十二大戦 西尾維新が紡ぐ、予想のつかない争いと予想のつかない結末!!

十二大戦 西尾維新が紡ぐ、予想のつかない争いと予想のつかない結末!

 

このサイトのコラムで取り上げた「化物語」でもお馴染み、「天才・西尾維新」による戦争記であり、人間の本質を突く、この先どうなるのか予想もつかない衝撃的な作品です。
全ての西尾維新作品をオススメしようと思ってはいませんが、この作品も深みがあり、紹介させていただきます!

まだ「化物語」を見ていない方は、コチラ↓

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十二大戦を虹見式で採点すると

虹見式・六性図    
①キャラクターの魅力 13
②ストーリー 12
③声 優 13
④主題歌 / BGM 9
⑤キャラデザイン / 作画 14
⑥感動度 19
合 計 80

という結果となりました!
個性豊かなキャラクターや、人気声優も多く、バトル物ということで、作画が重要になりますが、好ポイントとなりました。
感動というよりは、ストーリー展開や衝撃度の方が強いのが印象的ですね。
西尾維新ファンはもちろん、バトル物や戦略物が好きな方にはオススメの作品です!

十二大戦のざっくりストーリー

干支を模したキャラ達による、世界の覇権を握る代理戦争と、人の持つ本当の願いとは何かを考えさせられる物語。

十二大戦とはー

戦争記と述べたのは、この世界の名家である十二家の代表が、それぞれ干支を模し、「優勝者は願いを一つだけ叶えられる」という報酬を得ることができる。と同時に、世界の権力者の代理戦争という名目もあり、優勝には報酬が、権力には支配権が得られるのが、12年おきに開催される、「十二大戦」というものです。

この物語では、第12回十二大戦が描かれ、干支というキャラクターの戦いでもあるので、「12」という数字がよく使われます。
十二家の代表者は、干支のキャラクターらしい見た目と、能力を使って、巧妙に、正々堂々と色んな思惑が交錯し、戦っていく。
その先にある「願いを一つ叶える」という報酬の為に。
優勝するには、出場者が持つ宝石のような毒を、12時間以内に全部集めなければなりません。

なぜなら、その毒宝石を飲み込むことで、開戦の口火が切って落とされてから、最長12時間で溶け出し、毒により死んでしまうからです。
ここでも「12」が絡んできましたね(笑)ちなみに、全12話です(笑)

個性豊かなキャラクター紹介

子ー寝住(ねずみ)/墨野継義(CV.堀江瞬)

肩書き:「うじゃうじゃ殺す」

最年少の参加者だが、言われなきゃ気付かない(笑)ネズミの代表らしく、単独行動はせず基本誰かとチームを組んで行動する。目立った動きはないのだが、目立った動きがなさ過ぎて、不気味な存在でもある。特殊能力を持っているが、ネタバレになるため、後半のネタバレコーナーにて紹介します。どのような活躍を見せてくれるのか。

丑ー失井(うしい)/樫井栄児(CV.梅原裕一郎)

肩書き:「ただ殺す」

最強の戦士で、別名「皆殺しの丑」とも言われている。誰もが、タイマンでは勝てないと思うほど強く、優勝候補筆頭で、いかに丑を倒すか、攻略するかというのが、他の出場者の思惑である。とにかく強いが、強いが故なのか、特別な能力はない。開始前に、申の戦士が停戦協定を呼びかけ、それに応じようとしたところを見ると、決して快楽殺人者であるとか、殺すことを是とはしない、本人の認識としては、「正義の戦士」である。口癖は、語尾に「だがね」とつける。つけまくる。

寅ー妬良(とら)/姶良香奈江(CV.五十嵐裕美)

