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GIANT KILLING -ジャイアントキリング- 〜その②〜 魅力と感動に迫る!
W杯での日本の活躍を受けて、この機会に、初めて見た人、サッカーを好きになった人に、さらにサッカーを知り、好きになって楽しんで頂きたいということで、「GIANT KILLING-ジャイアントキリング-」を紹介してきました。
第1弾では、「GIANT KILLING」の概要と、序盤について紹介してきました。第2弾の今回は、作品の魅力や感動をじっくりと紹介していきます。
第1弾のコラムはコチラ↓
ジャイアントキリングの凄いところ
漫画やアニメのスポーツ作品の人気作は大抵、高校が舞台になることが多いです。
それは、卒業というゴールがあり、制限があること。そして、負けたら終わりという背景があることで、必死さが出てきます。
これは、二次元に限らず、高校野球や高校サッカーの面白さに通じますし、青春のラブコメなども絡めてストーリーが魅力的に展開できます。
そして、プロのスポーツを描いた名作はほとんどありません。強いて言うなら、高校から始まり、プロになるというケースならありえます。「キャプテン翼」や、野球なら「メジャー」、「ドカベン」も然りです。なぜ高校を舞台に描かれるかというと、「わかりやすい」からです。卒業がゴールになるので、描きやすいという訳です。野球漫画で有名なあだち充先生の作品は「タッチ」や「H2」などがありますが、ほとんど高校で終わりです。(ある意味、高校モノを描かせたらあだち充先生の右に出る者はいないかもしれませんね(笑))
しかし、「GIANT KILLING」は、最初からプロの世界を描いています。これは、実はもの凄いことなのです。サッカーをよく知っていないとできるものではありません。
リーグ戦こそ、描かれるべき題材
プロスポーツを描く難しさは、先に述べたように、学生時代が舞台とは違い、「ゴール」がなく、負けても次があります。
瞬間的な面白さで言えば、「負けたら終わり」というリスクがある方がわかりやすいし、ドラマチックです。しかし、人生においては「負けたら終わり」ということは、実はほとんどありません。一見そう見えても、とんでもない失敗をしてしまっても、人生は続くし、新たなスタートがあります。
仮に「負けたら終わり」という設定の人生であれば、一瞬の輝きはあるかもしれませんが、それは息苦しく、刹那的なものになるのではないでしょうか。
言うなれば「セミのような人生」です(笑)
全力で鳴き続け、一、二週間で死んでしまうような感じです。
リーグ戦は人生の縮図
シーズンでは、好不調があり、勝つ時があれば、負けるときもあり、引き分けもあります。連勝もあれば連敗もあります。その中にあって、チームの盛り上がりもあればちょっとしたきっかけで険悪なムードになったりもします。
さらに選手達はポジション争いがあったり、怪我があったり、個人でもチームでも浮き沈みがあります。
人生もまさに同じようなものです。特に不調な時の展開は、学ぶべきものが随所に描かれており、サッカーだけでなく、サッカーを通して人間学も描かれている所が、「GIANT KILLING」の大きな魅力だと言えます。
今や平均寿命は80歳を超え、60歳で定年というのも今は昔です。年金もそのうち貰えなくなる可能性が高いので、おじいちゃんおばあちゃんになって年金暮らしというのは、もうアテになりません。
定年してからも、新たな可能性を見出して、活躍されている大先輩の方々もいます。「生涯現役」とまでは言わなくても、人生が終わるその時まで、何かしら生み出していきたいものです。
「失敗したら終わり」の人生より、「失敗してもチャンスは常にある」と思える人生の方が面白いと思いませんか?
