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アメトーーク! HUNTER×HUNTER芸人放送記念! 第1弾
いよいよ5/24のアメトーーク!にて、HUNTER×HUNTER芸人が放送されます!
ご存知でしょうが、HUNTER×HUNTERは、少年ジャンプに掲載されている、不定期で連載と休載を繰り返すことでお馴染みの大人気作品です。(笑)
人気作品に更なる火をつけるアメトーーク!は、過去にも「エヴァンゲリオン芸人」「キングダム芸人」「ジョジョの奇妙な芸人」など、その作品に強烈な思い入れがある芸人たちがそれぞれ熱く語りながら紹介し、それを見て興味を持った人々に拡散されて、その作品の人気をさらに広げてきました。
今回放送されて、どのように火がつくのか。何より、現在休載中のHUNTER×HUNTERの再開が早まるのかが注目です(笑)
(冨樫先生~~~頼みますよ~~~!^_^)
アメトーーク!の放送が楽しみですが、一足先に、当サイトでも虹見式ならではの、HUNTER×HUNTERの魅力を発信していきたいと思います!
個人的に、絶対オススメしたい作品の1つなので、1つのコラムには収まりきらないと思いますので、激熱シリーズでお送りしていく予定です!
HUNTER×HUNTERを虹見式で採点すると(改訂版)
虹見式・六性図 | |
---|---|
①キャラクターの魅力 | 14 |
②ストーリー | 15 |
③声 優 | 12 |
④主題歌 / BGM | 10 |
⑤キャラデザイン / 作画 | 13 |
⑥感動度 | 25 |
合 計 | 89 |
こちらの結果に変更となりました!
神アニメランキングでも上位に入っていますが、さらに2ポイントアップしました。
前回のコラムから、HUNTER×HUNTERの放送があったわけではないのですが、見方が変わったりしてきたこともあり、再考させて頂きました(笑)
正直、アニメは原作は超えてはいないだろうと思います。原作を虹見式で採点すると、さらに高得点になるとは思いますが、あくまで、虹見式はアニメの採点方式なので、残念ながらこの点数となりました。
HUNTER×HUNTERのざっくりストーリー
父に会うために冒険に出た少年が、仲間と出会い、成長し、「念能力」という特殊能力を身につけ、プロのハンターとして活躍していく物語。
HUNTER×HUNTERの魅力
個性豊かなキャラクター
作者の冨樫先生が、新人作家の人たちに言った、こんな言葉があります。
「面白い物語が描けないなら、面白いキャラを作ってください。」
その言葉の通りに、冨樫先生が描くキャラクターは、個性が強くキャラが立っています。特に、敵になるキャラクターに魅力があるキャラがとても多く、敵側に魅力を持たせる天才だろうと思います。
例えば、冨樫先生といえば「幽☆遊☆白書」も有名ですが、敵役で出てくる戸愚呂弟は、今だに人気があり、CMにも出るほどのキャラクターです。もはや、「幽☆遊☆白書」という作品を超えるほどですよね。
それぐらい人気の出るキャラクターを生み出し、その上で、物語まで面白いときたら、もう最強ですよね!
そんな冨樫先生が描くキャラクターと、物語の面白さの秘密を紹介していきます。
ちなみに、これからは最高の尊敬と愛情を持って、「冨樫」と呼ばせていただきます(笑)
ゴン=フリークス
くじら島に住む12歳の少年で、父は伝説のハンターのジン=フリークス。母親は不明。父の妹であるミトさんが母親代わり。
小さい頃ジンに連れられくじら島で過ごすが、ジンはゴンをミトに預けて早々に旅立つような父親失格の男。(笑)
そんなゴンは小さい頃にジンの弟子というカイトに出合う。それがきっかけで、ジンのことを知り、ハンターを目指し、釣竿を武器に、ジンを探す旅に出る。
あまりの純粋さに、良くも悪くも好奇心や興味本意で動いてしまうため、善にも悪にもなりうるような危うさを持つ。それが故に、後々とんでもないことになる。
強化系の念能力者
必殺技:ジャジャン拳
キルア=ゾルディック
ゴンとは同い年の親友であり、その素性は暗殺一家のエリート。ハンター試験で知り合い、ゴンとは良きパートナーとして、お互いの弱点を補い合う存在。単純一途なゴンに対し、キルアは冷静沈着でウソつき。
暗殺一家という独特な家系に育ち、毒や電撃に耐性を持ち、キレると殺すことに躊躇がない。
イルミという兄に教育されたことで、脳にイルミの針を植えられていて、戦闘においては、キルアの意図とは関係なく無意識に支配されているのだった。
