神アニメ虹見式アワード2019! 管理人特別賞

神アニメ虹見式アワード2019! 管理人特別賞発表

 

「神アニメ虹見式アワード2019!」にて、2019年の神アニメを7本紹介いたしました。

令和最初の神アニメ虹見式アワード2019!

今回は、虹見式アワードにはノミネートされなかったものの、審査員特別賞ならぬ、虹見式特別賞を贈りたい3作品を紹介します。

これはよく言われる『コンテストあるある』ですが、かなりの確率で、グランプリよりも準優勝や審査員特別賞を受賞した作品や人の方が、後々人気が出るようになるというジンクスがありますよね。「審査員特別賞」と言えば、国民的美少女コンテストの米倉涼子さんや上戸彩さんなどが有名ですが、そもそもは、そのコンテストのテーマやコンセプトに合わないだけで賞を与えないのは勿体無いという理由で生まれたものだそうです。つまり、実際の優勝は、「特別賞」だとも言えるわけです。

そんな、正式な虹見式アワードにはノミネートされなかったものの、「特別賞」の名に相応しい作品を紹介いたします。

 

可愛ければ変態でも好きになってくれますか?(変好き)

作品名の通り、多くの「変態」が登場します。まあぶっちゃけ男は誰しも変態と言えますが、この作品に登場する変態は、男子ではなく女子なんです。しかもとっても可愛い女子!!

本来、わかりやすい変態は男子なんですが、むしろ、主人公の桐生慧輝がまとも過ぎて、変態女子たちに振り回されるような構図になります。

簡単に言えば、ハーレムものではありますが、今やアニメ作品のハーレムものは腐るほど巷に溢れており、それだけでは虹見式のセンサーに引っかかることはありません。なぜこの作品が特別賞に足る作品なのかという理由と魅力を、変態代表のMAXが紐解いてまいります。(笑)

簡単な作品紹介

主人公は高校2年生の桐生慧輝。所属している書道部に男は彼一人だけ。部員全員で部室を片付けたある日、部屋を最後に出た慧貴の前に、差出人のわからないラブレターとパンティがあった。(なにこの始まり…笑)

親友のモテ男こと翔馬に相談すると、そのシンデレラは、部室を片付けた人の中にいるんじゃないかということで、シンデレラ(犯人)探しが始まる。

とまあ、物語自体はそこまで大きな魅力はないんですが、この作品の1番の魅力は「キャラ」につきます。「変態」のキャラしか出てこないんですが、この変態キャラこそが要チェックなので、キャラについてじっくりと紹介していきます。

 

濃ゆい変態キャラ(男子)

桐生慧輝(CV 下野紘)

非モテ男の高校2年生。書道部に所属し、密かに部長の巨乳先輩である朱鷺原紗雪に憧れを抱く。また、図書委員でもあるが、書道部に入部したのも、図書委員になったのも、困っている人を助ける為だった。

そんなある日、差出人がわからないラブレターとパンティを貰ったことで、シンデレラを探すことになる。妹を溺愛しているが、そこから妹を巻き込んで、慧輝を巡っての変態女子たちの猛アタックが始まる。

中の人は下野紘さんですが、正直キャラには合っていない。下野紘さんは嫌いではないですが・・・。

秋山翔馬(CV 河本啓佑)

慧輝の親友。慧輝の良き相談相手でもあり、時々二人の世界になり、BL好きを萌えさせる。イケメンでモテるが、生粋のロリコン男。基本的に蚊帳の外だが、翔馬が主役になる回も・・・。

 

濃ゆい変態女子

第1の変態
朱鷺原紗雪(CV 竹達彩奈)

書道部の部長で美貌と巨乳の持ち主。巨乳であるというだけで、貧乳女子の敵とされ、後輩女子には「魔女先輩」と呼ばれる。でもどう見てもエロい。

巨乳にして容姿端麗、清楚な雰囲気を醸し出しているが、その正体は慧輝の飼い犬(ペット)になりたがっているM属性。お約束のメイド服を着て慧輝の前に現れたり、過激なお仕置きをおねだりしたり、他の女子に取られまいとマーキングと称して慧輝の身体を舐めまわしたりする。男子の願望を凝縮した王道の変態女子である。シンデレラの筆頭候補ということで、最初に登場するので、正ヒロインポジションではありますが…

中の人は、昨年梶裕貴さんと結婚した竹達彩奈さんだが、彼女以外に考えられないキャスティング。最高です!こんな先輩に迫られたら、我慢できない自信だけはあります(笑)

第2の変態
古賀唯花(CV 日高里菜)

