はたらく細胞  運んで治して戦って…体の仕組みを知って、もっと自分を愛そう!

はたらく細胞   運んで治して戦って…  体の仕組みを知って自分を愛そう!

 

【神アニメランキング虹見式】今回は「はたらく細胞」です!

今年の夏期、TOKYO MX系で放送されたアニメ作品で、月刊シリウスで連載中の話題作です。他にも、『はたらく細菌』(なかよし)『はたらかない細胞』(月刊シリウス)『はたらく細胞BLACK』(モーニング)などなど、スピンオフも連載しています。

まぁなんといっても、今までありそうでなかった切り口でのカラダの細胞の描き方で、普通では専門用語も多様されて一見取っ付きにくい身体の仕組みを、登場する細胞達が擬人化されることにより、その働きがイメージできてわかりやすく、ほっこり笑いながら身体について学べる作品になっています。

 

はたらく細胞を虹見式で採点すると・・・

虹見式・六性図    
①キャラクターの魅力 12
②ストーリー 14
③声 優 14
④主題歌 / BGM 13
⑤キャラデザイン / 作画 13
⑥感動度 22
合 計 87

という高得点になりました!

キャラというのは様々な細胞や細菌の事を言いますが、キャラデザと合わせて、表現が見事です!(笑)擬人化しているので、同じ細胞でも色んなキャラがいて楽しめます。

声優陣がとても豪華で、赤血球役の花澤香菜さんを始め、人気声優のオンパレードになっており、声優ファンも必見です!

・赤血球 花澤香菜
・白血球(好中球) 前野智昭
・キラーT細胞 小野大輔
・マクロファージ 井上喜久子
・血小板 長縄まりあ
・ヘルパーT細胞 櫻井孝宏
・制御性T細胞 早見沙織
・好塩基球 杉田智和
・後輩赤血球 石川由依
・細菌 福島 潤
・がん細胞 石田彰
・未熟胸腺細胞2 小松未可子
・胸腺細胞上皮教官 小山力也
・単球 井上喜久子
・ナレーション 能登麻美子

こんなに豪華でイイんでしょうか?っていうくらいの顔ぶれですよ~!

アニソンも、OPはキャラ声優が担当して、EDは話題のユニット「ClariS」が担当しており、世界観を引き立てています。

大きな感動はないかもしれませんが、子供の大人も楽しめるほっこりストーリーになっていて、こんなにも色んな細胞達が自分の体の中ではたらいてくれているんだなと思うと、ちょいちょい涙ぐんでしまいますよ!^_^

 

37兆2千億もある細胞

人の体は、37兆2千億もの細胞でできています。肉体を組織する細胞から、様々な役割を持った細胞があり、はたらく細胞的に紹介していきます。

 

赤血球

体の至る所にある細胞に、酸素や栄養を送り、不要になった二酸化炭素を運ぶ役割を持つ。人間の血液型(A.B.O.AB)は、この赤血球の型で決まります。彼らがはたらく体は、何型かは不明ですが(笑)

この作品でもメインで描かれて、花澤香菜さんが声優を担当している。
怪我や病気などで侵入した細菌に狙われることが多く、花澤香菜さん演じる赤血球は、おっちょこちょいで、ミスばかり。だからこそ、そこで物語も起きてきます。彼女がいなければ、この作品はイマイチ盛り上がらないでしょう。

血小板ちゃん

怪我した時などに大活躍する細胞。この作品では、小さい子供達で、とにかく可愛い!!実際、赤血球などに比べて小さいということもありますが、血小板ちゃんたちの健気なはたらきにより、私たちの怪我は治っています。怪我が治るのは、血小板ちゃんたちのおかげなんですね。私達の体の中にこんなに可愛い血小板ちゃん達がいるなんて、なんて幸せなことでしょう!