肩書き:「酔った勢いで殺す」

一見コスプレした女の子に見えるが、隠された実力派相当のもの。武道を極め、その強さ故に戦場に駆り出されるほど。寅の代表なのも伊達ではなく、そうそう簡単にはやられない!?酔えば酔うほど強くなる「酔拳」の使い手で、その肩書きは、酔拳の使い手に由来する。「能ある鷹は爪を隠す」ならぬ、「能ある寅は爪を研ぐ」とでもいうのでしょうか。

卯ー憂城(うさぎ)(CV.岡本信彦)

肩書き:「異常に殺す」

ウサギだけに、太ももの筋肉が異常に発達していて、外見も発言も見るからに異常な戦士。「死体作り(ネクロマンチスト)」の能力を使って、戦場をかき乱す。優勝候補にはなっていなかったが、その強さと異常性から、予想外の動きを見せる。謎の多い戦士で、戦い方や思考回路は全く読めない。

辰ー断罪兄弟(たつみきょうだい)兄/積田長幸(CV.江口拓也)

肩書き:「遊ぶ金欲しさに殺す」

巳の双子の兄。顔はそっくりで、見た目では判断できないが、それぞれの使う武器で、判別できる。辰の武器は、氷冷放射器「逝女(ゆきおんな)」で、空の上に留まることができる「天の抑留」という能力を持つ。
金の為なら何でもするタイプで、仕事で依頼され大金をせしめて、貧者にバラまくと言う、行動だけ見れば義侠心に厚いのかと思いきや、ただの気晴らしだったり、楽しくてやってるだけ。平然と助けたのに殺すことも厭わなかったりする。肩書き通り、金の為なら何でもする。

巳ー断罪兄弟(たつみきょうだい)弟/積田剛保(CV.鳥海浩輔)

肩書き:「遊ぶ金欲しさに殺す」

辰の双子の弟。兄同様、動機も見た目も同じで、弟の能力は、地面の振動によって、周囲を把握できる「地の善導」と、武器は火炎放射器「人影」。兄の武器の炎ヴァージョンである。
他の紹介は以下同文(笑)

午ー迂々真(ううま)/早馬好実(CV.緑川光)

肩書き:「無言で殺す」

体が大きく、いかにも強そうな重戦車のようなタイプ。鍛えに鍛えた鋼の肉体は、おそらく十二戦士1だろうが、それだけ鍛えたのには、己の自信のなさからだった。コンプレックスがあったからこそ、自信をつけるために鍛えまくったのだが、心はどれだけ鍛えられたのだろうか?そこも戦局を左右する要素だと言えます。

未ー必爺(ひつじい)/辻家純彦(CV.チョー)

肩書き:「騙して殺す」

過去に行われた十二大戦の優勝者のおじいちゃん。天涯孤独だったのだが、過去に優勝した際の「孫の顔が見たい」という願いを叶えたのだが、今回は、その孫と過ごす時間を増やすため、再び十二大戦に参加する。過去大会優勝の力はいかほどか、その経験値はどのように勝負に関わってくるのか。主な武器は爆弾で、簡単にはやられそうにないおじいちゃんの活躍に期待。

申ー砂粒(しゃりゅう)/柚木美咲(CV.早見沙織)

肩書き:「平和裏に殺す」

優勝候補の一人で、相当な実力と巨乳の持ち主であり、誰からも注目されているのだが、砂粒の戦い方は、「戦争を停戦させる」こと。砂粒が介入したことで、数々の戦争を停戦させ、終わらせてきた。本人は、戦争や殺人を好まず、十二大戦が始まる際にも、平和協定を提案し、過半数に登る同意を得たのだが、相反する存在もいて、突然建物が壊れたことで、参加者が散り散りになり、提案は白紙になる。しばらく子の寝住と行動を共にするのだが、果たして、彼女の望む「停戦」や「平和協定」はどうなっていくのか。

酉ー庭取(にわとり)/丹羽遼香(CV.佐倉綾音)