慧輝と同じ図書委員をしている、ハーフでとても可愛い後輩。あまり人と仲良くなることはないが、慧輝とは仲良くなり、巨乳の先輩を「魔女先輩」と呼んで目の敵にしている。

中の人は日高里菜さんで、ロリ系の可愛い声だが、後輩ながら慧輝を奴隷にしたがるS属性の小悪魔。そのギャップがたまらない。こんな後輩小悪魔がいたら、簡単に転がされる自信だけはあります。

第3の変態
南條真緒(CV 野水伊織)

慧輝のクラスメイト。時折慧輝の方を眺めたりしているが、話すとそっけない態度を見せる。慧輝が紗雪や唯花と仲良くなっていくのを見ていられなくなり、慧輝を巡る変態戦争に参戦するが…、その実は、BL好きの腐女子だった。

中の人は野水伊織さん。基本はおっとりしているが、ツンとデレが発動すると、それはもうたまらない。その正体は、慧輝と翔馬をモデルにした「ショートケーキシリーズ」を描くBL系作家としてその界隈で名を覇している。あのツンデレをかまされたら、勘違いする自信だけはあります。

第4の変態
鳳小春(CV 大橋彩香)

天文部に所属し、慧輝を盗撮していた超ロリっ子先輩。実はターゲットは慧輝ではなく、親友の翔馬のストーカー女子だった。慧輝を盗撮したのは、慧輝を出汁に翔馬にアプローチするためだった。

翔馬と小春の回は、1番の感動回かもしれない。が…そんな感動で終わらせないのが「変好き」なのだ。

第5の変態
藤本彩乃(CV 春野杏)

生徒会副会長で、突如シンデレラ候補になった不思議少女。白馬の王子を待つような夢見るメンヘラ系少女で、自分をさん付けして呼んじゃうちょっとイタイ娘。その正体は男子の体臭に興奮する匂いフェチであり、慧輝にくっついては匂いの補充をしたり、トランクスを取ったりしようとする。

見た目大人しめキャラなのに、自分の体臭の匂いで興奮されちゃったら、無条件にDNAレベルで興奮してしまう自信だけはあります。

匂いは重要なセンサー(豆知識)

意外と『匂い』というのは、本能的に重要な意味があります。動物はまず匂いで危険かどうかを確認しますが、実は人間においても重要な意味を為すそうです。危険を測る意味はもちろん、男女の匂いの相性は、とても重要だそうです。

特に女性は、匂いで相手が自分に遺伝子レベルで相応しいかを嗅ぎ分けるそうです。例えば、夫婦喧嘩をした時に、女性は「あんたの顔なんか見たくない!」「近寄らないで!」と言ったりします。それは、旦那の匂いを嗅ぎたくないという理由もあるそうです。

そして一説には、女性は自分自身と子孫の免疫力や適応力を上げるため「白血球」の血液型の相性が、嗅覚を通して本能レベルでわかるそうです。『働く細胞』の白血球さんが相手だったら「雑菌がぁー!」と排除されるかもしれませんが(笑)

ただ、彩乃さんは、基本男子の匂いが好きだそうなんで、運命の相手が慧輝だと言得ないかも?

第6の変態
桐生瑞葉(CV 本渡楓)

幼い頃に両親を亡くし桐生家の養子になった慧輝の血の繋がっていない妹で、同じ学校に通っている。まさに妹オブ妹というようなキャラで、最近の作品には欠かせないような、兄を甘やかせるバブみな妹キャラ。基本的にお兄ちゃんラブで兄からも溺愛されている。潔癖症で家はいつも清潔、家事は何でも得意な理想の妹だが、その正体は自分の下着姿を撮りまくる露出狂で、ノーパン登校は日常茶飯事という立派な変態さんだったのだ。

最近は「バブみ」という言葉が生まれ、よく目にするようになりましたが、とかく男性にとってはどんどん息苦しくなっている世知辛い世の中において、女性の冷たい塩対応ではなく、全肯定されるバブみを求めたいですよね~(笑)
こんな、バブみ全開の妹がいたら、オギャる誘惑に負ける自信だけはあります。

あれ…気付いたら、変態女子に全敗してました…(笑)
そんな私はド変態ってことなんでしょうね(笑)

 