白血球系細胞

好中球

体を健康に保つ為の免疫細胞。全身真っ白で、カラダ全体を見守る武闘派警備隊。基本は冷静沈着だが、体内に侵入した細菌にいち早く対応し、抹殺する。敵を見ると口が悪くなり、「この細菌野郎!」「ぶっ殺してやるぅ!!」と言いながら、細菌をぶっ殺す。白い体でありながら、彼らの体は細菌の返り血で真っ赤に染まっている(笑)。主な武器はナイフで、近距離戦闘型。

彼らのおかげで、私たちの体は健康に保たれているのです。

物語には出てきませんが、「白血病」とは、この白血球が増殖しているしまう病気のこと。 白血球が増えたらなんで死に至る病気なんだろうと思っていましたが、この作品を観て納得しました。
赤血球がピンチの時にしょっちゅう助けに来るのだが、赤血球とは、不思議な縁があるのだった。

マクロファージ(白血球の一部。単球でもある)

侵入した細菌やウイルスを退治すると同時に、抗原を特定し、樹状細胞に伝達する。キャラデザは女性で、おしとやかでスタイル抜群の巨乳だが、その見た目や雰囲気とは裏腹に相当強く、好中球でも太刀打ちできない相手でもボコボコにしてしまう。武闘派集団のキラーT細胞も一目置いている。その強さ故か、問題が発生した現場への到着は若干遅い。血管中ではホワイトシスターのような見た目だが、血管からでると「単球」として、防護服を着た形状に変形する。

好酸球

白血球の一種で、数は少ない。通常の白血球よりは圧倒的に弱いが、寄生虫に対しては他の誰よりも力を発揮し、寄生虫専門の白血球とも言える。
キャラクターとしては、ツンデレで、褒められるのに弱い。

好塩基球

まだ詳しいことがわかっていない、白血球の一種。白血球全体の1%程しかなく、作中では詳しいことがわかっていないことから、中二病のような、予言めいた発言をする、意味不明な存在。ごくたまにしか登場しないのに、「銀魂」の銀さんなどでお馴染みの杉田智和さんが演じていて、不気味さに拍車をかけている。なんて贅沢な!

樹状細胞

管制塔の役割を持ち、白血球やマクロファージから受けた抗原情報を元に、ヘルパーT細胞などの免疫細胞に情報を伝達する。さらに、ナイーブT細胞がキラーT細胞、ヘルパーT細胞への成長を活性化させる役割もある。時には見守り、時には励まして、立派なT細胞になるよう、データも記録している。

リンパ系

ヘルパーT細胞

体の至るところで危機を察知し、対応する細胞を派遣する指示を出す、司令官のような細胞。黒幕をやらせたら右に出るものはいない櫻井孝宏さんが声優を担当していますが、彼がいなければ、細菌に体を乗っ取られてしまうかもしれません。
お茶好きな怠け者キャラで、キラーT細胞とは切磋琢磨してきた仲だが、優秀な彼は、ヘルパーT細胞として支援する。

キラーT細胞

リンパ管にいる超武闘派細胞。白血球でも手に負えないような細菌が現れたら、応援に駆けつける。軍隊のように強く、体の健康を守るために、日夜鍛えている。そして、白血球だけでは対処しきれないウイルス・細菌が現れた場合に出動する。かなり強く、ガンなどにも対処する細胞で、作中では「自衛隊」のような役割で描かれている。

ナイーブT細胞

キラーT細胞になる前の未熟なT細胞。いずれ軍隊のようになる武闘派とは思えないほど弱く、その名の通り泣き虫。しかし、敵を倒せたり、樹状細胞の支えにより覚醒すると、キラーT細胞として、細菌をゴリゴリに倒せるほどに変容する。

NK細胞

主にガン細胞や強力な細菌を対象にした免疫細胞。相当強く、がん細胞を倒すには、NK細胞の力なくしては太刀打ちできない。本体の人間が笑うと活性化される。
作中では、なぜかキラー細胞とは相性が悪く、いがみ合っている。

マスト細胞(肥満細胞)

過剰に作られたIgeなどに反応し、ヒスタミンなどを排出させ、調和させる。
言わば、体を正常化させるバランサーのような存在。

B細胞

いち早く抗体を作り出し、抗原をぶっ放して対処する細胞。対象のウイルスや細菌を一網打尽にする。インフルエンザ編で大活躍したが、花粉症編では災厄をもたらした。(笑)