肩書き:「啄いて殺す」

明らかに弱そうで、なぜ十二大戦に参加したのかわからないような、戦士とは似つかわない美少女。酉の干支と名前の通り、にわとりのような格好をしていて、なぜか露出度も高い。「鵜の目鷹の目」という、鳥類の目を共有する能力を持っていて、他者の動向を探ることができ、冒頭は戌の怒突と行動を共にするのだが・・・。

戌ー怒突(どつく)/津久井道雄(CV.西村朋紘)

肩書き:「噛んで含めるように殺す」

MAN WITH A MISSONのような、リアル狼人間のような外見をしていて、言葉遣いも含めて、強面のようなタイプだが、実は保育士で、周りからの信頼も厚く、心根は優しいのだが、それ故に、社会でのモラルの低さや、子供達の安全を守るために戦士になった。「狂犬鋲」という噛みつき技と「毒殺師」という噛み技で、噛んだ時に体内で作り出した毒を使って殺すことができるのだが、解毒が作れたり、ドーピングが作れたりと、中々万能な能力を持っている。

亥ー異能肉(いのうのしし)/伊能淑子(CV.日笠陽子)

肩書き:「豊かに殺す」

父親は前回の優勝者で、本人はもちろん優勝するつもりでいるのだが、自信があり過ぎる感があり、初回では、「主役か?」という感じで見てしまう。本来の亥の出場者ではなく、妹が出場者だったのを、嫉妬にかられ、妹を自殺に追いやり、自らが代わりとして出場するような、サイコパス的にぶっとんだキャラでもある。
かなりの巨乳の持ち主で、色気もあるが、好きになったら危険なタイプです(笑)武器は、銃弾の尽きない銃で、撃ち続けることができる。

優勝は誰の手に?

いやぁ、個性的で魅力的なキャラばかりですねー!
さぁ、この中から一体誰が優勝するのでしょうか!?キャラの魅力や、干支ならではの能力、戦い方があり、それが相手によってどうかみ合い、勝敗を決していくのでしょうか?『十二大戦』の大きな見どころの一つなので、キャラの魅力や特徴を掴みながら見てみると、面白さも倍増すると思います。

巧妙かつ分かりやすいストーリー展開

ネタバレには注意しながら述べていきますが、当然出場者同士戦うので、色んな思惑があり、チームを組もうとする者、隠れる者、相手の力を利用する者、真っ向勝負で戦う者、干支に扮するキャラの個性ならでは戦い方が見ものです。

ここから少しずつネタバレを含んでいくので、気になる方は読み飛ばしてください。

十二大戦、戦いの行方(完全ネタバレ)

はっきり言って、これを読んだら、全てネタバレです(笑)時間のない方は、このセクションを読んだら十分かもしれませんよ!

大戦が開始する前に、いきなり「巳」が何者かに殺されてしまいます。申が休戦協定を申し出るが(申だけにw)、突然建物が崩壊し、出場者は散り散りになるという、まさに波乱の幕開けでしたが、大戦は滞りなく幕を開ける。
自信満々の「亥」異能肉を中心にストーリーは進み、優勝に向けての戦略を立てていると、早速「卯」憂城と対決する。勝つのが当然とばかりに銃を撃ち続けるが、勝負はあっけなく着く。突然「亥」の後ろから見剣が貫通し、あっさりと敗北。ナレーションを含む先導はなんだったのかと思うほどあっさりと殺され、「卯」の勝利。「巳」を除けば、大戦最初の脱落者は「亥」となりました。しかも、「卯」の能力であるネクロマンスによって、死体を操られ、「卯」の支配下(友達)となる。(声優の日笠陽子さんの出番も終了(笑))