特別賞に輝いた要因

ハーレムを構成する女子キャラのパターン

この作品は、ハーレムを描いた者ではありますが、今やどの人気作品の中にも、主人公に複数の女性が思いを寄せるハーレム状態が目立ちます。

ハーレムものは、男の願望を描いたものですが、大体、キャラの住み分けができています。

巨乳、メガネ、ロリ、ツンデレ、妹、メンヘラ、ギャップ萌えと、大体はこの構成になるのではないでしょうか。

アニメでは、そこに声優さんの声も加わるので、観てる方はそりゃもう大変ですよね(笑)誰もが魅力的で、誰を選んでいいかわからない!誰も選べなーい!って、めちゃめちゃ幸せな状態ですよね…。

誰と結ばれるのか、ということは、恋愛ものでは一つの注目ではありますが、考えてみてください。一番面白い状態は、誰と結ばれるかわからない状態ではないでしょうか?ことハーレムものにおいて言うなれば、「誰でも選び放題」という状態こそが、最も面白く興奮するポイントなのです。

女性の読者の方には失望されるかもしれませんが(笑)、男って所詮そんなもんで、ゲスい生き物なんですよ。(すみません…^^;)

え?俺は違うって?

まぁ、男性全員がそういうわけではないかもしれませんが(^^;

いやいや、ハーレムものを観てる人は絶対そうですよ!口に出したら引かれるけど、心の奥底では、本当は望んでいるから観てしまうはずです!

そんな男性の理想の女性や、ハーレム願望を、女性を「変態」に仕立てることで、他のハーレムものとは違う魅力がありました。

相反する要素を兼ね備えた変態

そして、着目すべきは、ただの「変態」ではないということです。

それは、「相反する要素を兼ね備えた変態」だということです。

例えば、第1の変態・朱鷺原紗雪は、先輩という年上のキャラなのに、主人公のペットになりたいと言います。年上なのに下の立場になりたいという変態です。

第2の変態・古賀唯花は、後輩という年下なのに、主人公を奴隷にしたいと言います。年下なのに、上の立場になりたい変態です。

第4の変態・鳳小春は、年上なのに誰よりも見た目がロリっ子です。ロリコンな後輩の翔馬を好きになり、関係性を築いてから告白するという周到な手で迫ったストーカーです。

第5の変態・藤本彩乃は、生徒副会長というしっかりものでありながら、ドジっ子の夢見るメンヘラ少女です。そして、極度の匂いフェチの変態です。

妹の瑞葉は、妹ながら、今はやりのバブみで、ママのような妹で、兄の慧輝を甘やかします。そんな優等生の子が実は露出狂という衝撃!

このように、ただの変態ではなく、相反する要素を兼ね備えた変態だからこそ、より魅力が増すというものです。もしこれが、紗雪先輩がその巨乳を駆使して、主人公を奴隷にしたいというのは、至極順当です。後輩の唯花が、先輩である慧輝のペットになりたいというのも順当です。妹の瑞葉が、妹らしくワガママで兄を振り回すタイプだったら、順当なわけです。

わかりやすく言えば、「ギャップ萌え」というか、ギャップがあるからこそ魅力があると言えますが、そのギャップのベクトルが、相反していればいるほど魅力が増す、ということです。そもそも作品名からして「可愛いければ変態でも好きになってくれますか?」と、「可愛さ」「変態」という二面性を表したものでもありますね。

ほら、制服って、学生の時には価値がわかりませんが、卒業した後になって初めてその価値がわかるもんです。それに、大人になってから着てもらう制服がいいんですよねぇ… おっと、これ以上は危険因子としてマークされてしまう(笑)

この作品に限らず、相反する要素を併せ持つことは、他にはない価値や魅力を生み出すことになります。人間は、ポジティブもネガティブも兼ね備えた存在です。どんなに善なるものが良いとわかっていても、人の心の中には「悪の部分」も存在します。それは、人類史を見てもわかります。「正義」を立てれば「悪」も立ち、「悪」が立てば「正義」も立つ。物語というものは、そのようにできています。どちらか一方を取るのではなく、どちらも併せ持ってこそ、面白い物語ができるのです。

この作品は、日常系のハーレムものなので、戦いや成長というものはあまりないかもしれませんが、今までにないハーレム作品になったのではないかと思います。

ハーレムものが多い理由

それにしても、なぜこれほどハーレムものが多いのでしょうか。

元々、男性(オス)の特性として、自分の遺伝子をできる限り多く残したいという本能的欲求があるというのは生物学上分かっています。

しかし、それとは別の心理学的な角度から私、気付いてしまったんです。なぜハーレムものが求められるのか。

ハーレムものの多くは、結局誰ともくっつかずに終わる作品が多く、この作品も、結局誰とも結ばれることはありません。昨年のハーレムもので人気があった「五等分の花嫁」も、主人公に対し五つ子姉妹が出てきますが、アニメでは誰とも結ばれませんでした。原作は続いているので、最終的に誰かと結ばれるとは思いますが。