これは、どう認識するかの問題で、「失敗したら終わり」と思うか、「失敗したから生まれるチャンスがある」と思うのは、自分次第です。
リーグ戦を描く難しさ
キャラを作るまでは出来ても、その後まで描かなければならないので、作者の度量が試されます。
そういう意味では、「スラムダンク」なんかは、記憶に残る登場人物やキャラの使い分けができており、サプライズで廃校になった黒板に、エンディングから「十日後」を描くということがありました。
個人的に「後日談」が気になるタイプで、短い先の話ですが、どうなったかが気になります。気になるということは、それだけキャラが出来上がっているということだと思います。
そんなストーリーやキャラを作るには、相当な知識や経験が必要になります。だからこそ、作者の度量が問われ、逆に名作になった作品は、キャラやストーリーがしっかり出来上がっています。
「スラムダンク」はもちろんですが、「GIANT KILLING」は、サッカー作品においては右に出るものはいないと断言します。
達海猛という男
若くして怪我によって引退することになった達海は、ETUの希望だった。その希望が海外移籍によって消え去り、ETUは万年下位で降格を繰り返した。そんな低迷したETUに「監督」として希望の光を差しにきたのだった。
とにかく達海は、徹底的に相手チームをスカウティングし、自分のチームの選手の事もチェックする。その中で、相手の弱点をどう突くか、できることは何かを探る。将棋の達人のように、何手も先を読み、必要な策を選手に授けるという、何とも理知的なタイプです。
情熱を表に出すことはほとんどないが、誰よりもサッカーが好きで、その胸の内は情熱に溢れている。飄々としていて掴み所がない為、多くの人に誤解されるタイプだが、他の何より自分を信じているので、誰に何と言われようと気にしない。その自信の元は、サッカーが好きな気持ちと、研究に研究を重ねることによって培われるのでしょう。
達海のやり方は、まず相手を信じることから始まる。その上で結果を出すので、相手は信頼せざるを得ない。
そして、選手に対して、自分の予想を少しでも上回ること。それが達海にとって嬉しいことで、期待することだった。
達海のコーチング力
選手一人一人の徹底的なスカウティングはもちろん、いかにテンションを上げるかということを重要視しています。
もっと言えば、その選手が誇れるものに自信を持たせるというか、自分でも気付いていない才能に気付かせるというか。
まず達海が選手をよく知り、どんな武器を持っているか。何が武器になるかを見抜きます。そして、それを直接伝えるのではなく、本人が自分で気付くように、遠回りに伝えたり、その武器を発揮できるような舞台を整えます。
何事も、人に言われたり教わるより、自分の力で発見したり、身に付けたものは、そうそうなくなりません。達海のスタンスで言えば、「教えるより気付かせる」と言えます。ある種、育児や教育にも通じるかもしれません。達海のような親だったら、子供の才能を見抜いて、子供が好きになりそうなものや、力を発揮できるものをやらせたあげられそうです。子育てに悩む方や、英才教育を考えている方には、達海の指導方法は参考になるかもしれませんね。
達海流士気の上げ方
チームが勝つ為には士気を上げる必要があります。特にETUは、お金もなく、万年下位の弱小クラブです。助っ人外国人を呼ぶ余裕もなく、今いる選手で勝ち続けなければなりません。決して強くないチームで勝つには、「弱者の兵法」が必要です。相手の弱点を徹底的に突くのが達海のサッカーでもありますが、それよりも、選手の士気を高めて、最高のパフォーマンスをさせることこそ、達海の目指すサッカーです。
その為には、何より「サッカーを楽しむ」ことが第一で、達海にできることは、それに気付かせることだと先に述べました。それだけではなく、いかに「成功のビジョン」を見せられるか、ということこそ達海の手腕です。どんなに強い相手にも、勝つ可能性は0%でありません。少ない可能性でも、その可能性を限りなく大きく感じさせ、自信を持たせる。勝った時のビジョンを描かせて臨むのです。そうすることで、最大限のパフォーマンスを発揮できるようにサポートするのです。
