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2018年 あけましておめでとうございます!
2017年9月から始まった、この「神アニメランキング虹見式」ですが、新旧のアニメ作品をいくつも取り上げてまいりました。
当然まだまだコラムとしては取り上げていない作品の方が多いですが、あくまで私MAXが「神アニメ」に認定した作品のみを紹介しております。
今回は新春スペシャルといたしまして、昨年2017年に放送されたアニメの中でも、オススメしたい作品であり、神アニメに認定した作品を、誠に勝手ながらランキングで紹介させていただきます!
では、トップ5発表~!
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第1位 いぬやしき
2017年秋アニメで、「安定のノイタミナ」枠で放送された奥浩哉先生原作の人気アニメ。
コラムでも、取り上げておりますので、詳しくはコチラから↓
コラムでは、8話辺りまでで、これから佳境に入るという所での紹介でしたが、ラストまで見事に駆け抜けました。
最近に多い、人気作のだらだらとした引き伸ばしがなく、奥浩哉作品では「GANTZ」が代表作品ですが、「GANTZ」と比べても、比較的シンプルで、回収されていない伏線もなく、今までにない新しいストーリー展開で物語を完結させてくれました。
犬屋敷壱郎というおじいちゃんが主人公という斬新な設定ではあるものの、それがここまでの感動を生むのかという、見事なストーリー展開です。
犬屋敷壱郎と獅子神皓という年齢も容姿も生き方も性格も全く真逆の2人の対比によって、人間の持つ美しさや醜さ、切なさや儚さ、格好悪いからこそ格好良く見えるキャラの描き方は、鬼才奥浩哉先生ならではの世界観でしょうし、ワンクールという短めの話数でも、一切無駄のない見事な作りになっています。
1人の人間として、1人の男として、1人の父親として、1人のヒーローとして、哀愁を漂わせながら、無様に格好悪く生きていても、たった一つのきっかけで、全てが変わってしまいます。
これは、犬屋敷さんがカッコ悪かったからこそ、ギャップも生まれるし、カッコ良さが際立ちます。男はカッコ良くありたいと思う生き物ですが、カッコ悪さも、カッコ良さを際立たせる大事な要素なんだなと実感しました。
犬屋敷さんみたいに、堂々とカッコ悪く、堂々とカッコ良く生きて生きたいものです。
オープニング主題歌で、神アニソンランキング3位に入った、MAN WITH A MISSONの「MY HERO」も、いぬやしきの魅力を増した要素の一つでしょう。
そして、今年は同作品が実写映画でも公開されます!
木梨ノリさんと佐藤健くんによって、この作品がどのように描かれるのか。
通常、実写映画は高確率でコケるのが定番ですが(笑)、この作品は実写映画も盛り上がると予想しています!
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第2位 サクラダリセット
春アニメとして四月から2クールに渡り放送されました。
よくある能力ものだと思いきや、単純な能力を使って戦うストーリーではなく、能力を使って目の前の悲しみを無くしていく、優しい物語。と同時に、中学生から高校生になり、大人になっていく物語でもあり、特にヒロインの春埼美空が成長していく姿は、大きな見所の一つと言えます。
何より、能力の使い方や、複雑な絡み合い方が、簡単には読めないストーリー展開を生み出し、神回と言える回では、「うぉぉぉー!」と唸ってしまいました(笑)
ここまで高度なシナリオのアニメはそうそうありません。人気声優の花澤香菜さんや、悠木碧さん、石川界人さん、櫻井孝宏さんなどなど、じっくりと美声を味わえるのも魅力の一つと言えます。
第1期OPの「リセット」も、OPに相応しい、これからサクラダリセットが始まる感がハンパなく、おそらく神アニソンランキング11位のはずです(笑)
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第3位 Re:CREATORS(レクリエイターズ)
春アニメとして2クール放送され、コラムでも取り上げた人気作品です。
詳しい紹介はコチラから↓
最近流行りの「異世界召喚モノ」の逆を行く、アニメやゲームなどの二次元のキャラクターが、「承認力」によって、この世界に現れ(現界化)、世界を滅ぼす意思をもった軍服の少女「アルタイル」と、それを阻止する主人公たちの陣営による言わば戦争の物語。
この世界に生きる私たちも、二次元キャラクターにとっては、自分を作った創造主であり、神のような存在です。しかし、キャラクターの方が当然強く、能力もあり、キャラクターの恨みを買い殺された創造主(作者)もいますが、被造物なのに、創造主よりも強いという矛盾を感じますが、もしかしたらこの物語のように、私たちを作った創造主がいたとして、私たちの方が神よりも優れている存在の可能性だってあります。
ただ、神よりも優れていても、2次元キャラクターには、決められた設定を抜け出すことはできません。しかし、創造主である3次元の人間である神は、その運命を授けることができる、という意味で、2次元のキャラよりも上位の存在であり、それが「神」だということです。私たちが「神」と仰ぎ見る存在も、あながち絶対の万能な存在ではないのかもしれませんね。
この作品は、間違いなく日本でしか作られないであろう作品です。一神教などのキリスト教的な価値観を持つ欧米では不可能でしょうし、むしろタブーです。しかし、本当の所は、こういうものなのかもしれません。大事なのは、一神教やキリスト教的な価値観が正しい、とか、レクリエイターズのような価値観が正しいとか、そこに拘ったり、偏るのではなく、柔軟に受け取ることこそが大事なのではないかと思います。