変化系の能力者
必殺技:ヨーヨー、電撃系多数
クラピカ
ハンター試験会場を目指す船で出会い、ゴンの仲間の一人。クルタ族唯一の生き残りで、怒ると目が紅くなる「緋の目」が特徴で、クルタ族を滅ぼした「幻影旅団(クモ)」に復讐し、仲間の目を回収する為にハンターになる。
ターゲットがクモ、「緋の目」という盗品のため、捜索のためにも基本はマフィアに所属しているのだが、ヨークシンシティ編では、一人の力の限界を感じ、信頼を置くゴンたちの協力を仰ぎ、チームを組む。
具現化系の念能力者で、緋の目になると特質系になる。
モデルは、『風の谷のナウシカ』の王蟲だそう。
必殺技:ダウジングチェーン(導く薬指の鎖)
チェーンジェイル(束縛する中指の鎖)
ホーリーチェーン(癒す親指の鎖)
ジャッジメントチェーン(律する小指の鎖)
エンペラータイム(絶対時間)
レオリオ
ハンター試験会場を目指す船で出会う。ゴンの仲間の一人。
金のためにハンターになるのだが、お金がなく家族の病気を守れなかった過去から医者を目指すも、更にお金がかかるという理不尽を感じ、世の中金だ!という理由でハンターになる。その後、医者も目指している。
ゴンたちの良き兄貴のようでもあり、頼りにならないが頼りなる存在。
主要4人の中では一番出番が少ないが、会長選挙編ではまさかの展開に巻き込まれる。
放出系の念能力者だが、医者になる勉強を優先している為、ゴン、キルア、クラピカよりは未熟。
ヒソカ
ハンター試験で出会った、ピエロのような殺人狂。ゴンたちとは一段も二段もレベルが違い、ハンター試験では倒すこともできたゴンとキルアを敢えて見逃し、美味しく育つのを待っている。天空闘技場では「奇術師ヒソカ」と呼ばれ、恐れられている。
自分が最強だと自覚し、幻影旅団のNo.4でもある。
基本は敵ではありながら、明確な敵対関係ではなく、時に協力することもある。あくまで、ヒソカにとってそれが面白いものであればの話だが。
当サイトで言っている「ジョーカー」の一人でもある。
変化系の能力者で嘘つき。
必殺技:バンジーガム(伸縮自在の愛)、ドッキリテクスチャー(薄っぺらな嘘)
クロロ=ルシルフル
幻影旅団(クモ)の団長。
クラピカにとっては、復讐する最重要な存在。作中でもトップクラスの強さで、ヒソカにとっては、クロロと戦うためにクモに入るほど。ヨークシンシティ編でクラピカと対決することになるが・・・。
ただの敵キャラではなく、物語には欠かせないキャラの一人であり、謎が多く、底知れない強さを持つ。
特質系の能力者。
必殺技:スキルハンター(盗賊の極意)
ネテロ会長
ハンター協会の会長で、ハンター試験の責任者。年齢不詳のジジイだが、その強さはハンターの中でも一番と言われる。
早くからゴンとキルアの才能を見抜き、よき方向に導く。
キメラアント編では、ことの重大さをいち早く察知し、自ら討伐の先頭に立つ。
全ハンターの中でもトップクラスの強さなのは間違いない。キルアの祖父であるゼノが子供の頃から、既にジジイだったことから、100歳は悠に超えているのだが、圧倒的に強いものの、本人曰く、全盛期の頃の半分以下とのこと。
特技は「感謝の正拳一万突き」
強化系の能力者
必殺技:百式観音
メルエム(蟻の王)
キメラアント編のボスであり、キメラアントの王。
その圧倒的強さは、個の強さの極致と言われる。
暇つぶしで遊んでいた「軍儀」という冨樫オリジナルの盤上競技で、世界チャンピオンのコムギと出合い、「軍儀」にハマる。
後にキメラアントと討伐に出たネテロと対戦することになる。
「うぬ」と言う言葉が誰よりも似合う。
特質系の念能力者。
能力は、念能力者を食べると、その能力を我が能力にし、さらに強くなる。
コムギ
キメラアント編に登場。東ゴルドー発祥の競技「軍儀」の世界チャンピオン。王に呼び出され、余興の相手をする。アカズと呼ばれる盲目の少女で、「軍儀」の天才的才能以外なんの取り柄もないのだが・・・。
キメラアント編のキーパーソン。
ジン=フリークス
主人公ゴンの父親にして、伝説のハンター。大きな功績を残したハンターに与えられる「ダブル」の称号を持ち、申告していないだけで、実質「トリプル」とも言われている。ゴンの旅の目的である。さらに、念使いでも五指に入ると言われるほどの、念能力の達人。
根無し草の風来坊で、弟子のカイトまで、ジンがどこで何をしているかはわからない。ハンター世界で一番自由な存在だと言えるジンは、まさにジョーカーそのものだと言える存在です。