達海が目指すクラブとは
クラブチームは、選手だけでは成り立ちません。フロントやサポーター、スポンサーはもちろんのこと、達海の目指すクラブとは、地域の「町全体」が一体となったクラブチームです。チームが一丸となり、サポーターとまではいかないファンの方や町の方がETUを愛し、応援してくれるようなクラブチームを目指しているのです。
アニメの最終回も、ETUがカレーを作り、町の人々に振舞うというファン感謝デー的なことを達海の思いつきで始めます。選手がカレーを作り、提供することで、町の人と触れ合い、知ってもらう。そういった、チームだけではなく、町ぐるみで一体感を持つことこそが、理想的なクラブチームなのです。
W杯は日本全体が盛り上がりますが、まだまだJリーグは盛り上がりに欠けるところがあります。今季は、イニエスタやフェルナンド・トーレスといった有名選手が来たことで盛り上がると思いますが、それは一時のものです。冒頭に述べたように、日本がW杯で優勝するほどになる為には、Jリーグの盛り上がりは不可欠です。その為に、町ぐるみで応援するようなチームが増えたら、日本の底上げができるのは間違いありません。作者には、そういう思いもあり、この作品を作っているのだと思います。
現役復帰宣言と引退試合(ネタバレ)
アニメでは描かれていませんが(後に描かれるかもしれません)、ETUが上位に食い込むも、流れに乗り切れず、チームの雰囲気が悪化している中、「現役復帰宣言」をする。
現役復帰するためには選手登録が必要になるので、GMの後藤に認めてもらう為にも、ミニゲームを行う。ほとんどの選手が戸惑い怒りさえするが、そんな中、椿が手を挙げる。そして、漢・黒田は怒りに燃え、敵チームとして椿を引き入れ、引導を渡そうと参戦する。達海チームは、コーチ陣で組み、ジーノも自ら達海チームに加入する。そうすれば戦力がちょうどいいだろうと(笑)
現役復帰を掛けた試合は、予想外にも達海の大活躍。ジーノも、普段ではしないようなプレーを見せ、達海のパスに反応し先制ゴールを決める。本気で当たる椿と黒田も容赦はしない。そして、選手としての達海は、監督としては見たこともないような、楽しそうなプレーを見せるのだった。
作中、達海が唯一見せた最高の笑顔
あの頃の達海が帰ってきたと、喜ぶギャラリーだったが、その輝きは途中まで。怪我の痛みが悪化して、その後は見る影もなくなってしまう。
ミニゲームは1対6の負け。
達海は自ら、現役復帰を撤回する。監督の俺からして、こんな使えない選手はいらねぇと。
そして、このミニゲームを、自身の「引退試合」とするのだった。
なぜ怪我を押してこんなことをしたのか。
それは、
本来のサッカーができる喜びや、サッカーを楽しむことを忘れてしまった選手達への、身体を張ったメッセージ
だったのだ。
走れること。ボールを蹴れること。そんな当たり前のことが嬉しいことを、身を以て知らせるのだった。そして、こんなことができたのは、達海がETU出身であり、ETUが達海の目指すクラブチームに近付いているからだと思います。地元の人達に愛され、町が活気付いて、選手は輝きチームは活躍する、そんなクラブになってきたから、そうなりきれない選手に対し、やりきれなかったのでしょう。
単行本30巻に載っているこのシーンは、GIANT KILLINGの神回です。サッカー選手の原点であると共に、なぜサッカーをやっているのか。選手でいられることが、どれだけありがたいことなのか。サッカー選手の平均引退年生は、25.6歳と言われています(カズは今年で51歳にして現役!)。サッカー選手として、プレーできる喜びを忘れるな、という原点だと言えますね。
アニメの第2期があるなら、最終回にもなりそうな話なので、是非とも第2期を楽しみにしています。
椿大介という男
選手視点の主役キャラとして描かれます。まだ若く、発展途上ではあるものの、足が速く運動量も豊富で、時に予想外の活躍を見せます。しかし、実は精神的に脆く、プレッシャーに弱い所があり、達海は早くにそれを見抜きます。
「お前の中の、ジャイアントキリングを起こせ!」