 

細胞達にとって、人間の体は「世界」そのもの

私達の体の中には、肉眼では見えないほど小さな細胞が活躍しています。それほど小さい大きさなので、私達の体は細胞たちにとっては「世界」そのものです。事実、毛細血管の長さは、地球2周半もの長さになります。そんな長い血管を通ってあらゆる所を旅しますが、細胞達は、日夜休みなく働いてくれています。そのおかげで私達は元気でいられる訳ですが、その裏で、細胞たちの活躍を忘れてはいけません。言い換えれば、細胞たちに私達の体という世界を供給しているのです。細胞達にとってみたら、私達は神そのものだと言えます。

細胞は、それぞれの役割を忠実にこなし、時に色んな体の異変に巻き込まれていく様は、この世界に生きる私達のようにも見えます。健気で働き者の細胞たちは、よっぽど私達人間よりも立派かもしれません。ということは、そんな細胞たちが働いている私達の体だって、十分立派なのではないでしょうか?

この作品を観ると、健気な細胞たちの働きや思いを知って、自分の体をもっと大事にしたいと思うはずです!

はたらく細胞エピソード

すり傷

誰もが経験したことのある「すり傷」も、細胞達にとっては、町が崩壊する程の影響があります。細胞にとっては、体外は未知の世界なので、突然現れた大穴に吸い込まれ、出血することで体外に出てしまう細胞も沢山います。そして、外部から侵入してきた細菌も多く、ブドウ球菌、緑膿菌、などがいますが、そんな細菌達を、白血球(好中球)を中心に、免疫細胞が退治してくれているのです。もし白血球がいなかったら、私達の体は免疫力低下により、簡単に病気になり、死んでしまうことでしょう。
日夜、体内をパトロールし、細菌やウイルスを退治してくれている白血球には、感謝しかありませんね!

インフルエンザ

これからの時期に大流行するインフルエンザですが、作中でもインフルエンザウイルスが登場します。
作中では、B型インフルエンザが登場し、感染した細胞達がどんどん増殖してしまう。白血球やキラーT細胞が活躍し、ウイルスを撃退して増殖を防いでいる間に、B細胞が免疫を作り、一気に沈静化させる。

インフルエンザになると、高熱になって、ダルかったり頭痛がしますが、それは細胞達が一生懸命働いている証拠なんですね。細菌は熱に弱いので、細胞が活性化するということは、体は熱が出たりダルくなるということです。これは免疫系の通常の働きでもあり、適度に熱を出すことによって、体も健康でいられるのですね。

ナイーブ細胞の覚醒

ストーリーでは、インフルエンザ対策で活躍するキラーT細胞になる前の、ナイーブ細胞が、その怖さから逃げ出して泣き崩れてしまうものの、樹状細胞の応援により、エフェクターは細胞として覚醒します。

個人的に、作中で一番爆笑したシーンなので、まだ観たことがない方はお見逃しなく!!

インフルエンザの変化

作中では、B型に感染しますが、世界的に流行するのはA型です。そのA型は、実は体内で突然変異によって生まれ、それから一気に感染していきます。感染力はA型の方が高く、ウイルスも変化していくので、毎年予防接種が必要なんですね。

つまり、インフルエンザが流行りだす最初は、B型感染が多い、ということですね。人や鳥、豚などを介して、一気に感染していくわけです。

そもそも「インフルエンザ」の名前の意味は、「感染する」という意味で、感染力の高さが由来となっています。

MAX推しの乃木坂46の曲でも「インフルエンサー」という曲がありますが、「影響力」という意味もあります。

これからの季節、インフルエンザには気をつけましょうね!

