レクリエイターズ【Re:CREATORS】 架空世界の人気キャラオールスター作品がすごい!

レクリエイターズ【Re:CREATORS】 架空世界の人気キャラオールスター作品がすごすぎる件

 

今回は神アニメランキング・虹見式でも18位にランクインしている人気作品『レクリエイターズ』を紹介していきます!

レクリエイターズの見どころ

レクリエイターズの世界設定

タイトルにもあるように、『レクリエイターズ』という世界の中で、アニメやラノベなどの人気キャラクターが現実世界に現界化するという設定で、それは言わば「アベンジャーズ」のような、交わることのなかったヒーロー達が一堂に介すものです。

最近流行りの異世界モノだと、主人公が、ある異世界に召喚されて、その世界の中で物語が展開する、というものですが、レクリエイターズではその逆で、現実世界という一つの世界に色んな作品の人気キャラが召喚される、という流行りを逆手に取ったよう設定で、異世界モノが流行ったからこそより人気作品になったのではないでしょうか。

例えるなら、当サイトの神アニメランキングで言えば、「コードギアス」のルルーシュ、「Re:ゼロから始める異世界生活」のレム、「機動戦士ガンダムSEED」のキラ with フリーダム、「ワンピース」のルフィ、「ドラゴンボール」の孫悟空、「エヴァンゲリオン」の碇シンジwithエヴァと言った人気キャラが、同じ世界線で色んな思惑の下に敵味方に分かれて戦うようなものてす。

アニメファンの中でも、どの作品のどのキャラが一番強いかとか議論されたりしますよね。皆さんも考えたことないですか?

もし投票をしたら、多分「ドラゴンボール」の孫悟空が一位になるのではないかと思います。

孫悟空

 

しかし最近では、「ワンパンマン」の主人公サイタマが有力な候補になっています。どんな相手でもワンパンチで倒してしまう破壊力、誰も傷一つ付けられない耐久力の前には、悟空の攻撃も効かないのではないかと言われています。

サイタマ

 

今から6年前ですが、「溜池NOW」というネット番組で、アニメの最強キャラを決める「溜池天下一武闘会」というコーナーがあり、プレゼン形式で行われたのですが、優勝したのは『Dr.スランプ』のアラレちゃんでした!

各プレゼンターの愛や視点でプレゼンされていて、説得力もあり中々面白いですよ!

興味のある方はコチラから↓
「溜池天下一武道会 vol.1」

「溜池天下一武道会 vol.2」

 

こんな風に、色んな作品の色んなキャラを比較したり、戦わせる妄想をしたりするのは、結論もでませんが面白いものですよね。

同じ作者の作品だと、作者のお遊びで登場したりすることもありますが、出版社であったり、制作会社などの垣根を超えて一堂に介すことは基本あり得ないので、架空の世界の架空の物語ではありますが、そういう面白さがレクリエイターズにはあります。

 

レクリエイターズのキャラクター

レクリエイターズの世界では大きく二つの陣営に分かれます。

反アルタイル陣営(主人公側)

水篠颯太(主人公兼狂言回し)
CV山下大輝

CV・山下大輝

平々凡々な取り柄のない主人公。物語の狂言回しとして、登場人物のつなぎ役でもあるが、後半は、さすがは主人公、物語の根幹にも関わる重要な役です。彼の劣等感や苦悩、能力によって、大団円に向かいます。

メテオラ=エスターライヒ(作品名:追憶のアヴァルケン)
CV水瀬いのり

CV・水瀬いのり

見た目はロリ少女だが、万里の探求者と呼ばれ、魔導書を持ち、主に防御系の魔法を操る。知性が高く、いち早く現界した事実や、敵側の思惑などを理解し、こちらの陣営のブレーンとなる。理知的な話し方ではあるが、オヤジギャグを言って場を凍らせたり、食いしん坊で、食べながら話をしだして何を言ってるかわからなかったり、茶目っ気たっぷりで、キャラと声優もうまくハマっている。

セレジア=ユピティリア(作品名:精霊機想曲フォーゲルシュバリエ)
CV小松未可子

CV・小松未可子

聡太の目の前で現界したキャラ。作品のヒロインで陣営のエース的なポジション。可愛さ、色気、ポジションで言えば、この陣営の主人公タイプ。剣が武器で、先頭を切って戦い、フォーゲルシュバリエというロボットを操る。
創造主(物語の原作者)の松原とも理解し合えた後は仲良くなる。