つまり、ハーレム状態とは、自由な選択ができる状態だと言えます。しかし、恋が実って結ばれると、相手が確定してしまい、恋愛においての自由は無くなります。

ラブコメハーレムものは、誰と結ばれるかまでが描かれるものがほとんどですが、結ばれた後のことは描かれることはあまりありません。それは、結ばれるまでが一番面白いからだし、選べる自由がある状態こそが、一番楽しい状態だからです。

ハーレムものを観る心理としては、現実では得られないような、魅力的で可愛い女の子を自由に選べるという願望を投影できるからです。

ハーレム状態を実現するには?

変態女子たちに全敗してしまった、ド変態の私ですが(笑)、そんな私は、仮にハーレムになっても、きっと維持することができません。なぜなら、誘惑に屈して、手を出してしまうからです(笑)。そうなると、ハーレム状態を崩してしまうことになるので、全敗してしまう私は、ハーレムを維持することはできません。

誰の誘惑にも屈せず、誰にも決めきれない優柔不断な慧輝だったからこそ、ハーレム状態を維持できたと言えます。優柔不断は、決して良く思われることではありません。しかし、優柔不断というマイナス要素が鍵になってハーレムという計り知れないプラスを生み出すのかもしれません。

最近は、異世界×ハーレムものが乱立していますが、変態×ハーレムという、新しくも、よりダイレクトに男の欲望をくすぐる、神アニメならぬ「女神アニメ」と言えるかもしれません(笑)

 

さらざんまい

安定の「ノイタミナ」枠で放送された、独特な世界観を描いた作品。深夜枠ではあるものの、ショタBLBL要素もあり、ファン層は女性や若年層だと思われる。

神アニメとまでは言えないまでも、描いているテーマは必目すべき所があり、その部分を買って、「特別賞」にノミネートしました。

簡単な作品紹介

中学生の主人公3人組が、浅草に祀られていたカッパ像を壊してしまったことから、ケッピというカッパの封印を解いてしまい、尻子玉を抜かれてカッパの姿になってしまう。元に戻るためには、人の欲望を食べるゾンビの尻子玉をとってくることが任務となる。

ゾンビを生み出しているのはカワウソ一族で、カッパ一族とカワウソ一族との戦争に巻き込まれた主人公たち、というような物語です。

正直、物語としては、神アニメには届かない内容だと言わざるを得ません。

なぜかショタBL展開に・・・

正直いって、ストーリーとしては、神アニメには届かない作品であると言わざるを得ません。というのも、兄弟愛や友情を描いているのはいいですが、弟の為に兄が女装したり、同性の友達に嫉妬したり、女装している友人にキスをしたり・・・

そして突然ミュージカルのように裸になってスケーティングしながら、「取り戻さなきゃ~いけな~いものがある~」と、カッパの姿で歌い出したり(笑)

最初はちょっと混乱です(笑)


その辺は女子ウケを狙ってのものなんでしょうけど・・・。なぜか途中から中学生のショタBL展開に進んでいったり、普通にBL展開があったり。ショタBLって、一体誰得なのか…。この辺は、さらざんまいを観ていた女性の意見を聞きたいと思いますので、ぜひコメントお待ちしています(笑)

尻子玉を抜くと死んでしまうという設定

尻子玉とは、欲望を溜め込む臓器で、お尻の中にあります。そして、人間もゾンビも、尻子玉(欲望)を抜かれると、死んでしまいます。

尻子玉

実際に尻子玉という臓器はありませんが、河童に尻子玉を抜かれると、死んだり腑抜けになってしまう、という言い伝えがあるそうです。

そういう言い伝えと、「欲望」というものを掛け合わせて描いた所に、この作品の魅力があると言えます。

つまり、「欲望」を抜かれると「死ぬ」ということです。

人間である以上、欲望が尽きることはありません。この作品を観て私が1番に感じたことは、BL…もありますが(笑)、仏教的な物語だということです。ぶっちゃけ、物語自体はそれほどでもないんですが、特にこの作品は「欲望」を描いた「設定」の面白さが、特別賞になった大きな要因です。

さらざんまいと仏教

仏教において「欲望」とは、己を惑わし、過ぎれば身を滅ぼすものと説かれています。ざっくりと言えば、仏教は、この世の苦しみから逃れることと、欲望を抑えることを目的とした宗教なのかもしれません。