そんなプレッシャーに弱い椿に、達海が掛けた言葉。
何度失敗しても構わない。ただ一回のプレーで観客を魅了しろ、とそう言うのでした。プレッシャーに弱いからこそ、失敗を恐れる椿にとっては、「何回失敗しても、一回でも成功すればいい」と思えることは、「失敗を恐れない」ことに繋がり、より良いパフォーマンスを見せられるという訳です。
事実、ミスはあっても、チームが勝ち進んで行くと共に、椿も成長し、ここ一番の活躍を見せ、五輪代表(U-23)に選ばれ、日本代表にも選ばれるような活躍をみせるまでになります。代表に選ばれるその瞬間、「椿ー!!」と叫んでしまいました(笑)あたかも椿が本当に存在しているような感覚にさえなってしまいます。
こういったキャラの描き方も、「GIANT KILLING」の面白さを物語っています。
椿にとっては、「ジャイアントキリングを起こせ」と言う言葉がモチベーションを上げる言葉でしたが、そういうやる気スイッチのようなものや、切り替えるスイッチになるようなものを自分で認識して、潜在能力を引き起こせるようにできるかもしれませんね。
ジーノという男
本名はルイジ吉田。イタリアとのハーフ。愛称はジーノか王子で、合宿で初顔合わせになった達海は「タッツミーだ」と張り合う(笑)。直接そのプレーを見ていない達海は、実力を見せるまで「吉田」って呼ぶぞと脅し、ジーノは椿と赤崎を使って、その視野の広さ、パスセンスや技術を見せつける。
初陣となった東京ヴィクトリー戦でも、先制弾を決め、達海の就任祝いとして捧げている。
背番号10を背負い、ETUの攻撃の中心で、その実力は代表クラスだが、いかんせん情熱を表に出すタイプではなく、勝ち負けにそれほどこだわるタイプでもない。ただ自分のルールに則り、やることはやる、それ以上はやらない、平気で守備をサボる、ちょっと痛みがあると交代を申し出る、というようなわがままな選手の為、「王子」とも呼ばれて(呼ばせて)いる。そして、この「自分のルールに則る」ことができるのが「ジョーカー」である所以です。
そんな王子ことジーノは、達海監督になってから、守備はサボるものの(笑)、交代を申し出たり、練習をさぼったりしなくなっていた。ジーノなりに達海のことを認めており、達海の戦術や、やりたいサッカーを面白いとも思っているのでしょう。おそらく、ETUの中で最も達海のことを理解し、体現している選手と言えます。決して、達海とミーティングをしたりとか、そういったことは一切しないのに。お互いの存在を認め、リスペクトし合っていることが、その要因であると思います。そして、「ジョーカー」同士だからこそ、分かり合えるところがあるのかもしれません。ジーノは自分に強く自信を持っていますが、きっと達海が自分の価値をわかってくれていると実感しているのでしょう。だからこそ、達海のことも認め、従っているのです。
上記にある達海の引退試合でも、ジーノは率先して達海のチームに加わった。いつもは自ら走りこむようなことをしないジーノが、ディフェンス裏に走りこんで達海のパスを受けてゴールを決めます。
「いつもならそんなプレーしないのに」というチームメイトの言葉に、「必要ならするさ。ボクのことを理解してくれる技術の高いパサーがいればね。」と冷静に返す。これは、未熟なチームメイトへの嘆きと、達海への賞賛の言葉だった。ジーノは、このように何気なく深い名言が多く、そして核心を突いていることが多いので、ジーノのセリフにも注目です。
怪我の痛みが悪化した達海に対し、皆はもうやめろと言うが、
「これはタッツミーが選手たちの名誉を傷つけて、焚きつけつことで始めたゲームなんだ。途中降板なんで許される話じゃないよ。そんな覚悟もなしに始めたんじゃないってことはわかってるけどね。」
と言う。それは、達海の思惑と覚悟を誰よりも理解していたからこその言葉だった。
達海の引退試合は、達海はもちろん、ジーノの一番格好いいシーンでもあります。ジーノが、達海が来てからの目には見えない変化を感じ取れるし、多くを語らず分かり合えるのは、男にとっては胸熱展開ですよね。
この引退試合の為に、「GIANT KILLING-ジャイアントキリング-」を見始める価値がありますよ!