グリードアイランドというゲームを創った一人であり、ゴンの父親として、ジンなりの愛情を注ぐ。
ハンター協会の十二支ん(ハンター協会の幹部)の「亥」を担当している。
念能力者だが属性は不明。
念能力の超天才。
パリストン=ヒル
会長選挙編に登場するハンター協会の副会長。十二支んの「子」でもあり、ネテロ会長も一目置いている存在。会長ネテロ曰く、自分とは反対の人間を副会長にした、とのこと。
言うことなすこと全てが嘘くさく、掴みようもない。「勝とうとは思わないが負けもしない、最強だろ?」とジンに言わしめる。
念能力は不明。
私個人的には、かなり注目していて、ジョーカー研究の材料になるキャラです。
ジンとパリストンは、超重要キャラとしてみているので、特集コーナーで詳しく紹介していきます。
巧妙なストーリー構成
魅力溢れるキャラクター同様、ストーリーも作り込まれていて、伏線や次のステージに進む際の移行がとてもウマイです。(ある意味、上手であるが故に、広げてしまった風呂敷を中々畳めないのかもしれませんね(笑))
休載が多いことは周知の事実で、中には「これだけ休めばそりゃ面白いの描けるだろう」と言う人もいます。
果たして、本当にそうでしょうか?
色んな人の色んな意見があるのは当然ですが、「休んで面白いものを描けるなら、苦労しない」と思うのです。
才能がないならどんなに努力しても、休んでも、面白いものは描けません。
もちろん、週刊誌のルールは守れていませんが(笑)、HUNTER×HUNTERの面白さは、週刊誌のルールや少年ジャンプのルールを超えてしまえるほどで、連載条件が厳しい少年ジャンプでも、唯一それが許された作品だと言えます。
今や休載期間の方が長くて、連載再開しても、単行本の1巻分を連載してまた休載する。しかし、これだけの価値を提供してくれるなら、休載も厭わない、というのが、冨樫信者の考えです(笑)
最早、休んで面白いものがかけるなら、どうぞ休んで下さい。でも、頼むからちゃんと続き描いてね(笑)。果たして死ぬまでに完結してくれるのでしょうか??
ハンター信者は「冨樫働けー!」と、愛を持ってネットに書き込んでいるのでしょうね(笑)
ストーリーから見られる面白さの真髄
正直ハンターハンターの面白さは、いろんな人がいたるところで表現しているので、ストーリーのあらすじは飛ばしたいと思います。
あくまで、ストーリー進行に基づいて、虹見式観点から面白さを抽出していきたいと思います。
ハンター試験編
くじら島に住む12歳の少年ゴンは、ハンターになった父を探しに、自らもハンターになる為、島を出る。
この物語のスタートは、いわゆる「神話の法則」に基づいていて、くじら島を旅立つ為に、1つの試練がある。それは簡単にクリアするのだが、ゴンは一流のハンターの条件でもある「動物に好かれる」性質で、くじら島の動物達とは友達である。特に、動物たちの長であるコンとは、長年の付き合いだった。しかし、ハンターになる以上、動物に忌み嫌われる仕事もある為、ハンターと仲の良い動物は、群れの長にはなれない。理解したコンはその場を離れるが、そんなゴンを見送るのだった。
「神話の法則」に基づくと、物語の始まりは、必ずそれまでの慣れ親しんだ日常生活からの別離から始まります。「ゲートキーパー」と言われる門番がいて、この門番を倒すなり、超えていかなければ、物語は動き出しません。最近の作品は、大抵この手法が取り入れられていて、第1話はほとんど旅立つ為のきっかけがあり、別れを持って旅立つか、大切な何かを失ったり、誰かを亡くしたりして、強制発動する場合もあります。
ゴンも、母親代わりのミトさんや島の動物達と別れ、新たな世界に旅立ちます。そこには、必ずきっかけがあり、覚悟が試されます。それを乗り越えた者こそ、人をワクワクさせるような、伝説になるような物語を創ることができます。それが「神話の法則」の発動であり、面白いとされる作品に共通したオープニングです。
「神話の法則」に関しては、プロの専門家(カミィさん)がいますので、また別の機会に特集していきたいと思います。
ゴンにとってのきっかけは、ジンの弟子であるカイトとの出合いだった。ジンに会うという目標ができ、その決意と覚悟によって、HUNTER×HUNTERという物語が始まったのです。
ドキドキ二択クイズ
ハンター試験会場に向かう途中の試練で、行われたクイズ。知っている人も多いでしょうが、折角なので、やってみましょう!(笑)
ドキドキ二択クイーズ!!