舞台は変わり、次は「戌」がナレーションを担当(笑)「酉」と合流し、「戌」は弱々しい「酉」を利用しようとチームを組む。そこで、「ネクロマンス亥」の徘徊を目撃し、不気味な「卯」が近くにいると予想し、「戌」は「酉」に「ワンマンアーミー」というドーピングを投与し、「酉」が覚醒せする。力をコントーロールしようとする「酉」に頭を鷲掴みされ、これまたあっけなく「戌」が死亡。「酉」は、「戌」の「ワンマンアーミー」を知っており、これを使わせる為に近寄ったのだった。「酉」を利用しようとして実は利用されていた「戌」の儚さやいかに。

ナレーションを引き継いだ「酉」は買い物中「子」と出会い、「申」とも合流。チームに加わるよう提案されるが、自身の異変に気付き、これを拒否。外に出ると、「丑」と出合ってしまう。最強の戦士相手に、逃げることもできたかもしれないが、逃げればその先にいる「申チーム」と鉢合わせてしまう。「ワンマンアーミー」によって精神が乱れ、それによって結果的に平和的な「申」に取り込まれてしまい、「申」を守る為に「丑」に戦いを挑むも、一撃で敗北。スパイだった過去を持ち、狡猾な「酉」だったが、圧倒的な力の前にはかなわなかった。

ナレーションを引き継いだのは優勝候補「申」。おやおや、なんか、ナレーションを引き継ぐと、死ぬ流れになってないかい??過去編で背景も明かされ、「申」も例に漏れず過去編に突入。結婚を約束した恋人がいて、いくつもの戦場で戦争を止めてきた「申」。今回も、生きて戻る約束を恋人にするのだが、「卯」と出合ってしまった。休戦を申し入れながら、余裕で「卯」の攻撃を裁く「申」。「異常に殺す卯」の前に、休戦を諦め、撃退しようとしたその矢先、突然後ろから剣が体を貫く。「卯」の能力であるネクロマンスによって、操られていた巳の頭が後ろにあり、前後から「申」を観察していて、一瞬の隙をついて、殺されてしまった。それによって、優勝候補の「申」をネクロマンスで操ることに成功し、ますます「卯」の勢力というか、力は大きくなっていく。

ここで確信。間違いない、ナレーションを担当し、過去編に入ったら、死亡確定だな、と。

優勝候補の脱落により、風向きは変わり始める。

ナレーションを引き継いだのは「未」爺ちゃん。前々回優勝の願いで、孫ができ、孫と過ごす時間を幸せに過ごしていたが、まだ孫は「未」を代表するには若すぎる。故に、孫と過ごす時間を増やそうと、再び自ら参加したのだった。体力に劣る「未」は、徹底的な戦略を立て、最後は爆弾でドカン作戦を立てる。すると「丑」の気配がしてきて、慌てて逃げるのだが、そこで「寅」と遭遇。酒を飲み酔っている隙だらけの「寅」に勝利を確信した「未」は、肩書きを名乗り戦いを挑むが、「寅」は酔拳の使い手ということを知らず、これまたあっけなく殺され、「未」は脱落。愛しの孫とは二度と会うことはない。あっけなさ、儚さは更に大きくなっていく。

お次のナレーションは「午」です。「午」は圧倒的な防御力を持ち、一度圧倒的な力を持つ「丑」と対決したにもかかわらず、生き残ったのだった。屋敷に隠れていたところ、「子」がねずみらしくどこからともなくいたが、戦いにはならない。異変を感じたねずみは早々と立ち去るが、そこで「卯」の襲撃に遭う。ネクロマンスで操られた「巳」の武器によって屋敷丸ごと火をつけられ、物理攻撃ではなく、焼死、窒息死を狙われ殺された。ネクロマンスにはならなかったが、「卯」の戦略により脱落。「卯」はどうやら賢さも持ち合わせているようだ。