一般的に仏教において「欲望」は、良いものというよりは、悪しきものされています。欲望を抑える為に、年越しには煩悩を鎮めるためのあの鐘ではなく、「除夜の鐘」を鳴らします。
もちろんそれだけではなく、煩悩や欲望を抑える為に、滝に打たれたり。禅を組んで肩をバチンッ!と叩かれたり、多くの教えが説かれているといっても過言ではないでしょう。

私はこの作品を観て一番感じたことは、そういった仏教的な考え方や教えの対をなす作品ではないかということです。

生きる上で、「欲望」が尽きることはありません。なぜなら、生きることと「欲望」は同義だからです。例えば、「睡眠欲・食欲・性欲」という三大欲求がありますが、そのどれかが欠けるだけでも、生きていくことはできないし、人類としても滅んでしまうでしょう。

三大欲求はもちろん、承認欲求や権力欲、独占欲などなど、人間には様々な欲求があります。そして、手に入らず、満たされないから苦しみます。逆に、手に入って満たされることで、幸せを感じたりします。

ただ、何事も過ぎたる欲は身を滅ぼすものだし、欲望に振り回されることは苦しみになるものです。

欲望そのものは悪いものではなく、使い方によって生きるエネルギーにもなります。マイナスの面を見れば、「欲望」は悪いものに映りますが、プラスの面を見れば、生きる活力やエネルギーになるのです。

さらざんまい的に言うならば、欲望を無くす(尻子玉を抜く)ということは、「死」も同然なのです。

お釈迦様が説いた原始仏教ではどう言われていたかはわかりませんが、この作品は、現代に伝わる既存の仏教の教えに対して疑問を投げかけたり、古い価値観を覆すような作品のように感じます。

まさに、神アニメならぬ、「仏アニメ」と言えるかもしれません(笑)

 

あとは、声優陣もかなり豪華で、それもアニメファン、声豚の皆さんにとっては、大きな価値になると思います。ただ、男性キャラの方が多いので、そういう部分も、女性ファンをターゲットにしているんでしょうね。

物語は、好みが分かれるかもしれませんが、設定に関しては、とても仏教的なことを描いていて、奥が深いと感じるところがあります。一度は観て損はないと思うので、ちょっと変わった作品を観たいという人は、チェックしてみてくださいね!

 

バビロン

大トリは、「自殺の是非」「善悪とは何か」を描いた、衝撃的な作品です。「特別賞」は、正直この作品の為に用意したものでもあります。

野崎まどさん原作のこの作品は、「禁断のアニメ化」「読む劇薬」と表記されるほどの衝撃と深い世界を描いているように思います。この作品で、野崎まどさんの作品に触れましたが、本質やウラヨミ好きな私にとっては、大好物な作品となりました(笑)

何と言っても、「曲世愛」という存在を生み出せることが、とてつもないことだと思っています。

曲世愛

なぜ虹見式アワードにノミネートしなかったかというと、2019年中に完結しなかったから、それだけです。2019年の10月期に始まったこの作品は、全12話中、超衝撃の第7話の放送後、第8話を再開するまで、1ヶ月以上空けるという、異例の作品でした。なので、充当に放送していれば、12月中に完結したでしょうし、間違いなく虹見式アワードにノミネートされていたはずです。

そして、予定では、最終話を迎える前にこの特別賞のコラムを配信しようと思っていたのですが、このコラムを書いている今、『バビロン』は最終回を迎えてしまいました(笑)。最終回までを観た上で、ちょい出しで中途半端に紹介したくはないと思い、本コラムにおいては、簡単な紹介に留まらせて頂きます。

近日中に、2020年最初に特集する作品として、配信したいと思っていますので、『バビロン』を観た方も、そうでない方も、衝撃に備えて楽しみにお待ち頂ければと思います。

 

 

以上。

「虹見式アワード2019!管理人特別賞」ということで、三作品を取り上げました。

惜しくも「神アニメ」認定とはなりませんでしたが、部分的には、神アニメを凌駕する魅力があったのではないかと思います。あくまで「虹見式」による独断と偏見による評価なので、人それぞれ感想は違うと思いますが、私には、このような魅力を感じるものでした。

私が抽出したエッセンスが、面白いと感じてもらえるなら何よりですし、今まで感じたことのなかったアニメの魅力を知ってもらえれば幸いです。

 

次回のコラムは、上記にあるように『バビロン』を特集してまいります。超衝撃的な作品なので、かなりディープでコアなコラムになるのではないかと思いますが、ここでしか読めないようなコラムを配信したいと思っておりますので、楽しみにお待ちくださいね!

 



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