鹿屋瑠偉(作品名:無限神機モノマギア)
CV雨宮天

CV・雨宮天

作品の設定では22世紀の物語で、「ギガスマキナ」というロボットを操る作人の主人公。16歳という若さもあるが、逆切れをしてストーリーが展開するという設定があるため、最初はちょっと面倒くさい。主人公の颯太とは同い年ということもあり、友達のような関係にもなる。

弥勒寺優夜(作品名:閉鎖区underground-dark night-)
CV鈴村健一

CV・鈴村健一

作中では主人公のライバルであり、アルタイル陣営のブリッツとは現実世界で敵視している。「神木黒那岐丸」という衝撃波を起こす武器と、「板額」という星幽複体(ジョジョのスタンドみたいなやつ)で戦う。二つの武器があるため、一人で二人を相手にできる為ちょっとズルい。その為か、途中で板額を奪われてしまう。キャラデザも悪メンだが、鈴健の声がとてもハマっていて、一見生意気でムカつくがいい役になっている。

星川ひかゆ(作品名:ほしぞら☆ミルキーウェイ)
CV夏川椎菜

CV・夏川椎菜

美少女ゲームのヒロイン。ただの可愛い女の子なので、なぜ現界化されたのかは謎だが、最終決戦では突如チートキャラと化す。地球滅亡の最中、彼女の可愛さが場を和ませてくれる。めっちゃ可愛い。

 

アルタイル陣営

アルタイル(作品名:不明)
CV豊崎愛生

CV・豊崎愛生

本作の黒幕であり、全ての元凶の生みの親。彼女の能力「森羅万象(テレプシコン)」によって、色んなキャラが現界化される。「世界改変」を目論み、現界化されたキャラを介入するが、最後まで彼女の本当の思惑や存在理由が明かされないが、その謎解きもこの作品の楽しみ方でもある。ある意味、悲劇が産み出した産物でもあり、強くなりすぎた彼女を倒す鍵は主人公が握る。

アリステリア(作品名:緋色のアリステリア)
CV日笠陽子

CV・日笠陽子

作品の主人公で、女性騎士というまっすぐ脳筋馬鹿。曲がった事が大嫌い、嘘がつけないといった真っ向主人公タイプだからこそ、単独ではトップクラスに強い。融通も利かないが、情に厚く、魔法少女まみかとは特別仲良くなる。しかし脳筋故に、そこを突かれて真鑑ちゃんにコロっといかれる。敵ながら、己の信念を貫き独自の道を行くことになる。

煌樹まみか(作品名:マジカルスレイヤー・まみか)
CV村川梨衣

CV・村川梨衣

この作品の主人公。ハートの魔法を操り、その容姿とは似つかないほど強い。アルタイルの世界改変という思想に賛同し、アリステリアと共にアルタイル陣営につくが、メテオラとの会話や颯太との話し合いで、彼女自身の答えを見出す。誰とも馴れ合わないアリステリアに唯一心を開かせた存在でもあり、彼女がアリステリアを動かしたとも言える。

ブリッツ・トーカー(作品名:Code・Babylon)
CV斧アツシ

この作品の主人公の相棒を務める。銃使いの渋いオヤジで、重力弾を使い、威力は絶大。弥勒寺とは因縁の相手で、ことあるごとに戦いになるが、勝負はつかない。作品内では愛娘を殺さざるを得ない状況になり撃ち殺すのだが、そんな展開にした作者を憎んでいたことでアルタイル陣営に加わる。愛娘とアルタイルをどこか照らし合わせていたことも、陣営に加わった理由だろう。

白亜翔(作品名:閉鎖区underground-dark night-)
CV岡本信彦

漫画 “閉鎖区underground -dark night-” の主人公。ライバルの弥勒寺優夜がメテオラ側に付いている為、ほぼ必然的にアルタイル陣営に加担する。終盤の登場ということもあり、見せ場は少ない。作品内では主人公であっても、この世界の主人公にはほど遠く、むしろ弥勒寺の引き立て役になってしまった。

カロン・セイガ(作品名:精霊機想曲フォーゲルシュバリエ)
CV小野大輔

CV・小野大輔

フォーゲルシュバリエの主人公で、最終決戦に突如現れる。最後まで見せ場はなく、カロンが登場したことで、セレジアが戸惑い、計画に支障をきたしたが、白亜同様、この世界の主人公には程遠く、むしろ主人公らしくなくなってしまった。

