アメトーーク!HUNTER×HUNTER芸人放送記念 第2弾 キルア奪還編〜天空闘技場編

アメトーーク!HUNTER×HUNTER芸人放送記念 第2弾 キルア奪還編〜天空闘技場編

 

5/24のアメトーーク!で、HUNTER×HUNTER芸人が放送されました!放送記念として、HUNTER×HUNTER特集をシリーズでお送りしていきます!

HUNTER×HUNTER特集第2弾は、キルア奪還編から、天空闘技場編までお送りしていきたいと思います。

いよいよプロのハンターになったゴンたち。

そしてついに、「念能力」が登場します!

HUNTER×HUNTERと言えば、「念能力」と言えるくらいの見所ですよね。

これからどんどん念能力の深い世界が始まりますが、まずは念の基礎と、天空闘技場でのバトルを紹介します。

前回の第一弾のコラムはコチラ↓

アメトーーク! HUNTER×HUNTER芸人放送記念! 第1弾

それでは、第2弾をお送りしていきます!

 

キルア奪還編

ハンター試験の最終試験で、兄イルミの存在によって心をかき乱され、レオリオの対戦者を殺したことで、失格になったキルア。
実家に帰ったと聞き、ゴンとクラピカ、レオリオの3人は、キルアを取り返しに行く。

暗殺者や賞金稼ぎ、ハンターに狙われる程有名な暗殺一家ゾルディック家。観光客が毎日来るほど有名な屋敷だが、その敷地は一山を囲うほどで、誰もゾルディック家の姿を見たものはいないという(見た者は、死ぬ的な意味で)。敷地内には、異常な大きさの狩猟犬ミケがおり、侵入者を喰らい尽くす。

そんな特殊な家庭にキルアは育ち、友達として会いにきたゴンを招くことはなかった。ゾルディック家に対して、普通のこととか、一般的なことは通じない。
その異常なまでの空間においてもゴンの諦めない真っ直ぐな瞳は、門番を味方にし、執事1人の協力を得て、執事の館に着く。キルアはシルバに外出を許され、ゴンたちと合流できるのだった。

ゴンの人間力 〜その2〜

ゴンは、最初からゴール(目的)を決めてしまい、無意識的にですが、必ずそうなるように世界を動かしているようにも思います。例えどんな邪魔があっても、好きなものは好き、嫌いなものは嫌いと言いながらも、仲間の協力や、敵をも味方につけて乗り越えてしまいます。

ある意味、世界に支配されているのではなく、世界を支配しているのかもしれません。それを「主人公補正」と言えなくもないですが、自分が主人公だと認識すれば、あなたにも「主人公補正」が起きるはず?です(笑)。

積み重ねて行く先にゴールがあるのではなくて、先にゴールを決めて、その道中に何が起こるかはわからなくても、ゴールを確定して、その信念が勝れば、必ず乗り越えられるということです。その道中を楽しめれば、それに勝るものはありません。

「道中を楽しめ!」

これは最高のハンターでゴンの父親でもあるジンの言葉ですが、道中を楽しむと書いて、

「道楽」

と読みますが、これは現在、私MAXとカミィさんの人生の指針として「道を楽しむ=道楽」人生を、生涯現役でやっていこうと密かに二人で画策中なのです(笑)

この話については、いずれまた詳しい話をしてみたいと思っています。^_^

 

さて、話がそれましたが… ゴンというのは、これも本人は無意識なのだと思いますが、仲間であっても、場合によっては平然と利用する事ができます。それは意図しないもので、利用するというより、勝手に協力させてしまう、というのが、ゴンの魅力の真髄なのでしょう。真性の「人たらし」と言えますね。

そして、ゴンはたとえ邪魔されても、そこで起きたことから学んだり、何を得たか、ということに目が行き、敵であっても感謝できてしまいます。逆にすんなりコトが進むことは、実はゴンにとっては何も面白くないのかもしれません。むしろどうせゴールするんだから、道中でトラブルがあった方が面白いはずです。心の奥底では、それを望んでいるのかもしれませんね。

そういう所が、ゴンの魅力であり、難関のゾルディック家からキルアを奪還できた理由なのでしょう。

ゾルディック家の皆さん

暗殺一家のゾルディック家は、後も色々関わりがあり、特徴もあるので、簡単に紹介したいと思います。

シルバ(父親・銀髪)
ゾルディック家現当主にして、キルアの父親。
モデルはエアロスミスのスティーヴン・タイラーと思われる。キルアと同じ銀髪で、変化系の能力者。とにかくめっちゃ強い。
キルアのことを信頼しているが、どこか裏がありそう。