あなたの母親と恋人が悪党に捕まり、1人しか助けられません。
①母親
②恋人
どちらを助けますか?
答えは、
「沈黙」
というものですが、唯一ゴンだけは、真剣に考え答えが出せず、結果沈黙していたことで答えを出すことができましたが、そのような時が来た時にどうするか?というのが、この問いの本質です。
神・冨樫は、時々こういう本質的なことをブッ込んでくるんですよね。
「幽☆遊☆白書」でも、「おじいちゃんとたぬき」という感動的な話があります。「幽☆遊☆白書」の後半こそ、暗黒武術会といった、少年ジャンプの王道バトルトーナメント方式になりましたが、前半は、人助けをするような回が多かったんです。
ちなみにこの話は、たぬきの恩返し的な話で、ハートフルな話でもあるのですが、特にHUNTER×HUNTERは残虐なシーンやキャラクターが多く、そういう中で実は、命の大切さとか、愛とか、決して人の醜い部分とか、残酷な所ばかりではなく、所々に感動するシーンが散りばめられています。
むしろ、大きな山のような感動を生むために、深い谷になるような逆張りを作っているのかもしれません。こういう所も、HUNTER×HUNTERの魅力の要因ですね。つまりは、素晴らしい部分も醜い部分も、冨樫は両方持ち合わせているということですね。
本来、人は両方の面を持っているはずです。それが、正しく生きようとか、愛を与えましょうとか、素晴らしくなろうとか、それはきっといいことなんでしょうけど、同じだけ真逆な部分も持ち合わせていると思います。マイナスに見える部分を無くしてプラスを増やそうとするのは、実は違うのかもしれません。両方を受け入れて認めるべきで、その上で出てくるものが、「真」なのではないかと思います。プラスもマイナスも、推して測るべきではないのかもしれませんね。
その両極端を最大限に押し出すからこそ、世紀の傑作として生み出されたのが「HUNTER×HUNTER」なのではないかと思います。
ゴンの人間力
話を戻します(笑)
次なる予選でも、ゴン、クラピカ、レオリオの3人はそれぞれの良さを発揮し、合格します。ゴンは、あまりの洞察眼に試験官をしていた魔獣に気に入られます。この、人間はもちろん、動物や魔獣にまで好かれるのが、ゴンの大きな魅力です。
また少し話はそれますが(笑)、「ワンピース」でも、主人公のルフィの一番の強さは、敵さえ味方にしてしまうような人間力だとも言われています。
まさにゴンも、敵まで味方にしてしまうような魅力があります。
その一つは「純粋さ」にあります。
「純粋さ」そのものには、善も悪もなく、ゴンは、興味を持ったものにはとことん追求してしまいます。
そして、もう一つは「すぐ信じる」ということです。
周りから見れば、簡単に騙されると思われるほどすぐに人を信じます。ただ、ゴンの「すぐ信じる」所は、弱さからくるものではありません。つい人は、弱さや寂しさ、劣等感を埋める為に、何かに依存したり、頼ってしまいがちです。今話題のアルコール依存症や、少し前はSNS依存症なども問題になりました。さらに寂しさを埋めるために異性関係に対しての過度な依存、はたまた弱い自分をなんとかしようと変な宗教に依存してしまったりします。心の隙間、埋めますというような、自分の不足感を満たすように、人は何かを信じて(依存して)しまいます。
しかし、ゴンの「すぐ信じる」というのは、そういう不足を満たす為に信じるというものではなく、自分にできないことを認めた上て、相手の価値を認め、勝手に信じる。だから、ゴンにとって「裏切られる」ということはなく、できなかったからって相手を責めることはしません。だからこそ、相手もゴンを裏切ることもしないし、ゴンを気に入ってしまうのです。むしろ、信じられた相手にとっては、「脅迫」に近い所があるかもしれません(笑)。ゴンに対してウソを言ってもすぐ信じられるので、迂闊にウソもつけません。
仮にウソをついてしまい、純粋な目で「あれ、そう言ったよね?」と言われたら、いたたまれないですよね。ゴンも12歳ではありますが、小さい子供に言われるようなものです。
そんな所が、後々色んな問題を巻き起こしもします。
ハンター試験 スタート!