ETUを作ったスカウトの存在
スポーツのクラブには、「スカウト」という存在がいます。アニメにはまだ出てきていませんが、ETUにも笠野というスカウトがおり、達海がETUの監督に就任するのを見越してか、達海の戦術に合いそうな若い選手を集めていた。
スカウトの笠野
それも後々わかることなのですが、いくら達海とは言え、1人でチームを作り上げ、強くすることはできません。そこにはフロントやスカウトと言った、裏方の仕事をきっきりこなす人がいたからこそ、達海のお膳立てができたのです。
サッカーとは、1人でできないのはもちろん、11人の選手、監督、フロント、スカウト、スポンサー、そしてサポーターがいて初めて成り立つものなのです。その全てを描いているのが「GIANT KILLING」です。
これも原作での話ですが、達海と笠野の関係は、とても深く重要なものがあります。選手だった達海と深く関わりを持ったエピソードは、切なく胸にくるものがあります。
サポーターの存在
クラブに欠かせないのはサポーターの存在です。サポーターの方々は本当に凄いですよね。クラブを応援する為に、全国を飛び回り、日本代表の場合は今回のW杯はロシア、前回は地球の裏側ブラジルまで行くんです。休暇をとって、もちろん自腹で。物理的には「消費」しかないはずなんですが、サポーターがそこまでするのは、応援するからこそ共有できる感動があることや、親が子を応援するような感覚に近いのかもしれませんね。
そして、サポーターは「12番目の選手」とも言われています。サッカーは、11人でプレイしますが、サポーターが12番目の選手として、背中を押す訳です。サッカーには欠かせない、重要な存在です。
時間とお金もかけて応援する訳ですから、厳しい批判やブーイングを浴びせるのは当然の権利と言えます。でも、サポーターのおかげで勝利に繋がることもあり、大きな力なのは間違いありません。
サッカーは誰にでも観られて、批判することはできますが、本当に批判していいのは、サポーターだけだと個人的には思います。思うのは自由ですが、発信するのは少し違う、と「GIANT KILLING」を見ると思います。
サポーターの衝突
達海が選手だった頃、ETUは全盛期にあり、それから十年の月日が流れ、サポーターも世代交代していて、「スカルズ」というサポーターがいる。
達海が監督として復帰したことは、当時サポーターをしていたおっさん達は、この上なく嬉しいことで、忙しい中で何とか応援に行き、サポーターだった頃の血が騒ぎ出す。仕事や家庭があり、中々スムーズにはいかないが、子供と一緒に応援に行ったりして、徐々に旧サポーターが集まり始める。
選手時代の達海と若かりしおっさんズ
しかし、現役サポーターは、達海がいなくなって辞めたサポーターに対し、俺たちのやり方に従えないなら、サポーターとして認めない。同じチームを応援するのに、なぜいがみ合うのか。プライドがあるおっさんズは中々相容れず、別々に応援するのだが、それも、ETUの活躍によって様相は変わっていき、徐々に理解し合い、融合していきます。ピッチの外でも、色んなドラマが描かれており、よりサッカーの面白さが感じられます。
サポーターと言っても、集団での応援の為、そこには規律やルールがあります。バラバラに応援するより、声を合わせてチャント(応援の詠唱)した方が、迫力も出るし、選手にも届きます。
私の高校時代の思い出(笑)
私は高校生の時、サッカー県大会で準決勝まで勝ち進んだんですが、有志で学校の友人たちが応援に来てくれたことがあったんです。
対戦相手は、何度も全国に出ている相手で、応援も揃っていて格好いいものでした。陣地の取り方もしっかりしていて、応援慣れしてるのがよくわかりました。対して、母校の応援はというと・・・とても心の籠った応援でした(笑)。応援慣れしてないので当然です。ですが、サポーターの前でファインプレーをした時に、名前を連呼された時は、嬉しくて観客席を見れませんでした。こっちも応援され慣れしてなかったんですね(笑)
応援があると、やっぱりいい所を見せようとか、いつも以上の力が出るのは間違いないです。サポーターはただの応援ではなく、一緒に戦っている存在です。時間もお金も掛けて真剣に応援します。だからこそ、応援も批判も力になります。サポーターでもない心無い非難中傷するのは、恥じるべきだと思います。
ちなみに、その試合はロスタイムで1点取られ、0−1で負けてしまい、引退となりました。相手は全国に出場。場所は「港サッカー競技場」だったので、私たちは「港の悲劇」と読んでいます。ウソです(笑)
GIANT KILLING-ジャイアントキリング-のまとめ
私自身がサッカー経験者でもあり、サッカー好きなので、かなりのボリュームになってしまい、2弾に分けてお送りました(^^;
サッカーファンとして、W杯でサッカーが盛り上がることは嬉しいものです。そして「GIANT KILLING-ジャイアントキリング-」は、よりサッカーがわかると共に、胸熱で感動がたまりません。サッカー好きじゃなくてもオススメしたい名作です。
日本が今後、W杯で更に活躍していけるように、優勝するに相応しい国になるように、サッカーファンが増えれば嬉しいものです。ぜひ「GIANT KILLING-ジャイアントキリング-」をチェックしてみてくださいね!
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