食中毒

特に夏に多い「食中毒」ですが、腸炎ビブリオや寄生虫などにより引き起こされます。胃液では溶かしきれなかったり、免疫低下により溶解力が低下してしまうことで、吐き気や体調不良を引き起こします。
腸炎ビブリオは、白血球で対処できますが、寄生虫ともなると、太刀打ちできず、白血球の一種でもある好酸球が活躍します。作中に登場した寄生虫は「アニサキス」という種類で、魚介類などを生で食べると侵入する可能性がある。

アニサキスは、胃壁や腸壁を食い破ることがある危険な寄生虫です。

好酸球の活躍

治るきっかけは、白血球の中でも数が少なく、他の細菌には相手にもならない程弱い細胞ですが、寄生虫相手なら、誰よりも力を発揮する好酸球は、たった一つでも、ズバ抜けた能力があれば、その点においてはヒーローになれるということを教えてくれます。

何の魅力がないように見えても、わかる人にはわかる。然るべき場所なら力を発揮できる、というものです。

花粉症

それはまるで、隕石が降ってくるかの如く飛来してきた花粉は、体内に災厄をもたらします。目や鼻等から花侵入してきた花粉は、過度なくしゃみや鼻水をもたらします。
記憶細胞の資料によると、それは未曾有の災害をもたらすと言われている。

花粉症の人は、毎年春になると症状が出ると思いますが、体にも免疫はできてはいるので、対処は早いのですが、ヘルパーT細胞も、「年々増えてない?」と異常は感じている。

正常な働きをするからこそ異常事態になる!?

厄介なことに、花粉症は、細胞が正常なはたらきをするからこそ、異常をきたしてしまいます。

B細胞が、免疫のIgeを使用することで、中和させる為に、マスト細胞がヒスタミンを分泌させます。しかし、花粉の数の多さから、Igeは大量に使用することになり、ヒスタミンも増量することになります。その様は、細胞にとっては大洪水が引き起こされたような状態になります。

そこで、薬などを適用すると、「ステロイド」が、症状を抑えにやってきますが、効果が切れるまで、細胞の種類関係なく、暴れて破壊しまくります!^^;

これはある意味、薬の怖さも描いているように思います。薬を飲むということは、外部から助っ人を呼び、細菌を殺すと同時に、必要な細胞にも影響を及ぼし、細胞の正常なはたらきを弱めてしまうことにもなりかねません。

むやみやたらに薬を飲むのは、危険なことかもしれないですね。

がん細胞

現在死因の第1位となる「ガン」ですが、この作品でも二話に渡って描かれました。

「ガン」と一言で言っても、どういうものかっていうのは意外とはっきりはわかりにくいですよね。

人の形を作る組織細胞は、日々作られて、古い細胞と入れ替わっています。赤血球や白血球も、脊髄の中で発芽球や骨髄球として生まれ、成長すると赤血球や白血球としてはたらくようになります。

※発芽球と骨髄球

このように、細胞は日々作られていくのですが、細胞が突然変異を起こし異常に増殖してしまう状態が「ガン」なのです。

では、異常増殖するとどうなるかというと、体に必要な酸素や栄養分を「ガン細胞」に取られてしまうのです。そうなると、体は健康を維持できず、酸素や栄養が行き渡らない細胞は死滅してしまい、内臓も機能できなくなり、死に至るわけです。

がん細胞も可哀想

作中では、「ガン細胞」は、悲哀に満ちた存在として描かれます。「ガン細胞」自体は、一細胞として生み出されただけですが、機能の異常により、異常に増殖してしまう特徴を持っていただけです。悪気もなく、ただそういう役割として生み出されてしまった。

ということは、組織細胞を生みだす機能、環境である人間の方に問題があるのです。

詳しくは言えませんが、特に現代は様々な要因(食物、環境、○害等)も重なって、言うなれば、私達のカラダ自体が「クソ親」の状態になってしまっているんですね。^^;「ガン細胞」自体は悪気はない。でも、そのように生み出されてしまったから、他の細胞と同じように、その機能に基づいて「はたらく」だけなんですよね。

「罪を憎んで人を憎まず」ならぬ、細胞にとっては「人を憎んでガン細胞を憎まず」と言えるかもしれませんね。

とは言え、「ガン細胞」を野放しにしていては、さらに増殖、栄養を食い尽くされ、栄養と居場所を求めて転移してしまいます。これが「ガン」のメカニズムではありますが、そのままでは本体である人間が死んでしまうので、白血球を始め、キラーT細胞やNK細胞などの免疫系特殊部隊が活躍するのです。

ちなみに、このがん細胞は、一般細胞に紛れていたのですが、この回よりも前にちょい役で出演しています。知ってましたか?知らない方は、前の回をチェック!