ゼノ(じいちゃん・銀髪)
キルアには甘いおじいちゃん。
変化系の能力者でめちゃ強い。ヨークシンシティ編では、殺しの仕事として、シルバと組んでクロロと戦う。決して快楽殺人者ではなく、あくまで仕事として、殺しを生業にしている。
着ている服の前掛けに「一日一殺」や「生涯現役」などの四字熟語が書かれているのが特徴。

キキョウ(母親・黒髪?)
キルアを溺愛している。包帯を巻いており、目もザクのように真ん中で不気味に光っている。念を使えるとは思うが、使う描写はない。自分を平気で撃とうとするキルアの暗殺者としての成長を喜んでいる。キルアの自由行動には大反対。キルアと仲の良いシルバやゼノに嫉妬している。

イルミ(長男・黒髪)
ギタラクルという存在に変身して、ゴン達と一緒にハンター試験を受け、合格する。黒髪で、操作系の能力者。針を使って自分の顔を変えたり、相手を操作する。めちゃ強い。
キルアの教育係を務め、キルアの強さは買っている。ゾルディック家のエリートにするために、命を守ることを最優先に、キルアの頭に針を仕込んでいる。歪な過保護でキルアを守り育てている。ヒソカとも交流があり、ギブアンドテイクな関係である。

ミルキ(次男・黒髪)
丸々と太っていて、部屋にはフィギュアを飾っており、ヲタクで引きこもり。黒髪で、操作系の能力者。
蚊サイズの爆弾を作る技術があるが、ゼノからは、お前は馬鹿なのがたまにキズだと言われる。

キルア(三男・銀髪)
ゾルディック家きってのエリート。兄弟では唯一の銀髪。両親兄弟から、歪な愛情を受けて育つ。ゴンと出逢う前までは友達がおらず、孤独感を感じていた。

アルカ(四男・黒髪)
ゾルディック家でも一番謎な存在。見た目は女の子だが、公式発表によると男の子。
会長選挙編のキーパーソンの為、詳細はそちらで。

カルト(五男・黒髪)
おかっぱで和服を着ており、男か女かわからない容姿をしている。しかし男だ。
グリードアイランド編以降、幻影旅団でヒソカの抜け番であるNo.4として加入している。キメラアント編ではバトルも披露する。

マハ(曽祖父・ハゲ)
ひいじいちゃん。らんま1/2に出てくる八宝斎に似ている。アニメにはなぜか登場しない謎なキャラ(旧作には登場するが、新作にはなぜか登場しない)。原作でも、話すシーンも戦うシーンもなく、謎な存在。今後の展開で、謎が明かされるのか。

 

この家系は、大きく2つに分けられます。それは、銀髪と黒髪です。
この違いは、念能力に見られます。
銀髪は変化系、黒髪は操作系と言われていて、父シルバ、祖父ゼノは銀髪で変化系、兄イルミは操作系で、他は明確な記述はないですが、言動や能力から、ミルキもカルトも操作系っぽいです。

さらに、ゾルディック家は五人の兄弟だが、女の子であっても、男として扱うことで、アルカやカルトは四男、五男という可能性がある。

ゾルディック家の名前の秘密

これもよく知られた事ですが、ゾルディック家の子供達の名前は、しりとりになっています。

イルミ→ミルキ→キルア→アルカ→カルト

この中で、銀髪はキルアだけなのですが、だからこそ、シルバやゼノから期待をされ、シルバも、今は友達(ゴン)と出て行くことを認めてますが、「あいつは俺の子だ」という発言は、同じ銀髪だからわかることなのかもしれません。

おそらく、ゾルディック家当主は代々銀髪であると思われます。

 

天空競技場編

修行の地、天空闘技場へ

修行の場であり、お金を稼げる絶好の舞台となる、天空競技場。

ここでゴンとキルアの2人は、ゴンがヒソカにリベンジをするための腕磨きと賞金稼ぎをする。2人は連戦連勝し、あっという間に勝ち抜き、上階に進み、200階に到達。それだけで数億円を稼ぐ。

200階以上は、強者が集う場所で、念能力を身につけない限り勝つことはできない。ここで10勝すると、フロアマスターとして、大いなる栄誉が与えられる。(2人はそんなものに興味はない)