いよいよ残り5人となり、絞られてきました。
ここからは、タイマンというより、バトルロワイヤル的に絡み合っていく。
一応、ナレーションは「辰」が担当し、自身の過去と、「辰巳兄弟」の過去が明かされる。一応、兄として弟の仇を取ろうと、能力を使い、空中で待機していたところを、「卯」のネクロマンス能力によって、所在がばれ、辰に気づかれないよう空中に自らを飛ばし、一撃で「辰」を葬る。皮肉にも、兄弟ともに「卯」のネクロマンスになってしまった。残り4人。
ナレーションを引き継いだのは「寅」。「丑」との因縁が明かされる。「寅」は、過去戦場で「丑」に助けられ、憧れの存在でもあった。堂々と正義を行う「丑」の姿に、理想の姿を見たのだった。「寅」は、十二大戦で「丑」と戦うことが、彼女の願いでもあった。「丑」が歩いている所、「ネクロマンス巳」と戦い、退けた所を、「寅」と立ち合う。「丑」は「寅」のことを、覚えておらず、「寅」は死を覚悟して「丑」と戦おうとしたその時、突然腕だけが飛んできて二人の首を絞める。ネクロマンスの新たな力によって、二人は窮地に陥る。一時休戦し、ネクロマンスを退けたあと、「丑」の「寅」がいよいよ始まる。

しかし、またしてもそこに割り込むのが「卯」だった。二人がかりで「卯」を切り刻んだ後。いよいよ対決が始まるその時、「丑」に向かって剣を持った腕が飛んできた所、視覚に入っていた「寅」は、自らを犠牲にして「丑」庇い助ける。「丑」を狙ったのは、自らもネクロマンスと化した「卯」だった。二人に切り刻まれる刹那、自ら舌を噛み切り自殺したことで、ネクロマンス化したのだ。(果たして、ネクロマンス化した状態で、叶える願いはあったのだろうか、甚だ疑問ではある。)

再び「卯」の体を切り刻んでその場をしのぎ、急いで移動した。自分を助けてくれた恩人である「寅」をネクロマンスにさせないようにするには、「丑」がとどめを刺す以外なかった。一方的な殺人は好まず、肩書きを名乗り、対決の形で「寅」を葬った。またそこに現れた「ネクロマンス卯」だったが、切り刻まれた形をつなぎ合わせているのだが、最早原型を留めておらず、再生できないほど切り刻もうとした時、「卯」の体の中から「ネクロマンス申」が現れ、絶体絶命になる。ネクロマンス化したことで、力のリミットが外され、ふりほどくことができず、万事休す。

そこで現れたのが、行方知れずだった「子」だった。「丑」を捉えている「ネクロマンス申」は、「丑」を取り押さえる命令で動き、「卯」は切られた体を再生するのに時間がかかっている。自由に動けるのは「子」だけで、「未」の武器である爆弾「醜怪送り」を手に入れていた「子」は、「丑」に最後の言葉はあるかと尋ね、「ない」と答える「丑」の思いを受け取り、「子」と「丑」、「ネクロマンス申」ごと爆破して、第12回十二大戦の優勝者となった。

なぜ「子」が優勝できたのか。
彼の持つ能力「ねずみさん(ハンドレット・クリック)」は、一度に100の可能性を探り、最適解を選択することができる能力で、その能力によって、危険を回避し、最適解の世界を選択することがえきた。決して、自らの力は一番ではないが、能力を使いこなしたことで、優勝したのだった。しかし、この能力で選択しなかった99の可能性は、全て体験し、経験したことになるので、生半可な能力ではない。この大会の場合、99回は自分が殺される可能性があった。それを全て経験していたのだ。普通の精神状態ではおそらくいられないのだが、それでも彼は、生きるために、最適解を選択し、生き延び優勝した。

優勝した後も、大戦の主催に逆らうと「死」の待つ可能性がほとんどで、結果、主催に従わないといけなくなり、日常生活に戻って、能力「ハンドレット・クリック」にならって、100通りの願いを考えるのだった。

やっと気付いたのですが、十二大戦の脱落順は、干支の順番の通りだったのです。「巳」は開始前の脱落ということで、除外するとして、最初に脱落した「亥」から始まり、最後まで生き残った「丑」「寅」「卯」は、まとめて吹き飛ばされました。勘のいい方は、観ていて気付いたかもしれませんが、この辺も、天才・西尾維新の遊び心が出ているなと感じました。

十二大戦優勝者の願いとは?