 

無所属

築城院真鑑(作品名:夜窓鬼録)
CV坂本真綾

CV・坂本真綾

女子高生で、「言葉無限欺(ことのはむげんのあざむき)」という能力を使い、「嘘の嘘、それはくるりと裏返る」という名セリフで、嘘を嘘ではなくしてしまうというチート能力を使う。人を殺すことにためらいはなく、彼女の動機は、ただ面白ければいい、というもの。物語のジョーカー的なポジションで、どちらの陣営にも属さず、我が道を行く。IQの高さはおそらく作中No.1で、頭脳派と思いきや、なぜか体術もすごい。その口先で双方の陣営に影響を与えるが、彼女がいなければ、この物語は完成しない、超重要の裏キャラ。

それにしても、可愛い声優さんが多いですね!若手から中堅まで、人気声優が揃っているのも、この作品の魅力ですね!

レクリエイターズのストーリー

アルタイルの暗躍

多彩な魅力のあるキャラが登場し物語が進んでいきますが、レクリエイターズという作品の主人公は「水篠颯太」で間違いありませんが、その中心にいるのは「アルタイル」であり、最終決戦でもある「エリミネーション・チャンバー・フェス」で、民衆を巻き込みキャラの力を最大限発揮して戦うのですが、全てはアルタイルを巡って進んでいきます。そういう意味では「アルタイル」こそが主人公だと言える。

そもそも、アルタイルの目的とは何か?現界化したキャラに接触して、そのキャラの世界の真実を話す。アニメや漫画は、物語を読んでいる読者がより引き込まれるように基本問題だらけで、登場人物たちは苦しいことや理不尽なことに巻き込まれ、仲間が死んだり、大切な人が殺されたりする世界に生きています。そんな世界を作り出した創造主がこの世界にいる。その相手をどうにかできるならしたくないか?と言う問いかけによって、その物語世界が凄惨で、憎しみが強いキャラほど、アルタイルに影響される、その理由として、無所属だった築城院真鑑は、あの世界もこの世界も気に入ってしまった為、どちらにも属さず、ただ「面白いこと」を目的に動く。捉われてるものが何一つない為、創造主を殺すことも厭わず、何がどうなろうと、心が乱れることがない。だからこそジョーカーとして存在している。

現界化の秘密

ではなぜアルタイルが「世界改変」したいのか。それは彼女の存在意義、生まれた理由による。

基本的に、人気作品の人気キャラが現界化しているのだが、そのキーになっているのが「承認力」というもの。読者や視聴者に承認されていないものは現界化されない。

例えば、創造主によって新たな設定や能力を追加したとしても、承認されなければ何も変わらない。つまり、キャラの意思でも創造主の意思だけでは何も変わらず、読者や視聴者の「承認」によって能力も現界化することができる。

これは、私たちの現実世界でも同じことが言えるのではないかと思いますが、承認されなければ、「いない」ことと同じです。逆に、承認されてしまったら、ないものが「有る」ことにもなります。なので、いかに「承認させるか」が、ストーリーでも重要なポイントになってはきますが、この現実世界でも、承認してもらうということが、力になるのは間違いありません。

アルタイルが生まれた理由

現界化したのは、アルタイルの能力と「承認力」によるものでしたが、アルタイルが生まれた理由こそが、このストーリーの根幹になります。

アルタイルというキャラは、二次創作のキャラで、どの作品にも存在しません。元ネタはあるもの、アルタイルという存在は、ある人によって生み出され、人気が出て、キャラだけが一人歩きしていきます。その裏には、アルタイルを生み出した作者「シマザキセツナ」の死があった。

本名は「島崎由那」で、主人公・颯太の数少ない友人であり、淡い恋心も抱いていたであろう相手であったが、彼女の絵が認められ、人気も出ていったことで、颯太は引け目を感じてしまい、徐々に彼女と距離が生まれる。彼女の人気が急上昇したことで、ネットでは誹謗中傷が多くなり、最期に生み出したキャラが「アルタイル」だった。颯太にはその存在のことを連絡をしていたのだが、引け目や嫉妬を抱いていた颯太は、彼女に何もすることができない。彼女の携帯から電話がかかってくると、相手は島崎由那のお母さんからだった。島崎由那は、駅のホームで飛び込み自殺をしたのだった。唯一何かをできたかもしれない颯太は、何もできなかった自分を責めていて、いち早くアルタイルの正体に気づいたものの、その苦しみから何も言えずにいた。