そこに、ハンター試験でも戦ったヒソカがいた。念を覚えていない2人は、ヒソカの念能力によって追い返される。
ゴンキルは、念を教える師範と知り合い、強制的に念を使えるようにしてもらう。すぐさま修行に入り、一千万人に1人と言わしめた2人はの才能は、念をみるみるうちに我がものとしていき、200階の登録期限ギリギリで、間に合うのだった。

そこで、新人狩りの三人組に狙われ、試合を組まされるのだが、ゴンは覚えたての念を試したくてすぐに試合をする。念の使い方や、今まで味わったことのない、生死ギリギリの攻防に、スリルを楽しむゴンは負けてしまうも、戦闘狂の一面をのぞかせる。

三人目と戦う頃には、2人とも念の使い方に慣れ、圧倒する。いよいよゴンはヒソカと戦う。

しかしながら、ハンター試験での借りは返すも、力の差は歴然。好勝負もあっという間にゴンの負け。

ゴンの潜在能力を認めているヒソカは、「今度は命がけの勝負をしよう」と立ち去る。

満足のいったゴンキルは、次の舞台に進むのだった。

 

念能力の登場

誰でも体を流れるオーラがあり、それをコントロールするのが「念能力」。

念能力を身につける方法は2つ。時間をかけてじっくりか、無理やり精孔を開いて目覚めさせるか。

ゴンキルは、時間がなかったため、後者で念を使えるようになった。

四体行

念を鍛える基礎
纏(てん)オーラが拡散しないように、体の周囲にとどめる
絶(ぜつ)精孔を閉じ、オーラが全く出ていない状態にする
練(れん)精孔を広げて、通常以上のオーラを出す
発(はつ)オーラを駆使して、「系統」の力を発揮する

これが念の基礎。この基礎を応用して使う技術が、

凝(ぎょう)オーラを一部に集中する。主に使われるのは、目にオーラを集中させ、目には見えない念をはっきりと見ることができる。

隠(いん)念を限りなく見えにくくする技術。

円(えん)纏と練の応用技。念を必要な範囲に広げ、高性能のレーダーの様にサーチングできる。その中に入ったものは、木の葉の数さえ把握できる。

周(しゅう)モノを使う際に、モノを念で覆うことで、強度を増し、効果を上げる。高度な技術の為、すぐ疲れる。

硬(こう)纏と練と凝の複合技で、オーラを一箇所に集める技術。硬で攻撃した場合、かなりの破壊力になる。攻防に使えるが、硬で覆われてない所を攻撃されると大ダメージを受けてしまう。

堅(けん)練の状態を維持した状態。主に防御態勢に使われるが、かねり防御力を高める。維持できるだけでも、相当な使い手と言える。

流(りゅう)攻防の際に、オーラを移動させる技術。この技術が高いほど、より効果を増した攻防ができる。上級者クラスにならないと使えない。

・・・などがある。

これらの技術は、ゴン達が修行し、成長して行く過程で描かれていきます。

ここで登場!「水見式」

「水見式」とは、念能力の性質を見極める方法で、このサイトの判断基準でもある「虹見式」のモデルにもなっています。

きっとHUNTER×HUNTERを見てる人なら一度はコップに水を入れ葉っぱを浮かべて試したことがあるのではないでしょうか?(笑)

この方法によって、どんな念が使えるかがわかる。

念には6種類あり、念の性質を表した六性図がコチラ。

この水見式を模してアニメの面白さを表す「虹見式」の六性図がコチラ↓

HUNTER×HUNTER愛故のオマージュです(笑)。念の六性図は当然よくできていますが、「虹見式」も中々よくできていませんか?(笑)

念とは、幅広く複雑で、少年マンガではお約束で欠かせない能力モノを、HUNTER×HUNTERでは「念能力」として描いています。

HUNTER×HUNTERの面白さの1つは、この「念能力」にあります。
六性図のバランスや、様々な能力、ネーミングが抜群に素晴らしいです。

キャラありきで能力をつけているのか、能力ありきでキャラができているのかわかりませんが(おそらく両者だろうと思われる)、そういったキャラ設定はお見事としか言えません。

ここに、冨樫が天才と言われる所以の秘密があると思っています。

また、冨樫本人も言っていますが、彼は「ジョジョの奇妙な冒険」の作者、荒木飛呂彦先生を尊敬していて、「ジョジョ」を読んだ時、「これは勝てない」と思ったそうです。
念能力のネーミングや、具現化系の能力や特殊な念能力なんかは、ジョジョに出てくる「スタンド」に近いものもあります。
そういう意味では、色んな影響を受けていたり、オマージュにしている部分はあると思います。