そういう意味でも、僕は日本人として生まれたことをとても嬉しく思っています。
OPは、レクリエイターズの世界観を表現した曲調で、第2期EDは、神アニソンランキングでも10位に滑り込んだ、三月のパンタシアが歌う「ルビコン」など、アニソンのクオリティも高く、2017年を代表する神アニメなのは間違いありません。
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第4位 3月のライオン 1st SEASON
今話題の将棋をテーマにしたアニメで、主人公は奇しくも藤井颯太四段(現在)と同じ、中学生でプロ棋士になった桐山君。複雑な家庭環境に育ち、友達もおらず、学校でもいつも一人ぼっち。本人曰く、孤独のプロ(笑)
将棋には、こんな言葉があるそうです。
「将棋の世界に、仲間はいらない」
結局、自分以外はみんな敵ですからね。もちろん、勉強会とか、派閥とかはあっても、本当の意味では「仲間」ではないのかもしれません。
そんな孤独のプロの桐山君だからこそ、将棋に没頭することができたのでしょうが、そもそも桐山君にとっての将棋とは生きる理由そのものだったり、生きている証明なのです。
将棋をすることでしか、必要とされず、認められず生きてきた中で、出会ったのが川本三姉妹だった。三姉妹は、プロ棋士の桐山君ではなく、一人の少年として付き合い、向き合ってくれる存在なのです。むしろ、桐山君がプロ棋士であることを知らないくらいです。
人間、ありのままの自分を受け入れてもらったり、愛されたいものです。
格好いいからとか、お金があるからとか、そういうことではなく。そのように自分を見てくれる相手が、桐山君にとっては川本三姉妹で、ストーリーにも可愛らしさや癒しをもたらしてくれる重要なキャラです。
BUMP OF CHICKENやYUKI、そして、今やアニソンアーティストとしてNo. 1とも言える活躍をしている米津玄師など、錚々たるメンバーか主題歌を担当し、クオリティの高いアニソンになっています。
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第5位 進撃の巨人 SEASON2nd
大人気作品の第2期が1クールだけですが、放送されました。
原作は別冊少年マガジンに掲載中で、もう佳境に入ってきています。
もはや社会現象といってもいいくらいの作品ですが、第1期から約4年程空いてしまい、視聴率などは振るわなかったようです。
しかし、原作もかなり盛り上がってきて、原作で明かされた事実を、アニメに先取りしたり、原作を補完するシーンあったりして、満足度としては個人的にかなり高いものになっていると思います。
期間が空いてしまった反省からか、第3期は今年に放送するということで、原作の勢いを生かし、アニメ第3期に入っていきそうです。
進撃の巨人は、かなり原作に忠実に描いていて、オリジナルテイストやカットしているところもあまりないです。唯一にして最大の違いは、作画がキレイだということ(笑)。
諌山先生は、本人も認めるほど、絵が上手いとは言えず、それが原因で、少年ジャンプに持ち込んでも弾かれてしまったそうですが、逆説的に、少年ジャンプに掲載されていたら、編集の力によって、違った展開やインフレを起こしていたり、作者の描きたいものをどれだけ反映できていたかわからないところもあります。
「全てはなるようになる」と言いますが、進撃の巨人も、結果的に一番いい状態で世に出たのではないかと思っております。
練りこまれた伏線、ひた隠しにされてきた秘密が明かされ、これからもっと面白くなっていきます。
どのように展開していき、どのように完結していくのか。とにかく原作もアニメも続きが楽しみです。
番外編 終物語(おわりものがたり)
化物語のシリーズ最新作で、題名の「終物語」というだけあり、ひとまずの終わりを迎えた今作品。
化物語を初めから見ていないと、おそらく見ていた人はいないでしょうが、まごうことなき神アニメシリーズなので、取り上げないわけにはいきません(笑)
また、終わったと思いきや、今年には続・終物語の放送が決定し、またファンを魅了してくれるはずです!
化物語のコラムはコチラから↓
化物語シリーズは、制作のプロの方々と、西尾維新という天才による遊びによって出来上がったものだと思います。真面目に作ってたら、こんなぶっ飛んだ作品ができるとは思えません(笑)。もちろんいい意味でですよ?
この作品や、第3位のレクリエイターズに出てくる築城院真鑑ちゃんといったキャラを通じて、私MAXと共同管理人のカミィさんの今年のスローガンとして、
「プロとして遊び、遊びのプロとして、道中を楽しんで行こう!」
このスローガンをテーマにして、今年は昨年以上に、自由に、あらゆることを道中楽しんで行こうと思っています。
プロの道楽家として、本物の道楽家になっていきます!(笑)
以上、こういった結果となりました!!
最後の最後で「いぬやしき」が持っていきましたね。続編が決まっている進撃の巨人や、続編があるかもしれない「サクラダリセット」や「レクリエイターズ」、既に第2期が放送中の「3月のライオン」など、神アニメに相応しいラインナップなのではないかと思います。
見てない作品がある方には、見て損はないオススメの神アニメです。
ぜひチェックして見てくださいね!
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