあることで、その中から珠玉の作品が生まれることも事実です。だからこそ、ただのアニメを研究するのではなく、「神アニメ」を研究するのが私のスタンスです。そして、「神アニメ」を中心に、アニメの面白さや価値を発信することが、「虹見式」の目的であり、アニメの価値向上に繋がればと思っています。

 

日本映画の未来

『鬼滅の刃 無限列車編』が公開されて、ちょうど一カ月になりますが、果たしでどこまで記録を伸ばすでしょうか?日本一位の興行収入となるでしょうか?もし一位になったら、それはそれで、一部の勢力から不満が吹き出そうですが・・・(^^;

一位になるのも、所詮は記録でしかないし、人によっては、『鬼滅の刃』よりも面白い作品はあると思います。それぞれ面白さは違うし、否定肯定するのではなく、リスペクトを持って、認められればいいですね。

まだ観ていない方は、ぜひ鑑賞されることをオススメします。(これは「キメハラ」ではないですよ~(笑))

 

最後に、実写化断固反対!!

ちなみに、映画の大ヒットを受けて、アニメ恒例の「実写化」の話が出ているようですが、今から言っておきます。

それは、間違いなく「神アニメへの冒涜」です。利益目当てに原作レイプをするのは、断固やめて頂きたい。実写化するのなら、大いに抗議いたします。

言っておきますが、「アニメだから」大ヒットしてるんですよ!!

虹見式でも取り上げた神アニメを実写化して、今までどれだけコケてきて、何を学んできたのか。『映像研には手を出すな』『女子高生の無駄遣い』『進撃の巨人』などなど、ファンであっても観る気にもなれない実写化失敗の数々・・・。

「何のために実写化するのか?」

ビジネスである以上、利益を追求するのは理解はできますが、それは「結果」であって、第一に掲げるものではない。あくまでファンの為に行うのが先です。供給が先にあるのではなく、需要が先にあるはずです。

そこんとこ、履き違えないでくださいね、業界の皆さん!!

(…って言っても、やっちゃうんだろうなぁ… ┐(´д`)┌  ヤレヤレ)

 

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