ヒソカのオーラ別性格診断

これはヒソカ独自の系統を見抜く方法で、血液型診断のように念能力の性質をわかりやすく診断することができる。

強化系:単純で一途
操作系:理屈屋・マイペース
変化系:気まぐれでうそつき
放出系:短気で大雑把
特質系:個人主義者、カリスマ性有り
具現化系:神経質、繊細

ゴンやキルアは、ヒソカの話を聞いて、納得していますが、考えられる念能力のバリエーションを考えると、辻褄もあっているように感じます。

実際に水見式はできないかもしれませんが、このヒソカ式の診断なら、あなたがどの系統かがわかるかもしれませんね!(笑)

念能力の例

強化系

ジャジャン拳
じゃんけんが得意なゴンが見出した必殺技。
グー:強化系を使ったパンチ
チー:変化系を使い変化させた剣
パー:放出系を使ったエネルギー波

超破壊拳(ビッグバンインパクト)
幻影旅団のウボォーギンの能力。
ただの念を込めたパンチ(硬)だが、強化系を極めたからこその威力がある。

変化系

バンジーガム、ドッキリテクスチャー
ヒソカの能力。
バンジーガムは、ガムとゴム両方の性質を持つ念能力。汎用性が高い。ヒソカの意思で、伸ばしたり引っ付けたりすることができる。
ドッキリテクスチャーは、見た目と手触りを変化させることができる。

放出系

俺の両手は機関銃(ダブルマシンガン)
幻影旅団のフランクリンの能力。
指先から放たれる念弾。指先を切断したことで、更に威力を増し、人を撃ち抜くのは容易いほどの威力を持つ。

操作系

携帯する他人の運命(ブラックボイス)
幻影旅団のシャルナークの能力。
アンテナを刺すことで、刺した相手の行動や言動を、携帯で操作することができる。

具現化系

神の左手悪魔の右手(ギャラリーフェイク)
幻影旅団のコルトピの能力。
左手で触ったものを、右手に再現することができる。しかし、再現したものは1日で消えてしまう。生命体は生きたままでは再現できない。

特質系

盗賊の極意(スキルハンター)
幻影旅団の団長クロロの能力。
他人の念能力を盗む、まさに盗賊らしい能力。盗むまでにはいくつかの条件があり、それをクリアすると本に能力が記され、そのページを開くと能力を使える。盗んだ相手が死ぬと、能力も消え、使えなくなる。

などなど、一例として、各性質別の念能力を紹介しました。幻影旅団は、皆強力な能力者で必殺技を持っているので、わかりやすく取り上げました。念能力を羅列するだけでも、一コラムできそうですね(笑)

念能力の難しさ

念能力は、あくまで自分の系統に合ったものでないと、威力を最大限に発揮することができません。
六性図にあるように、隣り合う系統の念は覚えやすく、効果も高いですが、離れた系統ほど、極めることはできなくなります。

そんな一例があります。

ヒソカVSカストロ

能力:分身(ダブル)

具現化系と操作系を合わせた能力で、念によって自分の分身を作り出す能力。

天空闘技場で、最上階フロアマスターをかけて、ヒソカと戦った「カストロ」という選手が使った能力です。
元々カストロは強化系の系統で、「虎咬拳」という強化系の技を使う選手でした。
カストロは一度ヒソカに負けており、リベンジの為に生み出したのが、能力です。
再戦は、序盤こそヒソカの両腕を千切り、追い詰めましたが、ピンチでも微動だにせず、意に介さないヒソカは、カストロの念の秘密を解き明かし、精神的に揺さ振り追い詰めることで、一気に逆転してカストロは死に、負けました。

ヒソカ曰く、

「メモリ(容量)のムダ使い♡」

カストロは強化系でありながら、具現化系と操作系という、強化系にとっては相性の悪い2つの系統の能力を使いました。
ただ、ヒソカをここまで追い詰める程の能力なので、強いのは間違いなく、それはヒソカも認めていました。

相性が悪いのにも関わらず、ここまでの能力を生み出したのは、カストロの才能と努力の賜物でしょう。しかし、相性が悪いとはいえ、それだけの能力を生み出してしまったことで、それに頼ってしまったのが、カストロの敗因でした。それ故の「メモリのムダ使い♡」だったのでしょう。