そして、彼女の愛と無念さから生まれたのがアルタイルであり、アルタイルの原動力は、島崎由那を必要としなかった世界に対する恨みと、アルタイルの世界から、この世界を排除することだった。そのキャラの魅力からネットではキャラが一人歩きし、二次創作の二次創作と言えるようなキャラクターになった。それが、彼女の無敵の強さにもなり、「世界改変」という名の「世界崩壊」に向けて進んで行く力にもなった。

アルタイルの創造主「島崎由那」
CV大橋彩香

CV・大橋彩香

彼女の死と引き換えにアルタイルが限界化され、様々なキャラが限界化されてこの物語が動き出しました。ネットでの誹謗中傷、急激な人気上昇など、今ではよくあることですが、それによって、誰も知らない所で誰も知らないうちに、彼女は自らの命を断ちました。

MAXの考察

この作品の面白いところは、創造主である作者と、被造物であるキャラが共存しているということ。アルタイル陣営に付いたキャラは、作品の世界と作者に対して恨みがあったが、反アルタイル陣営のキャラは、納得はしてはいないものの、作者に対して理解はしているキャラが多く、そうなれたのは、颯太とメテオラの存在のおかげで創造主と向き合えたからなのではないでしょうか。

物語で大団円を迎えるのは作者が作るのではなく、主人公がやるんだということ。作者にできるのは、運命を方向づけることと、主人公を信じることしかない。

たとえば、作者が自分の作ったキャラがやられた時に、心から悔しがり、申し訳なく謝る姿は、ただ描いたキャラなのではなく、二次元の世界ではあっても、生きているんだと思わせてくれる。原作者は、それくらいの思いで描いているんだということ。それが、キャラにも伝わっていたのではないでしょうか。逆に言えば、それくらいの思いで描いてほしいし、それくらいの思いで描かないと、現界化したキャラが現れたのだとしたら、恨まれて殺されてしまうかもしれませんね。(笑)

作中では、実際に現界化したキャラに殺された作者もいました。そのキャラを創造した神であっても、被造物のキャラが殺せてしまうというのも、象徴的な出来事のように思います。

現界化したキャラは、色んな武器や能力、魔法が使えたりして、どう考えても創造主よりも強く、よっぽど万能で、創造主の方がよっぽど平凡です。

創造主と被造物の大きな違いは、「決められた目的(運命)」の下に生きていること。被造物にはそれを超えることはできず、抗うこともできません。

創造主は、その「目的・運命」というものを生み出しし、キャラクターという存在を二次元に創造することができます。

もしも、この世界にも当てはめられるのだとしたら、私たち人間も、神に勝る能力を持っているのかもしれませんよ?

 

MAXのオススメキャラ&声優!

個人的に好きで、キャラと声優がマッチしているキャラをさらっと紹介します!

メテオラ=エスターライヒ(CV水瀬いのり)

キャラもいいのはもちろん、声優の水瀬いのり(いのりん)がキャラとマッチしていて、高ポイント!いのりんの存在だけでも、見る価値ありです!

築城院真鍳(CV坂本真綾)

自由奔放で全てを舐めていて、面白くする為なら何でもしてしまうジョーカー。このキャラを演じられるのは、坂本真綾しかいないと思えるほど、完成度の高いキャラになっていて、一気に心奪われました(笑)

まりね(CV金元寿子)

セレジアのデザインを担当しているイラストレーター。キャラとしては、普通の可愛らしいメガネ女子ではありますが、CVである金元寿子さんの声がいい!このサイトでも度々推している花澤香菜さんの声にも似ている所があり、一瞬聞き間違える程。今後の注目する声優の一人です!

 

レクリエイターズ・まとめ

キャラだけが活躍するストーリーではなく、作者である創造主も同時に描いている作品は多くはありません。

二次元のキャラが現界化するという単純な設定ではなく、「承認力」というものがポイントになっていて、それによって、ストーリーは一気に面白くなりました。この作品によって、この世界の成り立ちというものが、見えてくるかもしれません。

 

・多彩なキャラクターは、架空のオールスターアニメである。

・「承認力」によって現界化され、認められなければ力にはならない。

・作者は創造主であり、被造物にとっては神のような存在。

・神は万能ではない。運命という方向性を示すことしかできない。

・築城院真鍳ちゃんのように、捉われずに生きることが最強。

・見たくないものに向き合わなければ、物事は解決しない。

 

 



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