 

熱中症

今年の夏は観測史上最も暑い夏となりましたが、熱中症になった人も多かったのではないでしょうか?
熱中症になってしまうと、体内ではどうなってしまうのでしょうか?

外気温が暑いので、当然体温も上昇します。体内も暑いのですが、体温を下げる為にも、赤血球などの細胞体は、いつも以上に血管をぐるぐる回り、体温を下げようとするのです。しかし、熱中症にもなると、それだけではどうにもならず、目眩や脱水症状などの異変をきたします。

体の水分が足りず、細胞たちはてんてこ舞いです。そんな状態で、熱に強い細菌などが侵入してくると、大変なことになります。細胞も暑さで動きが鈍くなり、細菌を駆除できなかったり、野放しにしてしまいます。

作中では、「セレウス菌」という、熱に強い細菌が侵入してきて、白血球が対処しきれなかったのですが、熱中症になった人間が、病院に行って点滴注射されたことで、どんどん回復していきます。

そして、熱中症になると、太い血管のある首や脇を冷やすことが多いのですが、細胞たちは訳はわからず、「おーい、脇や首が涼しいぞぉ〜!」何て言って、リゾート気分を味わっているようです(^ ^)

本体である私達が気持ち良かったり心地いいと、細胞も喜ぶんですね~!

細胞達のためにも、たまには体にいいことをしてあげたいですね!

出血性ショック

本編の最終話に当たるエピソードなんですが、人間が事故か何かで脳を損傷してしまいます。突然の出来事に、細胞達は慌てふためきます。経験したことのない未曾有の出来事に、何が起きたかわからず、指示に従うしかありません。

大量出血の為、血中の赤血球も白血球も少なくなってしまい、おそらく病院で止血されたことにより、損傷箇所からは殆どの細胞がいなくなってしまいます。

一度、細胞達は一箇所に集められ、とにかく組織細胞に酸素を供給するように赤血球ははたらきます。しかし、組織細胞に対して圧倒的に数が足りず、徐々に酸素が行き渡らなくなっていき、頑張る赤血球も、疲れていきます。

組織に酸素が行き渡らない為、体温はどんどん低下し、体内では雪が降るような寒さになってしまい、細胞の活動は低下していき、そのままいけば死に至ります。

体内の1/3の血液が失われれば、出血死してしまうと言いますが、とても危険な状態になってしまいます。

先輩になった赤血球

このエピソードでは、メインの赤血球に後輩ができて、仕事を教えるのですが、この後輩がとても優秀なのです。なにせ先輩はドジっ子ですぐ道を間違えるので、教えることは何もないように思いますが、出血性ショックにより、パニックになる他の細胞や後輩ちゃんに対し、先輩は、

「慌てていてもしょうがない。とにかく自分たちにできることをやるよ!」

と、酸素を運ぶ。

しかし、体はどんどん衰弱していき、赤血球の数も足りず、後輩は諦めようとしてしまいます。先輩は、雪が降る中一人でも酸素を運ぼうとするが、ついに力尽きてしまう。

その時!会ったこともない、言葉遣いも訛っている赤血球達が突如として現れる!いつのまにか雪もなくなり、周りは温かくなっていた。

そう、「輸血」です。

「輸血」により、体内には赤血球が増大し、体中に酸素を送ることができ、細胞達の世界の崩壊は免れるのでした。

この作品では外の世界は描かれませんが、おそらく手術を受けて、輸血されたことで一命を取り留め、細胞達も新たな仲間達と一緒にはたらくことになったんですね。

 

はたらく細胞に期待したいこと

現在、新作エピソードの公開が発表されていますが、個人的にですが、今後描いて欲しいエピソードを提案します。(笑)

 