ヒソカの腕を千切るだけの「虎咬拳」をもっと極めたり、強化系で別の能力や、変化系、放出系と合わせた能力であれば、あるいはヒソカを倒せたかもしれません。
相性が悪いが高性能のダブルを生み出してしまった以上、それを頼らざるを得なくなってしまい、弱点を見抜かれたことで、精神が揺さ振られました。それに対してヒソカ、片腕を失い、両腕を失っても、何1つ心が乱れることはありませんでした。

念での対決は、言わば「心の戦い」です。念能力そのものの強さよりも、念を使う精神力こそ重要で、応用力のある念能力が望ましいと思います。

だからこそ、ヒソカは強く、ヒソカは自分が最強だと認識しているのでしょう。
その絶対の自信こそ、ピンチに陥っても心乱れず(そもそもピンチとも思っていない)、カストロの弱点を見破り、さらには精神的に追い詰めることができた。

カストロは、ピンチになり心を揺さぶられ、恐怖心を抱いてしまった。そうなっては、正常な判断や、能力を最大限発揮することはできません。

それこそがカストロの敗因であり、カストロを倒したヒソカのジョーカー性です。

念能力の勝負に限らず、恐怖を感じたり、気が動転してしまうと、それは負けを意味します。ヒソカに限らず、ジョーカーの強さは、「負け」を意識しないということです。というより、本質的な負けがないとも言えます。絶対の自信を持つことも大事です。ただ、それだけでは、カストロもダブルという能力に絶対の自信を持っていたにも関わらず、秘密をあばかれ、恐怖心を抱き、ヒソカのペースに巻き込まれました。どう見てもヒソカの方がピンチだったにも関わらず、ヒソカは、腕が無くなること大したことではなく、腕が無いなら無い状態で、どうヒソカらしく勝つかを考え実行できました。絶対の自信に加え、その強さこそ、ジョーカーであり、カストロに足りなかったものなのでしょう。

出来すぎた念能力は、一発屋芸人?

面白いものですが、能力は凄くても、相性が悪ければ、最大限生かすことはできません。
言ってみればカストロは、他にも凄い能力がありながら、思いもよらぬネタでブレークしてしまった、一発屋芸人みたいなものですね(笑)
売れたはいいものの、後々そのネタ(芸)に縛られたり、苦しめられる事もあります。
よく芸人の間では、リズムネタに手を出すのは危険だと言われていますが、ある意味カストロのダブルは、芸人で言うリズムネタのような、手を出してはいけない禁断の果実だったのかもしれません。(笑)

何が言いたいかというと、どんな念能力にするかも大事ですが、その念がなくなったらどうしようもない、その能力なしには何もできない、という状態ではいけないということです。

念で言うからわかりにくいですが、例えば仕事に置き換えて言えば、ずっと仕事しかせず生きてきて、その仕事がなくなったり、できなくなったら、何にもできることがないかもしれません。仕事はしないといけないですが、自分の人生よりも仕事を優先するのではなく、人生を優先して仕事をしたほうが、後々に絶対有益な人生になるはずです。

もっと言えば、念や仕事に頼らなくてもいい状態でいられれば、まさに自由です。その上で、念や仕事を使ってより自由に生きられれば、何者にも支配されないジョーカーです。

ヒソカVSカストロは、ただのバトルではなく、念能力の複雑さや難しさ、奥深さを垣間見る最初の念バトルと言えます。

もう何度も観てはいますが、改めて見返したら、こんなに深いんだなと気付かされる仕掛けが散りばめられていました。

 

HUNTER×HUNTER 第2弾まとめ

実は、第2弾はヨークシンシティ編までお送りする予定でした。念能力が登場し、念についてはもちろんですが、ヒソカVSカストロ戦が、思ったより発見のある戦いだったので、詳しく取り上げてしまいました。
今までは感じなかったことが、このサイトを始め、ジョーカー研究を始めてから改めて観てみると、様々な発見が多かったので、じっくり取り上げました。

以前から冨樫は神だと思っていましたが、冨樫の世界観の深みをより実感するようになりました。

休載が多く、ハードルも上がりまくりなので、賛否両論はありますが、私MAXは断然冨樫を応援します!

第3弾以降も、HUNTER×HUNTERの魅力、そして、神・冨樫の魅力をお伝えしていきますので、お楽しみに〜!

HUNTER×HUNTERの新たな扉が開けんことを・・・

 



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