そんなこんなで、ハンター試験が始まります(やっとww)
試験が始まり、ゴンと同い年のキルアや、殺人狂のヒソカ、ハンター協会の会長ネテロといった主要キャラが続々登場していきます。
ハンター試験は、ゴンとヒソカが中心になって描かれていきます。特にヒソカの残虐性が描かれていきますが、四次試験で行われる「狩るものと狩られるもの」では、ゴンのターゲットがヒソカになり、これが、この先続く因縁を作ることになります。
ヒソカのナンバープレートを狩るために、ゴンは必死で訓練しますが、狩りのタイミングは、対象が獲物を狙う瞬間であるということを学び、ヒソカが獲物を狙った瞬間、ゴンはプレートを取ることに成功します。訓練に費やした数はおよそ7千回。それだげ地道に練習できるのも、ゴンの強みです。しかし、同じようにゴンも獲物として狙われており、麻酔を打たれ、プレートが奪われますが、ヒソカがそいつを狩り、ゴンにプレートを渡す。ゴンは断るものの、ヒソカに気に入られ、力づくで生かされるのだった。
無事試験を突破し、いよいよ最終試験。
負け上がりトーナメントで、一勝でもすれば合格というもの。周りから評価が高いほどチャンスが多い特殊な組み合わせで、忍者の末裔ハンゾーとゴンの評価が高かった。ヒソカやキルアも評価が高いが、キルアはゴンより評価が低いのが気にくわない。このように、自分より上、自分より下、という感覚は少なからずありますよね。これも、どうでもいいこととか、自分の苦手なことなら気にならなくても、自分が得なこととか、上だと思っていることが、周りの評価は逆だった場合、葛藤したり、挫折につながります。
ゴンは、ハンゾーと戦い、圧倒的にやられ、腕を折られても参ったをしない。残酷なトーナメントだったが、殺してもいけない。刃を突きつけ負けを迫る。一歩も引かないゴン。ここで諦めたら、一生親父に会えない気がする。だから引かない、と。
理屈じゃないその姿に、負けを認めさせられないハンゾーは、逆に参ったをする。ゴンはそれも嫌だと言い、参ったするのも嫌だとワガママを言うのだが、ヒソカの時同様言うことを聞かないゴンは、怒りの一撃を食らって気絶する。
ゴンの強さは、力や戦いの強さではなく、心の強さであり、負けを認めない所にあります。だからこそ、殺してはいけないというルールの中で、ハンゾーがゴンを負かす方法がなく、諦めました。これがガチンコの戦いなら、当然ゴンは殺されていたのでしょうが、試合に負けても勝負に勝つような勝ち方は、何度も言っていますが、非常に「ジョーカー」的であります。勝てなくても負けない。勝つ必要がないなら勝たない、というのが、ゴンのスタンスであるように感じます。
ハンター試験の結果は、ゴンは試験合格者第1号となり、不合格になったのは、キルアだけだった。参加者に、能力で変身していた兄イルミがいたことで、キルアは暴走してしまい、対戦者を意図的に殺し、不合格になってしまったのだ。その流れで、キルアは実家に帰って行き、その話を聞いてゴンは納得できず、イルミやゾルディック家を許せないと、キルアを取り返しに、ゾルディック家に向かうのだった。
HUNTER×HUNTER 第1弾まとめ
まだまだ物語序盤の展開ではありましたが、それでもこれだけのボリュームになってしまいました(笑)それだけ、感じることや発見が多いということですね。
ひとまず、物語の初めからゴンがハンターになるまでを、第1弾としてお送りしてきました。
かなり脱線しながらの紹介ではありましたが、それこそがこのメディアの特徴でもあるので、ご容赦ください(笑)
第2弾は、キルア奪還編からお送りしていきます。今の所予定ではありますが、HUNTER×HUNTERシリーズとしては、第5弾まではかかると思いますので、覚悟してください(笑)
ぜひ気長にお付き合いいただいて、HUNTER×HUNTERの新たな一面を発見してもらえたら嬉しいですし、神・冨樫に習って、ネガとポジ、光と闇の両極端を押し出していけたらと勝手に思っておりますので、続きも宜しくお願いします!^_^
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