ここからは、ネタバレなしにしたいので、重要な箇所はピーで行きます(笑)

優勝者の願いは何なのか。ピーは考えれば考えるほど、わからなくなっていく。なぜなら、命をかけて大戦に参加し、色んな事情や思惑、願いがあったことを知りながら、叶えてもらう願いの重みをわかっていたからだ。100通りの願いを考えていても、なかなか本当の願いかわからない。

面白いもので、特別な思いのない願い事は、簡単に言えるし、出てくるものですが、絶対に叶う唯一の願い事はなんですか?と言われたら、以外と難しいものですよね。特にこの場合、11人の犠牲の上に成り立つ願いであればなおさらです。まぁ、優勝者のピーの心根は、とても優しいんだなと感じます。

ピーは考えすぎて、悩みすぎて、寝られなくなってしまうくらい焦燥しきっていた所に、大戦の主催者が願い事が決まったかと催促に来る。

ピーの願いとは

「願い事が叶うということを、忘れさせてくれ!」

というものでした。
願い事が叶ったピーは、まさに何事もなかったかのように過ごし、今までで一番安心した寝顔を見せることができたのでした。

十二大戦まとめ

今回は、ネタバレすると面白さが減少してしまうので、ちょっと変わった展開になりましたが、読づらい部分があったことはお詫びいたします。

キャラの魅力が高いのと、色んなキャラの関係性なども、見どころではあります。「丑」と「寅」の関係性なんかは、うまく作っていて、そういう所では感動してしまうような所もあります。
あとは、ある意味わかりやすい所ではありますが、良キャラなのにあっけなく死んでしまう所や、大切な願いがあるのに死んでいってしまう儚さなどは、いろいろ心に響くものもあります。

誰が優勝したかは、見れば分かるものですが、最終話である「どうしても叶えたいたったひとつの願いと割とそうでもない99の願い」で描かれたことに、私的に感じた所は、

「本当に叶えたい願い事なんて、実はないんじゃないか?」

ということです。もちろん、病気が治りますようにとか、お金持ちになりますようにとか、わかりやすく多くの人が願いそうなものもありますが、本当の本当に願いが叶いますよ?と言われた時に願う願い事は何かと考えたら、そんな簡単に言えるものではないかもしれませんね。
大抵のことは、努力次第で叶えることができます。変に欲を出すから、失敗することもあります。
十二大戦の第12回優勝者が他の戦士だったら、また違うエンディングになったかもしれませんが、ピーが優勝したことで、表現したかったことがあったんだろうな、というのが私の見解です。

もう一つ面白いのは、一名だけ、優勝していないのに願いが叶った人がいたということです。だからこそ優勝できなかったのですが、願いが叶う、ということは、単純なものではないのかもしれませんね。最終話で、出場者の願いが明かされますが、それぞれのキャラの本質を表しているようにも感じました。

心の底から願うことなんで、実は無いのかもしれない、ということや、大抵のことは、努力でどうにかなるものや、叶えたいと思っている願いは、実は大した願いではない、ということですね。むしろ、大抵のことは、努力して叶えればいいし、それくらい自分でやれ!という思いが込められているのかもしれません。
ある意味、本当の願いとは、「欲を超える」ものなのかもしれません。大抵の欲は叶えられるものだったりしますからね。

とまぁ、ネタバレを隠しながらお送りしてきました今回、遠回しな言い方もありましたが、考えさせられることが色々ある、神アニメではないでしょうか。

あなたも、本当の願いが何か、考えてみると面白いかもしれませんね。そこに、本当のあなたの姿が隠されているかもしれませんよ?

 

 

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