血液型別エピソード

血液型診断ではないですが、血液型によって、細胞の働き方は違うのか。もちろん、違ったら命が成り立たないので、大きな違いはないでしょうけど、ちょっとした違いとか描くと、面白いんじゃないかなと思います。輸血でも、言葉の訛りが違ったので、そんな面白さもあるかもしれないですね。(輸血された血液は、東北の方なのかもしれませんが)

投薬エピソード

作中でも、注射や輸血など、治療の影響が見受けられるシーンはありましたが、細胞たちのはたらきによって健康を維持したり、ウイルス雑菌を排除してどのように健康になるかは描かれていますが、日常的に摂取する投薬によって、どのような変化が現れるかというシーンも見てみたいです。そうすることで、薬を飲むことによって効いている実感がより湧くような気がします。薬は「プラシーボ効果」があるとも言われますが、その効果を高めてくれるようになるかもしれません!

臓器移植エピソード

臓器移植をすると、性格や食の好みが変わったりするといいます。移植により、どんな変化が起こるのか。まぁ、これも大きな変化はないのかもしれませんね。ただ、医学的に何かしらのメカニズムによる変化を描いても、一本描けるんじゃないかなと思います。

白血病エピソード

血液のガンと言われる白血病ですが、ガン細胞のエピソードはありましたが、白血病はまた意味合いが変わってくるので、描かれたら面白いのではないかと思います。何より、白血球達が増殖した状態を見てみたい、というのがあります。描かれるのは白血球が細胞たちを虐殺するような、残酷なエピソードかもしれないですけど(^^;;

ペースメーカーや人工臓器を使用したエピソード

作中でも、色んな臓器が登場し、私たちが認識しているような描かれ方はしておらず、機械的だったりするので、あまり変わり映えはしないかもしれませんが、人工物が人体にどのような影響を及ぼすのか。最近話題の「マイクロチップ」が埋め込まれたら、細胞たちにとってはどうなるのか。訳も分からず慌てふためく赤血球と、冷静に状況を説明する白血球とのやりとりも見てみたいです(笑)

はたらく細菌など、スピンオフ作品のアニメ化

「はたらく細胞」のスピンオフとも言える作品ですが、敵対する「細菌」もあれば、共生する細菌もあります。また、世の中には病気になりやすい人となりにくい人がいますが、本体である人間の性格によってなりやすい病気の傾向があるのではないでしょうか。無数に細菌がありながら、感染する人としない人は何が違うのか?どのような意図で体内に侵入するのか。どのような人に細菌は侵入するのかなど、傾向と対策になるようなストーリーになれば、面白いんじゃないかなと思います。

 

奇跡の動画TikTokが!!

若者の中で大人気の「Tik Tok」ですが、出演キャストによる動画が公開されました!私自身は「Tik Tok」をしていませんが、赤血球の花澤香菜さん、白血球の前野智昭さん、血小板の長縄まりあさんの3人が、それぞれのキャラをコスプレしているのですが、これがもう可愛いのなんの、目でも耳でも癒され、観ているだけでニヤニヤしてしまいます(笑)

遊び心のある、そしてアニメとリアルのハイブリッドが素晴らしい!「Youtube」にその動画が投稿されているので、ぜひご覧ください♪

 

はたらく細胞 まとめ

このように、軽い怪我から重病、生死の境まで描いた「はたらく細胞」ですが、もちろん、怪我や病気はこれだけではありません。血液型によって、性格の違いがあるかもしれないし、ペースメーカーを使用している場合や、人工臓器を使用している場合、あとは最近話題になっている、体内にマイクロチップを入れたり等、様々なケースもあります。

少なくとも、私達の身の回りでおきていることが、体内の細胞にとってどのような影響があり、細胞達の活躍によって、元気で健康にいられるということを改めて感じられる作品です。

教育の現場でも使えそうな内容だとも思いますが、アニメならではのエンターテインメント性によって、真面目なことを面白く、わかりやすく描いているのは、やはりアニメだからこそであり、「アニメ」という魅力そのものの価値を高める作品だと言えます。

 



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